ドロップ・第9話 [ドロップ]
「どいつもこいつも、『けじめ』だとか、『ケリつける』とか、『乗り込む』とか、借りとか 貸しとか、もう うるせえんだよ。あいつ、元ヤクザだぞ。小指ねえんだぞ。メリケンサックつけてんだぞ。(高校時代に不良やってた)思い出作りにしたらヘビーすぎんだろ。ビビるの普通だよね。なんで、みんな そんな平気でケンカできんだよ」
「警察 行ったとしても、あいつらも、こいつらも、ほとぼり冷めたら、また同じようなことやんの。そんで、オレはここでビビって逃げた臆病者として、不良たちにはパシリにされて、真面目な生徒には『いい気味だ』って鼻で笑われる。そんな地獄の学園生活が待ってんの」
WOWOW/2023年7月28日放送
【脚本】品川ヒロシ/【原作】品川ヒロシ
トリリオンゲーム・第3話 [トリリオンゲーム]
私と夫と夫の彼氏・第9話 [私と夫と夫の彼氏]
「相手を思い合うって、素敵なことだと思います。でも、相手が喜ぶことが、自分の喜びだっていうのは、ときに責任の押しつけ合いになるんじゃないかと、最近 思うようになったんです」
「自分の人生を妻に捧げるって、約束したんです・・・それだけ妻を幸せにしたいと思って。妻の幸せが、自分の幸せなんだと伝えたくて。でも それって、実は妻に自分の幸せを背負わせてたんですよ。だって、あなたが幸せじゃないと、オレが幸せじゃないって言われたら、幸せなフリしませんか。それって、残酷じゃないですか」
「あなたが幸せなら、オレが幸せなんていうのは、実は勝手で、無責任なんですよ。幸せは自分で見つけないと」
「わたしのこと嫌いなら、嫌いなままでもいいです。でも、誤解したままはイヤです」
テレビ東京/2023年7月26日深夜放送
【脚本】黒沢久子/【原作】綾野綾乃
週末旅の極意 ~夫婦ってそんな簡単じゃないもの~・第4話 [週末旅の極意]
「いろんなひとに言われた。『(子供を作るのに)もう あまり時間がないよ』とか、『産めば、なんとなかるよ』とか。『産めば自然と母性が備わる』って言うひともいた。(中略) 『産みたくても産めないひとがいるのに、産まないなんて罪だ』とも言われた。無視してたけど、同期とか、後輩が産む度に、無言の圧力感じたりして。(中略) 苦しいよ。流れるプールで、自分だけ流れに逆らって泳いでるみたいで。いっそ、産めばラクになるのかな、とか思ったり・・・。でも、子供って自分がラクになるための道具じゃないし、産むことはゴールじゃなくて、長い責任のはじまりでしょ。(中略) わたしは世の中の価値観とか、関係のないひとの言葉に振り回されたくない。わたしの体なのに、わたしの人生なのに、わたしたち(夫婦)の子供のことで、そこまで考えていいのは、わたしたちだけだよね」
「育児は分担できるけどさ、出産とか、授乳とか、体の変化とか、そういうの 全部 真澄にかかってくるじゃん。だから、(子供を作るかどうかで)いちばん大事なのは、真澄自身の意志なんだよ。ぼくは まず それを尊重したい。誰にも なにも言わせないから・・・ふたりのことは」
「両手に持てる幸せの量は決まっていて、得るものがあれば、失うものや、手放すものもある。もしかしたら、人生においては、100パーセントの満足は必要ないのかもしれない」
テレビ東京/2023年7月26日深夜放送
【脚本】いとう菜のは
みなと商事コインランドリー2・第4話 [みなと商事コインランドリー]
「湊さんの外見も、それに心も、全部が可愛すぎて、一般人には危険なレベルなんです。オレは訓練されてるから平気ですけど、こんなに可愛い湊さんが大学に行ったら、なにが起こるかわからないじゃないですか。(中略) つまり、端的に言うと、誰にも見られたくないし、取られたくないんです、オレの宝物を」
テレビ東京/2023年7月26日深夜放送
【脚本】山下すばる/【原作】缶爪さわ、椿ゆず/【原案】椿ゆず
ばらかもん・第3話 [ばらかもん]
「賞を取るために無難な字ばっか書きやがって。若いモンの役目は、失敗することを怖れずに、新境地をひらくってことなんじゃねえのか。記録よりも記憶に残れ。試合に負けて勝負に勝て。賞を取るよりも、売れるモンを書け」
フジテレビ/2023年7月26日放送
【脚本】金沢達也/【原作】ヨシノサツキ
こっち向いてよ向井くん・第3話 [こっち向いてよ向井くん]
「恋ってさ、不快じゃないくらいのレベルで向き合うほうが長続きするよね」
