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女の機嫌の直し方(映画版) [映画]

「女の機嫌を直す最強の必殺技――。それは、えこひいきです。公平であることを好ましく感じる男性脳に対して、女性脳は “公平でない” ことに、心や意味を感じるんです。たとえば、少年マンガって公平じゃないですか。誰よりも苦しんで、努力して、いちばん友情に厚いキャラが最後に勝つ。でも、少女マンガって不公平。平凡で、なんの取柄もない “わたし“ に、テニス部キャプテンで、お金持ちのイケメン白鳥くんが、なぜか夢中、みたいな。自分だけ公平に扱われないこと。つまり、えこひいきは女性にとって、永遠のあこがれなんです」



「結婚式、そして その準備で、75パーセントの男女がケンカをするそうです。つまり、結婚式場は男女トラブルの宝庫。(中略) トラブルの大半は、男性が女性の機嫌を損ねて はじまる気がする――。そして、男性はその理由がわからない。だから、思ったんです。男性が女性の脳を知りさえすれば、女の機嫌はすぐに直せるのにって。でも、ここに来て考えが変わりました。もし、男性が女性の気持ちを完全に理解できる女性脳になってしまったら、つまんないかもって。だって、わたし、ここで何度も見たんです。公平で、使命感にあふれてて、宇宙創成の謎を解き、飛行機やロケットを飛ばす その解決脳で、女の不機嫌に戸惑い、涙ひとつに おろおろして、それでも なんとか機嫌を直そうとしてる男たちの、なんていうか最高に愛しい姿・・・。でも、それでも女性脳は求めてしまう。共感して、察して、えこひいきして、心も時間もたっぷり(自分に)注いで欲しい。だって、そうやって わたしたちは、男性を愛しているから」



「男女の脳には違いがある。でも、違うから、理解できない部分があるから、わたしたちは惹かれ合うのかもって(思うんです)。『わかって欲しい』『わかりたい』って、必死で伝えあって、傷つけあって、それでも やっぱり惹かれ合って、そうやって向き合い続けるから、男と女は飽きずに一生 一緒に いられるのかもって。だから、その手を放してしまいそうになったら、どうか思い出してください。愛はちゃんと そこにある。あきらめずに向き合い続ければ、愛は必ず そこにある――。違うだけなんです・・・感じ方や、伝え方が。そして、それは きっと神様の作戦なんです。違うからこそ惹かれ合う。男と女は最高のペアなんだって」


WOWOW/2020年6月10日放送(2019年6月公開)
【脚本】
蛭田直美/【脚本協力】横澤夏子/【原案】黒川伊保子
当ブログはテレビドラマに限って台詞を採録していますが、ドラマの延長線上に作られた映画についてのみ、テレビ放映(CSを除く)された段階で採録の対象にしています。

※連続ドラマ版で取り上げた台詞は、今回の採録対象から外しました →参照
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