ひきこもり先生 シーズン２・後編 [ひきこもり先生]
「あの子たちには仕事がない。帰る家もない。お金もない。たとえ家があっても帰れない。家族と断絶してたりしてね。（中略） オレが学校で見過ごしてきた子たちが、あんな風に社会から追い詰められてる」
「みんな一緒じゃないと不安でしょうがないのよね、日本人って。日本の教育が変わらないのは、国や教育関係者のせいばかりじゃないってことです」
「わたしたち、いままで ずっと自分の気持ちを聞いてもらえなかった。でも、それは わたしたちが言わなかったからなんだって、気づいたんです。そうじゃないと、なかったことに されてしまうんだって」
「みなさん、我慢してこられましたよね。商店街の皆々さまも、毎日 毎日、我慢 我慢・・そして我慢、だと思うのです。我慢――子供たちも しなくちゃいけませんか。その我慢、子供たちに押しつけちゃって、いいんでしょうか。大人がしてる我慢、子供たちに押しつけちゃっていいんでしょうか」
NHK／2022年12月24日放送
【脚本】梶本惠美／【脚本協力】鈴木香里
ひきこもり先生 シーズン２・前編 [ひきこもり先生]
ひきこもり先生・第５話（最終回） [ひきこもり先生]
「そこのスーツ着てエラそうなおまえ。そうだよ、おまえ、オレのこと見下してるだろ。おまえは誰かに指図して、思い通りに動かして・・・そんなことで、自分を立派だ、成功してるとか思ってんだろ。でもな、オレは（ひきこもりで）おまえなんかの思い通りには ならないんだ。誰の思い通りにも なったことないんだ。おまえなんかより、ずっと自由だったんだ」
NHK／2021年7月10日放送
【脚本】梶本惠美／【原案】菱田信也
ひきこもり先生・第４話 [ひきこもり先生]
「不登校の生徒はね、ムリにね、学校に戻さなくてもいいの。これ、文科省の方針なの。大人がね、適切な学びを与えることさえできればね。でもさあ、それじゃ、いったい なんのために学校があるんだかねえ」
「子供というのは純粋です。（『学校なんか来なくてもいい』と言った）先生の言葉を真に受けて、長期欠席者が今日までに６人。これからも、まだ増えるかもしれない。そのまま学校に来れなくなってしまう生徒がいるとしましょう。その子は中卒ということになりますよね。上嶋先生は中卒者と大学を卒業した者との生涯賃金の差をご存じですか？ 8000万円です。それだけじゃない｡ 雇用の機会や条件が非常に厳しいものになる――。これが われわれの社会の現実です」
NHK／2021年7月3日放送
【脚本】梶本惠美／【原案】菱田信也
ひきこもり先生・第１話 [ひきこもり先生]
「知ってると思うけど、９月１日って、子供たちの自殺が いちばん多いときなの。２学期、13人の（不登校の）生徒たちを全員 登校させる・・・のはムリだとしても、全員が ちゃんと生きてること。ね？」
NHK／2021年6月11日放送
【脚本】梶本惠美／【原案】菱田信也
