38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた結果日記・第４話 [38歳バツイチ独身女がマッチングアプリを]
「（マッチングアプリもいいけど）とりあえず、傷つかないでよ。10年結婚できたてたってことは、（あなたは）性根から遊べるタイプじゃないんだから」
「新しい職場にも慣れてないし、田舎は本当にひとがいなくて “出会い” ないし、勇気 出してお見合いパーティ、行ったりもしてたのよ、この数カ月。でも、会場には男が３人しか来てないとかさ。で、そのあいだにも、元婚約者にセックス要員で呼ばれては、ほいほい やりにきて、その度に（自分が）大事にされてないの とことん実感して・・・。婚約までしたひとから そういう扱いって、自己肯定感、爆下がるのよ。メンタルやばいから、男友達に相談 乗ってもらおうって、むかしの友達に会ってみたりさ。そしたら、その友達にホテルに連れ込まれそうになって・・・。もう友達までそうだと、ああ、もう あたしって、ホントそういう存在なんだなあ、みたいなさ。で、もう どんどん肯定感 下がるし、とにかく（あたし）元婚約者 引きずり芸人だから、同じ自衛官、意地でも探しちゃって・・・ネットで知り合った自衛官と会ったり。でも結局、既婚者と、ヤバいひとにしか会えなくて、もうホント限界」
「わかってるんだ。あせって婚活したって、いい出会いなんか ないんだよね。でも、あせらずにいたら、それこそ本当に終わるじゃない。これで40にでも なってみてよ。そりゃあ、途方もなく ひどい男はいるかもだけど、あたし、ある程度 いい男も知ってきちゃったし、誰でもいいってわけでもないんだよね。（あんたと女ふたりで生きていく？） 貯金もない女ふたりが、どうやって老後 暮らすのよ。このままじゃ、ケア付きマンションにも入れない。なにより、残りの人生、本当に味方も家族もなく、生きて行ける？ あたし、そんな決断、いま できないよ、無理して結婚しなくてもって、みんな言うけど、そう言っといて、みんな自分はしてんじゃん。結局、みんな、寂しいのが怖いんじゃん」
テレビ東京／2020年12月9日深夜放送
【脚本】舘そらみ／【原作】松本千秋
38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた結果日記・第３話 [38歳バツイチ独身女がマッチングアプリを]
「『（エッチ）しない？』『やだ』って30回は（押し問答）して、『したくなったら言って』という名の前戯は６時間。一度やったら もう戻れないけど、（これじゃあ）やらなくても、どうせ もう戻れない」
「きのう、わたし、するつもりじゃなかったひとと（セックス）しちゃったんですよね。なんか、そういうことをしないことで特別とか、幻想 抱いてて・・・。手を出されないことで、大切にされてるとか思っちゃってて・・・。だから なんか、自分で勝手に傷ついちゃってて・・・」
テレビ東京／2020年12月2日深夜放送
【脚本】舘そらみ／【原作】松本千秋
