アライブ がん専門医のカルテ・第9話 [アライブ]
「あたしたち がん患者って、あきらめていくことが多いんだよね。仕事、恋愛、結婚、出産・・・。だからこそ、失ったものにしがみつくより、闘病しながらでも得られる幸せがあるって、あのフリーペーパーでは伝えたいって思ってる。なのに、いざ自分がそうなったら、あきらめられない」
「男の趣味が違うほうが、(女の)友情は続くのよ」
「出会いって、面白いわね。人生、変えちゃうんだから」
フジテレビ/2020年3月5日放送
【脚本】倉光泰子
アライブ がん専門医のカルテ・第8話 [アライブ]
「希望を奪われるって、キツイんですよ。苦しんで死ぬことは簡単に想像できるのに、普通の大学生活でさえ想像できない・・・」
「笑顔になれないときだってある。泣いても、叫んでも、怒ってもいいんだよ。でもね、忘れないでね。きみの笑顔は、ひとを幸せにする力がある、魔法みたいに」
「お化粧は ただ顔をきれいに見せるために するんじゃない。人生を輝かせるためにするの」
フジテレビ/2020年2月27日放送
【脚本】倉光泰子
アライブ がん専門医のカルテ・第4話 [アライブ]
「グリーフケアとは、大切なひとを亡くした方が、立ち直ることができるようにサポートする取り組みのことです。大事なことは、一方的に励ますのではなく、悲しみに寄り添うことです。もちろん、専門の先生を頼ることも大事です。でも、それができるのは、やはり家族や友人だと、わたしは思います」
「大切なひとを亡くした日常を受け入れるためには、どんなことが必要なのでしょうか。大事なポイントが3つあるんです。その1、悲しみを肯定する。悲しむことは自然な感情だと教えてあげてください。特に男性は悲しんでいる姿をひとに見せたがりませんから、状況が悪化しやすいんです。その2、悲しみを表現させる。悲しみをうまく表現できないひとには、特に重要です。亡くなった方について話をしたり、思い出の品を手元に置いて、感情を吐き出させてあげてください。悲しむ行為は、立ち直るための大切なプロセスです。では最後、その3、儀式をおこなう。葬儀やお別れの会は死を受け入れる きっかけになります。ひとは むかしから そうやって親しいひとの死を乗り越えてきました」
「医師だから、母親だからと、自分にそう言い聞かせて、(きみは)悲しみに耐えようとしてるんじゃないのかな。医者も、母もひと。そんなには強くないんじゃないかなあ。独りで立ち直ろうとしなくたっていいんだよ。だって、先生には悲しみを共有できる家族がいるもん。誰にも、悲しみを取りのぞくことなんて、そもそも できやしない。でも、家族となら一緒に悲しむことができる」
フジテレビ/2020年1月30日放送
【脚本】神田優
アライブ がん専門医のカルテ・第3話 [アライブ]
「最期の時間は、患者のためだけの時間じゃないんだよ。残される家族にとっても、死を受け入れる大事な時間でもあるんだ」
「呪いの書よ。夫は専業主婦の仕事を簡単だと思ってるのよ。だから、あたしがしてきた仕事をきっちり わからせてやろうと思って書いてやってんの。(中略) あたしの守ってきた家を、(死んだあと)夫に汚されたくないだけよ」
フジテレビ/2020年1月23日放送
【脚本】倉光泰子
アライブ がん専門医のカルテ・第2話 [アライブ]
「わたしは最善を祈り、最悪に備えているだけだよ」
「夢とか希望とかあれば、前に踏み出せるんですかね。わたし、そういうのないから、自分の背中を押すものがないんです」
「もし(乳房全摘手術の)傷が恋の弊害になるんだったら、そんなひとは佐倉さんの運命の相手じゃないから」
フジテレビ/2020年1月16日放送
【脚本】倉光泰子
アライブ がん専門医のカルテ・第1話 [アライブ]
「三つの『あ』って、ご存知ですか。みなさんに お話しするんですが、がんの治療は『あせらない』『あわてない』『あきらめない』――。この三つが大切なんです」
「治る、治らない、じゃないんです。患者さんの人生に寄り添うのが、わたしたち腫瘍内科医の仕事です」
フジテレビ/2020年1月9日放送
【脚本】倉光泰子