王様戦隊キングオージャー・第28話 [キングオージャー]
「人間みたいな うじゃうじゃした お粒 どもは、ひねりつぶしたところで、必ず こぼれる。そいつが、また うじゃうじゃ増えて、キリがない。だから、勝手に戦わせて、自滅させるんだ」
「希望があらば、人はゆるむ。傲慢な王であれば、なおのこと」
テレビ朝日/2023年9月10日放送
【脚本】高野水登
王様戦隊キングオージャー・第27話 [キングオージャー]
「この星も、みんなオレ様が滅ぼしたんだ。(中略) 種族と種族を憎み合わせれば、勝手に滅んじゃうんだよ」
「ここがオレ様の部屋。で、宇宙ね。(中略) この部屋にはさ、星と命が多すぎる。整理したいんだ。でも、片づけは つまらん。だから、楽しむことにした。命と命を戦わせて、星を滅ぼす遊びを発明したんだ。面白いよー。ちょこちょこ 命を動かして、あとは見てるだけで宇宙がきれいになってくんだから」
「オレ様は宇蟲王ダグデド・ドゥジャルダン。星は お手玉、命は駒。宇宙を遊び、万物を弄ぶ。畏れ、敬い、ひれ伏して、従い、崇め、奉れ」
「破滅か服従――道がふたつに ひとつなら、どちらでもない邪道を選ぶ」
テレビ朝日/2023年9月3日放送
【脚本】高野水登
王様戦隊キングオージャー・第26話 [キングオージャー]
「敗者が罪を負うならば、おまえたちが死に絶えるまで殺し尽くすだけだ」
「先に手を出したら悪とか、勝ったら正義とか、全部 間違ってる。本当に大切なのは、どっちが先に謝れるかだ」
「デズナラクの罪は重い。だが、償う意思を示した。あなたは その美しき覚悟を踏みにじった。いま、われらの心はひとつ。人間を、バグナラクを、バカにするな」
「(バグナラクの建国を)いますぐ受け入れてくれとは言わない。傷は深く、すぐには癒えない。でも、ひとつだけ お願いがある。『ひととバグナラクは仲直りできた』と語り継いでほしい。子供たちに憎しみの種を植えたくはない。罪は 犯したそのひとのみが負えばいい。そして、次の世代へと受け継いで、永久に近いときをかけても、いつか ひととバグナラクが手を取り合う日が来ることを願ってる」
「拍手も、祝福もない。だが、いまは それでいい。2000年かけて できた狭間は、同じく2000年かけて埋める。覚悟はできている。こうして、人類とバグナラクの戦いは終わった。さあ、新しい物語を始めようか」
テレビ朝日/2023年8月27日放送
【脚本】高野水登
王様戦隊キングオージャー・第25話 [キングオージャー]
「ただ戦いを止めたい。その当たり前の願いが かなわない絶望が、おまえさんに わかってたまるか」
「あなたに足りないのは、覚悟です。優しさと きれい事だけで、なにができますか。王にならんとするならば、傷つけ、血に汚れ、命を背負う ご覚悟を」
「おまえさんの命、預かろう。代わりに誓う。オレはデズナラクを倒す。そして・・・バグナラクの王になる。で、オレとおまえさん方が手を取り合えば、ひととバグナラクは つながれる。だろ? かしずけ、ゲロウジーム。おまえは、わが従者となり、狭間の国 バグナラク、その最初の民を語れ」
「ずっと、花が散るのが嫌いだったの。でも、種を飛ばして、もっと たくさんの花を咲かせるためだと思えば、受け入れられる。(死ぬかもしれない戦いに、あなたたちを巻き込む、わたしの)ひどいワガママ、聞いてくれる?」
「民とは命なり。民のためには、泥にまみれて手を汚す――。しかし、いまだけは この汚れた手を握ってはくれませぬか」
「これは仕事じゃない。公平でもない。でも、だから・・・わたしのために一緒に戦ってくれ」
「わたしは死ぬつもりも、あきらめるつもりもありません。守るものがあればこそ、理屈を超えて、力が湧いてくるのです。あとは覚悟だけです」
「(成功率は五分五分だと?)それがチキューを救う者の覚悟か。覚悟だけが、あきらめを忘れさせてくれるんだ。いま ここで誓ってほしい・・・誰も犠牲にしないと」
テレビ朝日/2023年8月20日放送
【脚本】高野水登
王様戦隊キングオージャー・第24話 [キングオージャー]
「民を生かし、国を生かせば、それが王。であれば、王の在り方など、ひとの数ほど ありましょう」
「引き返せ、デズナラク。まだ、ひととバグナラクが手と手を取り合う筋書きにできる。おまえさんの憎しみを生んだのは、オレだ。怒りの炎が消えるまで、オレも共に焼かれよう。一緒に新しい歴史を作るんだ」
テレビ朝日/2023年8月13日放送
【脚本】高野水登
王様戦隊キングオージャー・第23話 [キングオージャー]
「現代の科学力では、どうしても不可能なんです。オージャカリバーZEROによって、オージャクラウンの生成に成功し、ランスと組み合わせてオージャクラウンランスにすることで、起動条件はそろいましたが・・・」
「正式名称、やめろ。要点だけ言え」
「お願いで ひとは動かねえぞ。王が理不尽な要求をしたら暴動だ。(国民)全員に秒で緊急事態だって理解させろ」
「ここから動くな。(中略) 王なら見届けろ。国の痛みは、全部 飲み込め」
