全っっっっっ然知らない街を歩いてみたものの Season 2・第5話 [全っっっっっ然知らない街を歩いてみたものの]
「スマホを仕舞え。カメラには映らない人生の輝きってものを見せてやる」
「店内からカラオケの歌声が聞こえたら、その曲が終わるまで店の外で静かに待つ――。もし自分が歌ってるときに新規の客が来て、そっちに気を取られたら、自分は いい気はしないだろ」
「常連さんのマネをすることで、相手のセンスを肯定することになり、心を ひらきやすくさせる。そう、(初めての店では)まずは常連さんから攻略だ」
「からまれるときは笑顔で楽しく。からんでくる相手も気持ちいいし、まわりからも一目置かれること間違いなしだ」
フジテレビ/2022年4月3日深夜放送
【脚本】酒井善史/【脚本協力】ヨーロッパ企画/【脚本監修】上田誠/【原作】清野とおる
全っっっっっ然知らない街を歩いてみたものの Season 2・第3話 [全っっっっっ然知らない街を歩いてみたものの]
全っっっっっ然知らない街を歩いてみたものの Season 2・第2話 [全っっっっっ然知らない街を歩いてみたものの]
「駅を出て右を見ればパチンコ店がひしめき合い、左を見れば居酒屋が おしくらまんじゅうしている街、赤羽。その街を歩くのは酔っ払いと、独り語ちりながら歩くひと――。それに比べて、代官山を歩くひとは、オシャレなカップル。オシャレなマダム(と、そ)のドッグ・・・? おい、犬にまでオシャレさせんのか。なんなんだ、この街は。オシャレしか歩いちゃいけない条例でもあんのか」
「なんで綿菓子の中にフォアグラ 入れちゃう? 毎日、こんなオシャレ縁日をやってんのかよ。オシャレ? ねえ、これホントにオシャレなの? (中略) 薄々、感づいてはいたが・・・オシャレ魔都かよ、代官山」
フジテレビ/2022年3月13日深夜放送
【脚本】橋本尚和/【脚本協力】ヨーロッパ企画/【脚本監修】上田誠/【原作】清野とおる
全っっっっっ然知らない街を歩いてみたものの・第6話 [全っっっっっ然知らない街を歩いてみたものの]
「冷たい視線。当然だろう、ここは場末の居酒屋。むこうからすれば、オレのような得体の知れない初見客が、独りで入ってきたわけだ。警戒してしかるべきだろう。常連客には、縄張り意識も もちろんある。しかし、オレは こういうアウェーな店が好みだ。攻略しがいがあるからだ。この状況からはじまって、その店に はまったとき、その達成感が たまらない」
「ママの勧めを断って、オレはあえてカウンターを選んだ。たしかに奥の席のほうが安全だ。(中略) しかし、それでは距離が埋まらない。オレはスピーディに懐に入るべく、間合いを詰めた。これは文字通り、相手にとってのカウンターとなった。ちなみに、これはオレが酒道検定 準2級だから、できることである。慣れないうちは、店に入れば店にしたがおう」
「店のことは、とにかく ほめる。独り言が たまたま聞こえちゃった くらいの声量が理想だ。ちなみに これもオレが酒道検定 準2級だから、なせる技である。ちなみに、この酒道検定はオレの脳内のみに存在する検定だから、注意が必要だ」
フジテレビ/2021年4月2日深夜放送
【脚本】上田誠/【脚本協力】ヨーロッパ企画/【原作】清野とおる