競争の番人・第10話 [競争の番人]
競争の番人・第9話 [競争の番人]
「弱い者に戦う資格はありません。弱い者ほど、出まかせを言い、強がりを並べ立てる。でもね、結局 なにもできないんです。いや、なにもできないどころか、むしろ害になる。きみは知らないだろう。それが、どんな悲劇を生むのか」
フジテレビ/2022年9月5日放送
【脚本】神田優/【原作】新川帆立
競争の番人・第8話 [競争の番人]
競争の番人・第6話 [競争の番人]
「あなたは いま ここで生き残っても、いずれ終わりますよ。競争のない世界は必ず滅びる」
「やって失敗したら、どうすんですか」
「なにもしないことのほうが失敗よ」
フジテレビ/2022年8月15日放送
【脚本】丑尾健太郎/【原作】新川帆立
競争の番人・第5話 [競争の番人]
「いまは まだ (下請け会社の)社長のみなさんは、従業員を守ってるようだけど、そのうち(大企業のムリな発注に)耐えきれなくなって、イジメのしわ寄せは彼らに行くことになるんだ・・・給料とか、労働時間とかね。不正って、上から下に どんどん広がってくから」
「価格、開発のスピード、様々な無茶な要望――。そういう下請け会社の犠牲の上に完成した製品には、真っ当な会社の製品は太刀打ちできない。となると、真っ当だった会社もアレス電機と同じようなことをするかもしれない。そして、また不正が広がってくんだ。いま オレたち(公正取引委員会)が止めないとダメでしょ。犯罪者を捕まえることに関しては、警察や検察には太刀打ちできない。でも、オレたちが相手にしてるのは、そういうのじゃない。目に見えなくて、もっと大きなものなんだ」
フジテレビ/2022年8月8日放送
【脚本】神田優/【原作】新川帆立
競争の番人・第2話 [競争の番人]
「いくら努力しても、戦いの場にすら立てずに負けていく――。それって、ツラすぎるでしょ。だから、守らなきゃいけないんです、自由で公正な戦いの場を。それができるの、オレたち(公正取引委員会)だけなんで」
「恩義だとか言って、自分をごまかしてるだけなんじゃないですか。巨人に脅えて、踏まれないように遠慮しながら暮らしている――。この街にいるのは、そんなひとたちばっかりですね。(中略) 踏みつけてくる相手に対して怒れなくなったら、それで終わりですよ」
「戦いって、どちらかが必ず負ける。負けたほうは傷を負う。強いひとが勝って、弱いひとが負ける――。そんな世の中でいいんですか」
「ズルしたひとが勝つ世の中よりは いいでしょう」
「あなた、自分が強いとでも思ってますか。(中略) 雲海に しがみついて、自分が大きくなったと勘違いしてるだけだ。自分の力で戦ってもいない あなたに、花屋のみなさんを とやかく言う資格はない」
フジテレビ/2022年7月18日放送
【脚本】神田優、丑尾健太郎、穴吹一朗/【原作】新川帆立
競争の番人・第1話 [競争の番人]
「(公正取引委員会の立入検査を拒否した場合は)1年以下の懲役、または300万円以下の罰金でしょう? どうぞどうぞ、罰則を科してもらって結構。わたしを刑務所に ぶち込みますか。できないでしょう。この罰則は、発動されたことがない。立入検査を拒否されたら、それは単に公取の責任となる。その尻拭いのために、検察さまが動いてくれるはずがない。違いますか? 逮捕できるなら、どうぞ」
「優越的地位の濫用って、ご存知ですか? 立場の弱い人間を虐げて、一方的に不利益を与えることです。そのようなズルをするひとたちを見過ごすことはできません。徹底的に糾弾します。それが、われわれ 公正取引委員会です」
フジテレビ/2022年7月11日放送
【脚本】丑尾健太郎、神田優、穴吹一朗/【原作】新川帆立