かしましめし・第8話(最終回) [かしましめし]
「鈍感になればいい。つまずいたり、しんどいことがあっても、黙々と目の前のことに集中していれば、痛みはどんどん引いていく。でも、それは悪いことじゃない。生きていくための知恵だ」
「みんな独りだよ。抱えることだけが人生じゃない」
テレビ東京/2023年5月29日放送
【脚本】玉田真也/【原作】おかざき真里
かしましめし・第5話 [かしましめし]
「ツラさを先延ばししただけかもしれないな。『そのときは救われる』っていうのは、残酷なんだよ。そのせいで、あとから致命傷を負うんだ」
「安心できるひとってさ、感情の振れ幅が大きくなくて安定してるよね」
「あのとき思い切りバットを振ってたらって、いまでも考えんだよ。人生、やらなかったことのほうが残るんだよな」
「結婚して気づいたけどね・・・このひとのこと、好きって思い込んでただけだって。見た目が好みだったり、あこがれだったり、話してて楽しかったり、いろんな感情が含まれてるから、なんとなく好きって思い込んじゃうことがあるんだよね」
テレビ東京/2023年5月8日放送
【脚本】今西祐子/【原作】おかざき真里
かしましめし・第4話 [かしましめし]
「他人から無責任に言われると傷つく言葉じゃない? 『あるあるだね』って」
「なにより千春がスゴイのはね、普通でいるところ。なんていうかな、美大生じゃないと わかりづらい感覚かも。髪 染めたり、服きめたり、目立つ行動 取りがちなんだけどさ、千春は そういうことなくて。バランス取れてて、普通の感覚 持ったままセンスがいいんだよ。それって、スゴイことで」
「わかるで、(無理に笑ったところで)笑顔なんて、なんの解決にもならへんのにな。その場を笑ってやり過ごすのって、大人のスキルやと思ってたけど、そうするとどんどん追い詰められてって・・・。笑うのって、ゆっくりとした自殺みたいやな」
テレビ東京/2023年5月1日放送
【脚本】玉田真也/【原作】おかざき真里
かしましめし・第3話 [かしましめし]
「中国に いま勢いあるおかげで、アジア人っていうだけで ひとくくりにしてくれてさ・・・雑なカテゴライズ、ありがとうって感じ。『ハイ、チャイニーズ。この中国料理、最高だね』とか言われたら、『センキュー、サー。アメリカンドリームが許されるこの国に感謝します』って、ニッコリ笑うのが あたしの役目」
「人生に迷ったときは、真っ直ぐ進んでるひとに ついて行くのが いいんだって」
テレビ東京/2023年4月24日放送
【脚本】今西祐子/【原作】おかざき真里
かしましめし・第2話 [かしましめし]
「(婚約不履行で訴えろ?)嫌な記憶を掘り起こして、他人に説明して、書類に残して、もう一回 傷つけって言うんだ」
「(花見の季節、)桜の下では、みんなリア充やな」
「みんな、根元に埋まればいいのにね」
「心が動くのは、いつも別れ際。でも、それを恋と言っていいのか わからない」
「わたし、男のひとのこと、ホントは好きじゃないかも。だって、やつら わたしを幸せにしないもん」
テレビ東京/2023年4月17日放送
【脚本】玉田真也/【原作】おかざき真里
かしましめし・第1話 [かしましめし]
「鍋って、出会った瞬間がピークで、どんどん お別れが近づいていく切ない料理やもんな。ぼくの恋と おんなじや」
「演じ続けなアカンねん、人生は楽しいって。そうせんとな、ぼくみたいな(ゲイの)生き方は認めてもらわれへんから。なにがあっても、楽しそうに見過ごしたり、やり過ごしたり・・・」
「話したくなかったら、話さなくていいよ。話して解決することやったら、聞くけどな」
「うまいもん食ってたら『うまい、うまい』言うてるだけで、時間 過ぎてくやん。これ、最高の贅沢やな」
「おいしい、楽しい、オモロイってのだけが、大事なんやと思うで、ぼくは。だって、人生が どうとか考えだしたら、オモロイもんも しんどなるやん」
テレビ東京/2023年4月10日放送
【脚本】玉田真也/【原作】おかざき真里
※ 3段目は2名による連続した台詞をつなげたものです