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3Bの恋人 絶対に付き合ってはいけない男たちとの危険な恋物語・第2話 [3Bの恋人]

「幸運だったな、オレの音楽、そばで聞けて。近い将来、この距離で聞けるのはVIPの客だけだからな」
「売れる前は、ただの騒音だから」



「あんた、地獄に落ちるよ。いや、もう あんた、地獄に住民票 移してる」



「教えてあげる。バンドマン、美容師、バーテンダー――。とにかく、べらぼうに お金がないの。はるちゃんが思ってる以上よ。夢を追うためにバイトなんかするかっていう謎のプライドでヒモになるバンドマンと、お給料 少ないくせに見た目は大事だからっつって、お洋服 買い漁っちゃう美容師と、同じく、お金もないのにフラフラ、フラフラ、毎晩、人づきあい大事だからって飲み歩くバーテンダー。お金が あるわけがないよね。そして、そう、この世の中には、そんな男に貢いじゃう女が、うじゃうじゃ、うじゃうじゃいるの。それが、あんた」


テレビ朝日/2021年1月16日深夜放送
【脚本】
政池洋佑/【原作】横山もよ
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その女、ジルバ・第2話 [その女、ジルバ]

「(体に重さがないように感じるのは)パートナーが羽みたいにリードしてるからなのに」
「その錯覚で、素人は(社交ダンスに)はまってくのよね」



「よく考えたらね、四十しじゅうって まだまだ これからかなあって。(だから)あきらめるのを やめた」


フジテレビ/2021年1月16日放送
【脚本】
吉田紀子/【原作】有間しのぶ
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ここは今から倫理です。・第1話 [ここは今から倫理です。]

「『倫理』は学ばなくても、将来 困ることは ほぼない学問です。地理や歴史のように、生活する上で触れることは多くはないし、数学や英語のような実用性もありません。この授業で得た知識が役に立つ仕事は ほぼない。この知識がよく役に立つ場面があるとすれば、死が近づいてきたときとか・・・。倫理は主に、自分が独りぼっちのときに使う。信じられるものがなくなったとき、死が目前に迫ったとき、ひとは宗教による救いを求める。悩みが絶えず、苦しい。憂鬱。わたしは何のために生きている――。むかしの哲学者たちは、生涯をかけ、悩み抜いた。男はこうあるべきとか、女はこうしなきゃダメとか、そんなこと誰が決めた。死にたい。倫理は選択科目ですが、実は、人生における必修科目です」



「花魁って、知ってますか? 江戸時代の超高級風俗嬢です。(中略) 花魁になるには教養が必要です。古典や文学、囲碁将棋、舞踊や唄や三味線やお琴、茶道、華道――。彼女たちは書道を習い、文字まで美しかったといいます。つまり、ひとを魅了するのは、なにも性的魅力だけではない ということです。まあ、もちろん彼女たちが課されていた売春労働そのものを容認しているわけではありませんよ」



「あなたが倫理の授業を選んでくれてよかった。倫理はひとの心に触れ、自分の心に触れてもらう授業です。あなたの背中に触れ、慰めることはできませんが、あなたの言葉を聞き、あなたの心に触れ、慰めることはできる」



「善も悪も、いつだって曖昧です。『善なるものはわれこれを善とし、不善なるものも吾またこれを善とす。徳は善なればなり』――。老子の言葉です。善人も悪人も、みな善人だということです。善人であるから救う。悪人であるから救わない。そうしてしまえば、あなたは いつか いじめっ子をイジメてしまうかもしれませんよ。わたしは きっといい先生じゃないけれど、あなたには なって欲しいな・・・いじめっ子も、いじめられっ子も、すべてを信じ、救える先生に」


NHK/2021年1月16日放送
【脚本】
高羽彩/【原作】雨瀬シオリ
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