クロステイル ~探偵教室~・第6話 [クロステイル]
「ミスを犯して最悪の事態になるのは、あなたたちじゃない。依頼者よ。あなたたちのせいで、彼女が命を落とすことだって充分にある。それがストーカー調査です」
フジテレビ/2022年5月14日放送
【脚本】吉田真侑子/【原作】八津弘幸
クロステイル ~探偵教室~・第4話 [クロステイル]
「行方調査は、ただ居場所を見つければいいってものじゃない。たとえ見つけても、強引に連れ戻せば、そのひとは またいなくなってしまう。だからこそ、捜すのは失踪者の体じゃない。心を見つけてあげるの」
フジテレビ/2022年4月23日放送
【脚本】八津弘幸/【原作】八津弘幸
クロステイル ~探偵教室~・第3話 [クロステイル]
「真実かどうかなんて 関係ない。ひとは自分に都合のいいことだけを信じるんですから」
「わたしの嫌いなものは、一つ 他人に頭を下げること。二つ 『探偵なんか』と言われること。今日は一木病院からのクレームで、そのふたつを同時に味わわされた。冷静に話せる自信はないけど、まだ続ける?」
フジテレビ/2022年4月23日放送
【脚本】吉田真侑子/【原作】八津弘幸
※ 3段目は2名による連続した台詞をつなげたものです
クロステイル ~探偵教室~・第2話 [クロステイル]
「盗聴・盗撮調査において、依頼者がいちばん望むことは、発信器を見つけて、取り外すことじゃない。誰が そんなことをしたかを突き止めて、再犯を防止し、安心すること。だから、発信機器を見つけても、相手にそのことを悟られないように、あえて そのままにし、周囲を警戒して受信者を突き止める――。それが、依頼者にとって最良の結果よ。得意げになって
機材を取り外した あなたたちは、依頼者のことを なにも考えていない証拠。探偵失格」
「あたしが これまでに受けた1000件以上の盗聴・盗撮調査において、実際に発信器が発見されたのは何件だと思う? 2件よ。依頼者のほとんどが、思い過ごし、思い込みなの。盗聴・盗撮調査において いちばん難しいのは、発信器を見つけることなんかじゃない。強い強迫観念を抱いた依頼者に、なにもないことを、いかに納得させるかよ」
フジテレビ/2022年4月16日放送
【脚本】八津弘幸/【原作】八津弘幸
クロステイル ~探偵教室~・第1話 [クロステイル]
「駅前のホームセンターにペット売り場、あるでしょ? そこの猫が、昨日とうとう大特価の3万3000円になってたんだ。最初は40万円もするマンチカンだったのに、大特価って・・・。プライド、ズタズタだよ。どんどん大きくなって、目つきも悪くなって、そりゃ、やさぐれるよ。このままじゃ、ますます売れなくなる。ああ、どうしよう――って考え出したら、寝れなくて」
「探偵は難事件を解決する正義のヒーローとでも思ってんじゃねえだろうな。現実の探偵の仕事は、浮気調査が95パーセントだ。ひとの弱みや、秘密を暴くのが仕事なんだよ。恨まれることなど、当たり前。それが探偵だ。いいひとになりたいなら、探偵など やめろ」
「密室やアリバイだけが謎じゃない。浮気調査でも、行方調査でも、謎のない依頼なんて ひとつもない」
「ひとは 心の中に、必ず ひとつやふたつ、秘密を抱えてるものよ。その謎を解き明かして、依頼者にとって いちばん いい答えを導き出すこと。警察が事件を解決するなら、探偵は依頼者の悩みを解決する――」
フジテレビ/2022年4月9日放送
【脚本】八津弘幸/【原作】八津弘幸