祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録・第10話（最終回） [祈りのカルテ]
「医学とは、なにを目的にした学問だと思いますか？ わたしは、長く、より良い生涯を送れるようにするための学問だと思っています。人生は有限です。その間、どれだけ充実した時間を送り、未練なく最期のときを迎えるか。その手伝いこそが医学の本質だと、わたしは考えています｡」
日本テレビ／2022年12月17日放送
【脚本】根本ノンジ／【原作】知念実希人
祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録・第７話 [祈りのカルテ]
「ここ（救命救急科）は ありとあらゆる患者さんが来るからね。コツは迷わず脊髄反射で治療すること」
「病院は苦しむひとが来る場所だから、医者である限り、患者さんから強い敵意を向けられることは避けられない。だから、いまのうちに防御法を身につけておかないと。（中略） まずは、患者さんが発する怒りのエネルギーをガードで耐え抜く。言われても 言われても ひたすら黙って耐えていると、そのうち隙が生まれる。その瞬間を狙って、真摯に伝えれば心を開いてくれる」
日本テレビ／2022年11月19日放送
【脚本】根本ノンジ／【原作】知念実希人
祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録・第６話 [祈りのカルテ]
「ヒツジ飼いの少年が 注目を浴びたくて『オオカミが出たぞ』って言うやつ。あれ、わたし 全然 納得いってないの。もし誰かが最後まで少年の言うことを信じてたら、結末 変わってたでしょ。ヒツジは無事だし、少年は村を救った勇者になっていたかもしれない。ひとりぐらい いなかったかなあ・・・最後まで信じてあげたひと」
日本テレビ／2022年11月12日放送
【脚本】根本ノンジ／【原作】知念実希人
祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録・第４話 [祈りのカルテ]
「腎臓はね、ドナーの数が圧倒的に少ない。沙智ちゃんは17歳だっけ。ちなみに、二十歳を超えると移植優先がなくなり、平均待機期間が15年になる」
「工藤香織さんは、様々な科で原因が分からず、うちに来た。ぼくらが あきらめたら、彼女は どこに行けばいい？ 総合診療科の仕事はね、なにがあっても決して あきらめないことだ」
「ふたりとも よくやった。きみらは名探偵の素質あるよ。だが、ぼくのワトソンには失格だな。ホームズより目立ちすぎる。主役を食う脇役は いらない」
日本テレビ／2022年10月29日放送
【脚本】根本ノンジ／【原作】知念実希人
祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録・第３話 [祈りのカルテ]
「男の医者って、女の看護師と だいたい くっつくでしょ。でも、男の看護師って、女の医者を絶対 選ばない。なぜなら・・・怖いから」
日本テレビ／2022年10月22日放送
【脚本】根本ノンジ／【原作】知念実希人
祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録・第２話 [祈りのカルテ]
「手術っていうのは、患者の体にダメージを与える行為だ。そんなことは しないほうがいい。ただ、それだと救えない命がある。外科は最後の砦だ。きみも そのつもりでやってくれ」
「オレたちが患者さんに なにかを強制することはできない。医者ができるのは、最も適していると考えられる治療を提示することだけだ。オレたちは、そんなに偉くない」
「たしかに病院で亡くなるひとは（毎年）100万人いるけど、元気になって退院していくひとは その何十倍もいるよ。今度からは、そっち数えたら？」
「（患者のプライバシーに踏み込まず、治療のことだけを考えるというのは）オレのやり方だ。これだけが正解じゃない。時間がかかってもいい、自分に向いている科で、自分のやり方を見つけろ」
日本テレビ／2022年10月15日放送
【脚本】根本ノンジ／【原作】知念実希人
祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録・第１話 [祈りのカルテ]
「（胃洗浄はしなくて）いい。ホントに死ぬつもりだったら、飲んでる（睡眠薬の）数が足りなすぎる。むしろ、胃洗浄で誤嚥を起こすリスクが高くなる」
「きみ、他人の表情とか雰囲気の変化に異常に敏感でしょ。それって、患者さんの話を聞きながら感情の変化を読み取る精神科の診察には役立つ。（中略） （だけど）もし、きみが精神科に来たら、５年以内に診察を受ける側に回るだろうね。精神科医は少し離れた距離から、客観的に感情を見ないといけない。じゃないと、患者の悩みが自分に襲いかかってきて、そして、いつか壊れる」
「研修医のしくじり情報と、医者の不倫情報は、秒で広まる」
日本テレビ／2022年10月8日放送
【脚本】根本ノンジ／【原作】知念実希人