「貴様ら民は歯車だ。(中略) 違う。待って、待って、待って・・・。歯車がひとつでも欠けたら城は動かなかった。誰ひとり欠けてもシュゴッダムは守られなかった。みんなの力だ」
テレビ朝日/2023年8月6日放送
【脚本】高野水登
王様戦隊キングオージャー・第20話 [キングオージャー]
「望まない結婚ほど、みにくいものはない」
「民は道具。わたしが国だ。道具は国に仕え、ものを言わず、考えない。こき使われ、壊れるまで働く。それこそ、道具の・・・民の幸せだろ」
テレビ朝日/2023年7月16日放送
【脚本】高野水登
王様戦隊キングオージャー・第19話 [キングオージャー]
「わたしは主君に仕える剣。ですが、化け物に仕えるつもりはない」
「王は国ではない。国は民だ。王は民のために、敵を討ち滅ぼす。その程度もわからん雑魚に、玉座は似合わん」
テレビ朝日/2023年7月9日放送
【脚本】高野水登
王様戦隊キングオージャー・第18話 [キングオージャー]
「赤子と阿呆には、包丁を持たすな」
「ぼくはね、王様が国民全員を守る。国民は みんなで、手の届く大切な人たちを守る――。そんな国にしたい。ぼくも、民も、みんなが小さな国の王様になるんだよ。そういうシュゴッダムに、ぼくはしたいんだ」
「不可能を可能にもできずに、なにが王か。幻想を現実にもできずして、なにが王か。民のためなら、世の理をも超越する――それが王だ。玉座を明け渡せ」
テレビ朝日/2023年7月2日放送
【脚本】高野水登
王様戦隊キングオージャー・第17話 [キングオージャー]
「おまえは無力だ。誰も彼も、独りでは無力。だから、力を合わせる。不本意だろうが、世界が滅ぶよりはマシだろ」
「ひとを動かすのは退屈な説教じゃない。心躍る物語さ」
テレビ朝日/2023年6月25日放送
【脚本】高野水登
王様戦隊キングオージャー・第15話 [キングオージャー]
「家族との時間は、なんの前触れもなく終わる。大切にしなよ」
「平和のためなら、なにを差し出そうと安いもの。このカグラギ・ディボウスキ、ラクレス殿にすべてを捧ぐと誓いましょう」
「バカ正直は大変よろしい。ですが、欲しいものがあるならば、欺くことを覚えなさい」
「ブーン、ブーンでございます。うるさくて、すみません。そして、死んでいただけると助かります」
テレビ朝日/2023年6月11日放送
【脚本】高野水登
王様戦隊キングオージャー・第14話 [キングオージャー]
「理解しておけ。おまえは無知を盾に、ヒメノの傷をもてあそんだ。ごめんなさいで、済む相手ではない」
「過去を忘れられないのは仕方ない。たが、いまあるものを忘れるな」
テレビ朝日/2023年6月4日放送
【脚本】高野水登
王様戦隊キングオージャー・第13話 [キングオージャー]
「ガキのころ、たたき込まれたよ。雑草でいろ。踏まれても、折られても、まず立ち上がれってな」
「人間も、バグナラクも、『戦うな』と何度 言ってもわかりゃしない。言葉でわからないなら、体に刻みつけてやる。永遠に消えない恐怖って物語を」
テレビ朝日/2023年5月28日放送
【脚本】高野水登
王様戦隊キングオージャー・第12話 [キングオージャー]
「王様じゃなくて、お子様だな」
「物語の読み方から教えてあげよう。いいかい、すべての事柄はつながっているが、すべては書かれていない。だからこそ、自分で想像しながら、道中のワクワクを楽しむのさ」
「敵 味方 区別なく攻撃する――。もっともタチの悪い犯罪者だ」
「王様が力にすがったら暴君。名君は言葉を信じる」
「世界には、おまえさん方の目には映らない、狭間に生きる者が大勢いる・・・たしかにそこにいるのに、まるで消されたかのような存在が。だから、オレはすべてを統べて手を取り合う。チキューの常識、掟、偏見、差別、思い込み、すべてをオレが書き換える」
「愛してる――この世で最も陳腐な言葉だ。直接的でひねりがなく、ありふれた表現。なにより行間がない。そんな言葉を、オレが書くわけないだろ」
「オレはジェラミー・ブラシエリ。ひと、バグナラク、すべてを統べて、世界の運命を定める者。狭間の王様。その有り様を永久に語り継ぐといい」
「ハッタリってのは、なんのためにあると思う? ビックリのためさ」
テレビ朝日/2023年5月21日放送
【脚本】高野水登
王様戦隊キングオージャー・第10話 [キングオージャー]
「ヒメノ様は守ることに とらわれております。(中略) 失うことを怖れているだけです。あなたの欲しいものは、わが道を進んだ先にしかございません」
「世界が終わるなら、一回ぐらい誰かの力 借りたっていいじゃん」
テレビ朝日/2023年5月7日放送
【脚本】高野水登
王様戦隊キングオージャー・第8話 [キングオージャー]
「あの状況では おまえに断る選択肢はなかった。公平ではない。傾いた天秤は釣り合うべきだ」
「なぜ笑わない。勝利を確信するなら、笑いが止まらないはずだろ。だが、決して笑わない。貴様、このオレ様を怖れているな」
テレビ朝日/2023年4月23日放送
【脚本】高野水登