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プリンセス美智子さま物語 知られざる愛と苦悩の軌跡(FNN報道スペシャル 平成の“大晦日” 令和につなぐテレビ) [単発]

「おきさき選びをはじめたころ、殿下はわたしに こうおっしゃった。生まれ育った環境のせいか、自分はひとの情というものに思いが至らない。だから、結婚する相手は思いやりの深い方が良い。そういう方に助けてもらいたい、と。その殿下がお選びになられたのが美智子さんだ。間違いない」



「ご家庭なしに、いままで遊ばしていらした東宮とうぐうさまの いろいろなお話、そして、そんなにも家庭がお欲しかった ということを うかがいますと、本当に、うかがったときだけでなく、ひとりで思い出すときも、いつも涙が出て仕方ございません」



「家庭を持つまでは、絶対 死んではいけないと思った、と(東宮さまが)お話しくださったとき、わたくしは いままでの自分の見聞の中にも、読みました小説の中にも、このように寂しい言葉はなかったと思いました。そして、その中を25年間も健気けなげにお歩きになっていらした東宮さまのために、乏しい力の全部をあげて、温かいホームを作ろうと決心いたしました」



「静かに、騒がれず、ひとつの自分の席を作りたい。そして、その小さな座に、一度すっぽりと自分を座らせなければいけないと思います。憎しみに囲まれて なにかをしようとしても、くずれくずれる砂山を足場にするように、なにひとつ実るものはございませんでしょう。これはどんな家をとってみても、職場、社会をとってみても、言えることではないかと思います」



「自身の幸せを求める以上に、人々に対して理想的な温かい家庭を見せなければならない。皇后さまはそう決意なさって、努力されてきた」



多勢たぜいの足が踏んでいったはずの砂の中に、驚くほど どこまでも傷のない桜貝がございました――。この桜貝のように、美智子さまはどんな試練に見舞われようとも、輝きを失うことは なかったのです」


フジテレビ/2019年4月30日放送
【脚本】
関えり香
2~4段目は番組が入手した「秘蔵ノート」に記されていた言葉
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