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ナンシー関のいた17年 [プレミアムドラマ]

「いまのタモリを “よしとする” は、 “やっぱりさあ、タモリって面白いよな” というものとは、つながっていない。みんなが見ているけれども、誰も見つめてはいないという、ある意味、テレビタレントのひとつの到達点に至ったと言っていいかもしれない」



「松田聖子は “ファンでした” という世間の意識によって存在している。現在も新曲を出したりしているわけだが、それすら “ファンでした” という気分を、いい状態に保つためのオプションでしかない。思い出の反芻は目減りのしにくい娯楽だ」



「私は顔面至上主義を謳う。見えるものしか見ない。しかし、目を皿のようにして見る。そして見破る。それが顔面至上主義なのだ」



「森繁久彌は映画界の重鎮だ。森繁を見ていて思ったのだが、重鎮らしい所作というのは、ボケ老人の動きと共通する点が多い。他人の言うことを聞かない。質問されても、そういちいちいは答えない。でも、急に思ったことを口に出して言う。ゆっくりとしか動かない」



「善意のみでも、悪意は発生する」


NHK BSプレミアム/2014年12月14日放送
【脚本】
戸田幸宏
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