監察医 朝顔 2022スペシャル

「階級っていうのは、警察組織の中での権限や指示できる範囲を示した、まあ、いわば記号です。べつに、上になればエライってことじゃないですから」

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「誰かがやったことは、オレたちがやったことだ」

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「交通事故は悲しい事故なんです。加害者になるなんて、まったく思ってもいなかった善良な市民が、不注意でひとを殺してしまうんです。それなのに、薬物中毒者の危険運転なんて・・・」

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フジテレビ／2022年9月26日放送
【脚本】山本奈奈、鈴木薫／【原作】香川まさひと

監察医 朝顔２・第19話（最終回）

「死んだら偉いのかよ。何度も何度も、顔にやけどがあるだけで、殺人犯に疑われたオレの人生は どうしてくれんだ。ひとを殺したかもしれないと思われた瞬間に、普通に暮らしていくなんてムリなんだよ。生きてる人間は、生きてるだけでラッキーだから、なんでも耐えろっていうのか。ひとが殺される度に警察に呼び出されて、オレの人生の責任は誰が、どう取ってくれるんだよ」

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フジテレビ／2021年3月22日放送
【脚本】根本ノンジ／【原作】香川まさひと

監察医 朝顔２・第18話

「いちばん大切なひとは、ひとりじゃなくていいんだよ」

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「人間は ほんの ささやかなことでも、自分にとって大切なひとのことを、関連づけて思い出せる生き物です。（亡くなった）そのひとが来たことがあるだけで、自宅に帰るのがツラくなる。そのひとと一緒に食べたものを食べれば、その日の光景をありありと思い出す。そのひとと歩いた道を歩けば、しゃがみ込んで歩けなくなる・・・。なんてことないものにも、すべて人間の生きた痕跡が残っているんです。残された人間は、そういった痕跡と生きていかなければならない。それは、ときに幸せでもあるし、いまの わたしにはツラいことです。わたしのことを思ってくれるなら、生きていて欲しかった」

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フジテレビ／2021年3月15日放送
【脚本】根本ノンジ／【原作】香川まさひと

監察医 朝顔２・第15話

「藤堂先生は？」
「どっかで道草でもバクバク食べてるんじゃないですか」

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フジテレビ／2021年2月22日放送
【脚本】根本ノンジ／【原作】香川まさひと

監察医 朝顔２・第13話

「薬物をやると、なにが起きるか知ってる？　依存が強くなって、すごく やせてしまうことがある。そうなると、白髪になったり、髪の毛が抜けたり、感染症に弱くなって、皮膚がボロボロになっていく。ボロボロになるのは皮膚だけじゃない。血管だって・・・。薬物中毒者のご遺体は いつもアザだらけなんだ。なんでか わかる？　痛みに鈍感になるから。脳が委縮して、現実と妄想の区別がつかなくなるんだ。それでも、やめられない。きみが まだ やめられないように」

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フジテレビ／2021年2月8日放送
【脚本】根本ノンジ／【原作】香川まさひと

監察医 朝顔２・第12話

「オレは朝顔と毎日 笑って過ごすためだけに結婚したわけじゃないよ。あなたがツラいときとか、大変なときとか、そういうときに、そばにいるために、そのために結婚したんだよ」

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フジテレビ／2021年2月1日放送
【脚本】根本ノンジ／【原作】香川まさひと

監察医 朝顔２・第10話

「誰か、なんか言ってたとしても、きっと そのひとたちは、みんなが一生懸命 頑張ってることを、よく知らないんだと思う。でもさ、つぐみはママが一生懸命 頑張ってること知ってるよね。だから、つぐみとパパは頑張ってるひとのことを応援してあげよう」

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フジテレビ／2021年1月18日放送
【脚本】根本ノンジ／【原作】香川まさひと

監察医 朝顔 新春SP

「（産休は）休むんじゃないよ・・・出産は戦いだから。家でも甘えていいんだからね。とくに、旦那には “して欲しくないこと” 言っといたほうがいいよ。良かれと思って、夫が動くのよ。でも、陣痛がどんどん強くなってくるのに、自分の思い通りに動いてくれないストレスといったら・・・」

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フジテレビ／2021年1月11日放送
【脚本】根本ノンジ／【原作】香川まさひと

監察医 朝顔２・第９話

「いいこと教えてやろうか。下向いて、自分の足の親指の爪 ずっと見てると、すっごく反省してるように見えるよ」

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「わたしたち（監察医）は死と向き合うからこそ、生きることの尊さを深く知っていなければいけないと思う。（中略）　わたしたちは、決して途中で誤った憶測や情に流されて、判断してしまっては いけないんだよ。悲しいなら、死因を突き止めて、命を奪われてしまったひとたちのために、できる限りのことをやるの。悔しいなら、確固たる証拠をつかむの」

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「橘さんのご遺体は、傷跡がひとつもない状態だったよね。でも、目に見えるナイフだけが凶器じゃない。（ネットで誹謗中傷された）橘さんの、そのつらさ、傷の深さ――。きっと わたしたちには わからないよね。橘さんは（殺された）彼女たちと同じ いくつもの傷を負った被害者だったんだよ」

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「自分の罪を悔いるのであれば、失敗から学んで、死者から託された命を生きてください。未来を自分の手で変えていってください。倒れたって、転んだって、また立ち上がってください。命が尽きる その日まで、何度だって、何度だって、やり直せばいいんです」

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フジテレビ／2020年12月28日放送
【脚本】根本ノンジ／【原作】香川まさひと

監察医 朝顔２・第１話

「人間は危機的な状況になると、正しい判断ができなくなります。パニックを起こすひと。冷静に考えれば明らかに危険だとわかるのに、逆の行動をとってしまうひと。逃げ遅れるひと。間違った方向に逃げてしまったり、自分だけは助かる、自分だけは危険な目に遭うはずがないと思い込んで、逃げ遅れてしまう・・・。そして、集まるんです。隣にひとがいれば安心だから」

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フジテレビ／2020年11月2日放送
【脚本】根本ノンジ／原作】香川まさひと

監察医 朝顔・第６話

「事件発生後、ご遺体を確認し、実況見分を統括し、司法解剖かどうか決定するのは、検視官の務めであると、わたしは考えています。検視官よりも先に法医が検案するなど言語道断。いままでは それでまかり通ってきたのかもしれませんが、規則違反です。（中略）　今後は可能な限り、控えてください」

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フジテレビ／2019年8月19日放送
【脚本】根本ノンジ／【脚本協力】溝井英一デービス／【原作】香川まさひと