「苗字が変わること、『主人』『妻』って扱われること――全部、結婚前は気になんなかったけど、結婚してみたら、全部メチャクチャ鬱陶しかった。わたしと元気、それだけでいい。なのに、なんで わたしたちの関係を、他人や制度に定義づけされなきゃいけないの」
「元気って、バカじゃん。わけわかんない価値観 持ってて、理解しがたい行動パターンで。でも、だから なんか生き生きしてて・・・それが元気なの。なのに、『ご主人』なんて言われてヘラヘラしたり、大黒柱として勝手にプレッシャー感じたりしてて、なにそれって思う。わたしの好きな元気、返して欲しい」
日本テレビ/2023年7月26日放送
【脚本】渡邉真子/【原作】ねむようこ
らんまん・第83話 [らんまん]
「あたしたちにとって『楽しい』は、もう特別なことじゃなくなった。これが日常茶飯事になったのよ。だから、楽しむこと、もう怖がらなくていいのよ。たとえ悪いことが起こっても、その先で きっと また笑えるんだから」
「全部いらねえから、小春だけ無事に育ちゃいいって・・・もう それだけでいいって(思ってた)。けど、万ちゃん ところに お寿恵ちゃんが来て、お園ちゃんも生まれて。そんなん見てると、オレも そわそわしてきちまって。小春 育て上げるだけじゃ足りねえ。うんと幸せにしてやりてえって。あいつも いつか誰かを好いて、好かれて。そんなことが起こったら・・・そのときは、きっと オレはちゃんと金を持たせて、笑って送り出してやりてえ」
「あの子が幸せなら、わたしの人生、上出来だよ」
「小春が うんと幸せになりゃ、人生 上等すぎて、釣りがくらあな」
NHK/2023年7月26日放送
【脚本】長田育恵
DIY!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-・第4話 [DIY!!]
「青春っていうのかな・・・楽しいことって、ほぼムダでできてる。あたしは今日、そう思ったよ」
TBS/2023年7月25日深夜放送
【脚本】中村允俊/【原作】オリジナルTVアニメ『Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』
埼玉のホスト・第1話 [埼玉のホスト]
「なぜ、ちょくちょく関西弁を使うんですか。関西出身者以外の関西弁は極刑に値します。改善してください」
「いちばん大事なのはスキンシップです。『ノンフィクション』のホスト回で言ってました。(女性の髪は)さわるんじゃなくて、触れてください・・・なでるように、優しく、そっと」
TBS/2023年7月25日深夜放送
【脚本】伊吹一
なれの果ての僕ら・第5話 [なれの果ての僕ら]
紅さすライフ・第1話 [紅さすライフ]
「ポストドクターって響きはカッコいいんすけどね、実際は まともな福利厚生も保証されない非正規雇用の研究員」
「正当な評価(で助教に推薦されないの)なら、仕方ないですよ。でもね、女の子は(家庭と研究を)両立できない(から)って、これ何重にヤバイ発言かわかってます? わかってないですよね。あなた『女の子が研究室にいると、研究室が華やぐ』って、無邪気に言うひとでしたもんね。あ、『皆本さんも早く彼氏 作ったほうがいいよ』っていうのもありましたね。『やっぱり、女の子のほうが細かい作業が得意だね』『たまには化粧したほうが可愛いよ』――。わかってんのか知りませんけど、これ全部アウト。いや思い出したら、あんた相当 ヤベえじゃねえか。こっちはな、女の子として来てんじゃねえんだよ。研究者だっつーの。いつの時代のハラスメントだよ」
日本テレビ/2023年7月24日深夜放送
【脚本】松島瑠璃子
カメラ、はじめてもいいですか?・第4話 [カメラ、はじめてもいいですか?]
「スナップって、普段のなにげない日常に意味を見出して写真を撮ること」
「普段、わたしたちが見ている景色が このくらいの広さだとすると、望遠レンズはこう。景色の よりせまい部分に焦点を絞って、より鮮明に切り取るイメージかな」
「レンズの重さと長さは、業に比例すると思うんです。望遠レンズで切り取れるものは、あこがれるもの、美しいもの、手の届かないもの。近寄れないけど、近くに寄りたい・・・重くても、難しくても、それを上回るような出会いがあるのなら。人間とは、実に欲深いものです」
「あこがれと現実って、全然 違うよね。(中略) わかんないことばっかだし、手の届かないことばっかり。それでも、あこがれていられる限りは大丈夫」
BS松竹東急/2023年7月24日放送
【脚本】上村奈帆/【原作】しろ