黒革の手帖 ~拐帯行~ [黒革の手帖]
「どれだけ時代が変わっても、ひとが金で動く――。それだけは変わらない」
「いい思いをしたいのなら、わたしの下にいることです・・・上に行こうとせず」
「世の中って、不公平ですよね。上澄みにいる人間はひと握りで、下で泥をすすってる人間は、どう あがいても はい上がれないようにできてるんだから」
「いまは わたしたち、少なくとも お金からは自由よ。生まれて初めて手にした自由なのよ。死ぬのは いつだってできる。一生懸命 生きてきた結果がこれなら、それはそれで しょうがない。死ぬなら、もう少し頑張ってからにして」
テレビ朝日/2021年1月7日放送
【脚本】浅野妙子/【原作】松本清張
黒革の手帖・第7話 [黒革の手帖]
「乱暴はやめてください。もと同じ銀行で、どっちが真面目に働くふりをするか競い合ってた上司と部下じゃないですか」
「法律とか、正義とか、道徳とか、そんなものは なんの役にも立たない。この街はな、別のエンジンで動いているの」
テレビ朝日/2017年8月7日放送
【脚本】羽原大介/【原作】松本清張
黒革の手帖・第6話 [黒革の手帖]
「銀行を辞めて銀座に店を開いたとき、きみは大空に羽ばたいたと思ったかもしれない。(中略) だけど、きみが思っていた大空は、小さな鳥かごの中だ」
「鳥かごの中で飛んでる分には自由だ。少々、イキがっても構わない。だけど、鳥かごの中の輪を乱したり、鳥かごの外に飛び出そうとしたら、飼い主に必ず捕まる」
テレビ朝日/2017年8月24日放送
【脚本】羽原大介/【原作】松本清張
黒革の手帖・第4話 [黒革の手帖]
「お金というのは生き物なの。自分を大事にしてくれるひとのところには集まってくる。反対に、粗末に扱うひとのところからは出てってしまう。だから、お金をいただいたときには、大事に大事に可愛がってやると、一旦は離れても、必ず戻ってくる」
テレビ朝日/2017年8月10日放送
【脚本】羽原大介/【原作】松本清張
注) 実際の台詞は 「お金というのは生き物なの。だから、自分を大事にしてくれるひとのところには集まってくる。でも、その反対に、粗末に扱うひとは外へ出てってしまう」 でしたが、当方の判断で上記のように変更しました。