リバーサルオーケストラ・第10話（最終回） [リバーサルオーケストラ]
「大事なのは、おまえさんが自分自身の音に納得してるかどうかだ。ひとは勝手にいろんなことを言う。ときには、ひどく けなされたりな。（中略） だけどな、おまえさんを求めてくれるひとたちがいる。おまえさんに拍手を送ってくれるオーディエンスがいる。それがすべてだ」
日本テレビ／2023年3月15日放送
【脚本】清水友佳子
リバーサルオーケストラ・第９話 [リバーサルオーケストラ]
「いま ぼくたちが やるべきことは、音楽に真摯に向き合うこと。それ以外ないんです。情報戦などという くだらないことに首を突っ込んで、音楽を政治の道具にしようとする人間と、同じレベルに成り下がってどうするんです」
日本テレビ／2023年3月8日放送
【脚本】清水友佳子
リバーサルオーケストラ・第７話 [リバーサルオーケストラ]
「きみが自分を おとしめるのは、きみと きみの音楽を信頼する すべてのひとをも おとしめる行為です」
「なぜ自分も、仲間も、信じようとしないんですか。（プロになる）資格があるかどうかを決めるのは、きみじゃない。ましてや、三島彰一郎でもない。きみの音楽に触れた聴衆だけです。くだらないことに とらわれて、いつまでも立ち止まってるぐらいなら、オケも音楽も いますぐ やめたらいい」
日本テレビ／2023年2月22日放送
【脚本】清水友佳子
リバーサルオーケストラ・第６話 [リバーサルオーケストラ]
「わたしも凡人だからさ、ほかのひとの何倍も努力しないと、人並みにすら なれない」
「世の中、努力が続かないやつのほうが多いんだ。それ考えたら、いちばん好きなことのために、シャカリキに努力できるのだって、立派な才能だろ。オレはそいつを頼りに、これからも やってこうと思ってるよ」
日本テレビ／2023年2月15日放送
【脚本】清水友佳子
リバーサルオーケストラ・第３話 [リバーサルオーケストラ]
「ぼくはオケのプラスにならない部外者が、練習に立ち会うのが大嫌いなんです。いいですか、いま この時間は、音楽家たちが仲間の音を聞いて、自分の音を確かめる、より良い音楽を届けるための真剣勝負の時間なんです。あなた方（市議会議員）の くだらない小競り合いのせいで、その大事な時間が もう４分半もムダになっている」
「たしかに このオケはひどい。三流以下のポンコツです。みなさんが ご心配されるのも わかります。ですが、ぼくが来て、まだ１か月前と同じ実力だと お思いでしたら、大間違いだ。ぼくのオケを評価できるのは、ぼくと、客席の聴衆だけです」
日本テレビ／2023年1月25日放送
【脚本】清水友佳子
リバーサルオーケストラ・第２話 [リバーサルオーケストラ]
「遅刻というのは、10時の約束に、10時1分以降に来ることを言います。ぼくは10時0分30秒に到着しています」
「謝ると死ぬ病気にかかっているのでは？」
日本テレビ／2023年1月18日放送
【脚本】清水友佳子
リバーサルオーケストラ・第１話 [リバーサルオーケストラ]
「コンクールは発表会か？ いや、違う。いいか、コンクールというのは、エントリーの時点で、ある一定のレベルを超えていることが大前提だ」
「みなさんは天才なんですか？ 残念ながら、ぼくがこの１週間 見る限り、あなた方は凡人です。凡人なのに やる気もない。やる気がないから努力もしない」
「ここはサークルじゃない。児玉交響楽団――みなさんは一応、現時点では、かろうじてプロオケの団員です。プロオケに入りたい音大生や卒業生が、何千人いると思ってるんですか。安穏と努力もせず、そんな実力で、そんな低い意識で、その席に座る資格があると思ってるんですか。（中略） 本気でやらないなら、いますぐ解散したほうがいい。努力を放棄した人間に、ひとに聴かせる音楽なんて できるわけないんですから。そんなオケが、あの完璧な音響設計の、座席数2000の、シンフォニーホールを満席に？ 笑えない冗談です」
「みなが うらやむ才能があるのに、誰に聴かせるわけでもなく、独りで（バイオリンを）弾いているなんて、音楽界の損失です。神様にも、才能に恵まれなかった凡人のプレイヤーたちにも、失礼だ」
日本テレビ／2023年1月11日放送
【脚本】清水友佳子
