三千円の使いかた・第8話(最終回) [三千円の使いかた]
「さっきは投資に必要なことを教えたけど、逆に いちばん いらないものって、なんだと思う? 悩んでる時間よ。そのときそのときの選択を後悔したって仕方ない。ホントにダメだと思ったときは、損切りが必要なの。そして、自分の決断に自信をもって前に進むしかないわ」
「ひとが同じ方向を向いて歩いて行くにはさ、最初に とことん向き合わないとダメなのかもね」
「親っていうのはね、子供がいくつになっても心配なの。子供の幸せには、責任を持ちたいと思ってるの」
「この一年で、美帆ちゃんはホントに変わったわ・・・生活も、中身もね。人生には いつからでも できることがあるって、あなた自身が証明したのよ」
テレビ朝日/2023年2月25日放送
【脚本】嶋田うれ葉/【原作】原田ひ香
三千円の使いかた・第7話 [三千円の使いかた]
「向き合わなきゃいけないことは、逃げたり、先延ばしにしちゃダメです、そのひとが自分にとって とても大切なひとなら、なおさら」
「お金と愛って、両極にあるって思いがちなんだけど、違うの。ひとはね、愛のためなら お金をガンガン使えるし、逆に愛のためならガンガン貯められるものなのよ。わかるでしょ。そうなの、お金も愛もどっちも大事。どっちも大切にした その先にあるのが幸せよ」
「ローン次々組んで、なんとかなるといいなあって・・・で、どうしようもなくなったら、家族や子供によろしくって、正直、ホントに わたしには理解できないんです。大切なひとの未来を奪ってまで、自分が いま楽しいのを優先するって、それって おかしくないですか」
「お金って、将来の夢とか、目標とか、幸せになるために、頑張って働いたりして、貯めていくものだと思うの。なのに、そのお金のために翔平が夢を捨てちゃったら、そんなの本末転倒だよ。絶対にダメだよ」
テレビ朝日/2023年2月18日放送
【脚本】鈴木裕那/【原作】原田ひ香
三千円の使いかた・第6話 [三千円の使いかた]
「聞き上手な父親になりたいと思った――。それが、いつしか ただ聞くだけのひとになって、気づいたら(家族の)会話にどう加わっていいのか、わからなくなっていた」
「楽しかったこと、たくさんあったはずなのに・・・。涙より笑顔のほうが圧倒的に多かったはずなのに、いつの間にか忘れてしまってた。目の前の不満ばっかり気になって、不満ばっかり数えて・・・。あなたは今日までずっと不平ひとつ言わず、家族のために頑張ってくれていたのにね」
テレビ朝日/2023年2月11日放送
【脚本】青木江梨花/【原作】原田ひ香
三千円の使いかた・第5話 [三千円の使いかた]
「理屈通りの人生なんて、計算通りの人生なんて、あるわけがない。費用対効果なんて ないってことを、受け入れてこその人生なのよ」
「本当に きなりさん が好きだと気づいたならば、誠意を見せなさい。ちゃんと話し合って、お互いの妥協点を見つけるべきです。どちらか一方が我慢をしている関係など、成り立つわけがないのだから」
「きなりさんへの謝り方・十箇条――。第一条『花と甘いものを準備』。第二条『服装と姿勢を整える』。第三条『ひたすら待つ』。第四条『会えたら、正直な気持ちを話す』。第五条『無視されても話す』。第六条『伝わらなくても、一生懸命 話す』。第七条『土下座』。第八条『花、甘いもの、土下座の繰り返し』。第九条『土下座に次ぐ土下座』。第十条『最後に、プロポーズ』」
「費用対効果なんて言ってるうちは、まだまだ。そんなこと考えたら、きなりさん、あんたとなんか結婚したいと思わなかったでしょうね。苦労すんのは わかり切ってんだもん。それでも一緒に生きて行きたいと思ったのは、あなたとなら苦労以上の喜びを味わえると思ったからよ」
テレビ朝日/2023年2月4日放送
【脚本】青木江梨花/【原作】原田ひ香
三千円の使いかた・第4話 [三千円の使いかた]
「悩めばいいのよ。真剣に、悩んで悩んで決めたことなら、万が一、決断に後悔する日がきたとしても、逃げ出さずに、その問題に立ち向かえる。自分の人生の責任は、自分でとって なんぼ」
「おばあちゃんってさ、ちゃんとしたもの買って、長く使って、センスのいいものに囲まれて生活してるじゃん。それに比べて、わたしなんか『節約、節約』って、安いものに囲まれて、心まで貧乏・・・みたいな」
「少しの金額のお金を なにに使うのか。その使い方に、そのひと自身の生き方が見えてくるんです」
テレビ朝日/2023年1月28日放送
【脚本】鈴木裕那/【原作】原田ひ香