太陽は動かない -THE ECLIPSE-・第6話(最終回) [太陽は動かない]
「ご自分の力を過信しないほうがいい。アメリカにとって、都合のいい政治家が あなただったというだけなのですから。力をなくした途端、別の人間に取って代わられる」
WOWOW/2020年6月28日放送
【脚本】林民夫/【原案】吉田修一
太陽は動かない -THE ECLIPSE-・第4話 [太陽は動かない]
「エージェントとして、大事な食事のマナーは なんだか わかるか。自分の存在を消すことだ。誰にも記憶されないことだ。そんな(がっついた)食事の仕方では、人々の記憶に残る。記憶に残らないために、食事のマナーを学べ」
「自分の都合だけで、ものを考えるな。相手がどう思うかが最優先事項だ」
「情報を持って逃げようとするオレたちを、相手は殺さずに捕まえようとしてくる。相手がどう攻めようとしているか考えろ。それを ひとつひとつ つぶしていけ」
「(オレは)生まれたことを、誰にも望まれず、生まれた瞬間に捨てられたんだ。この世に存在して欲しくは なかったんだろう。(中略) 人間はな、鷹野。緊張状態にいるときは、自分の人生を忘れて、目の前にあるものに集中できる。だが、その緊張が解けたとき、例えば失敗したとき、例えば失恋をしたとき、例えば定年でこの仕事も もうじきかと悟ったとき、いちばん最初の場所に戻っていくんだよ。結局はそこに戻っていくんだ。無条件で愛された幼いころの場所にな。だが、オレたちに そんな場所はない。これはオレの最後の教えだ。これから どんなツラいことが起きても、内面を掘り起こすな。そこには なにもない。自分の見たものだけを記憶し、それを おまえの人生にしろ。それが おまえの人生になっていくんだ」
WOWOW/2020年6月14日放送
【脚本】林民夫/【原案】吉田修一
太陽は動かない -THE ECLIPSE-・第3話 [太陽は動かない]
「利害の狭間で仕事をおこなう者が風見鶏なのは、お互い様です。(中略) しかしね、永島さん。はたして、あなたのいる場所が、風見鶏として景色のいい、そんな高いところと言えるでしょうか」
「どんなに苦しいことがあってもな、ただ一日だけ生きてみさない。そして、その日を生きることができたら、もう一日 試してみるんだ。そうやってな、いまも生きてる、傷を負った子供たちを何人も知ってる。生きてみなさい」
WOWOW/2020年6月7日放送
【脚本】林民夫/【原案】吉田修一
太陽は動かない -THE ECLIPSE-・第1話 [太陽は動かない]
「隠せば隠すほど、ひとは気になるものです。ネットで噂されるぐらいが ちょうどいいんです」
「(あなたは)自分に力がつくまで、牙を研いでおくつもりだった。だが、自分では牙を研いでるつもりでも、そのまま年を取っていく人間はいくらでもいます」
「ガキのころの訓練なんか、経験のうちに入らない」
WOWOW/2020年5月24日放送
【脚本】林民夫/【原案】吉田修一