星降る夜に・第7話 [星降る夜に]
「聞こえるひとは、聞こえるひとで大変だと思うよ。オレは いいことも聞こえないけど、イヤなことも聞こえないから。(中略) 目で見てわからないものを抱えて生きているひとのほうが、オレよりずっと大変だ」
「元気そうに見えても、みんな いろいろ抱えて生きてんだ。(中略) 世の中のひとは、耳が聞こえないから かわいそうとか、医者だから金持ちで幸せとか、簡単に決めつきすぎなんだよ。だから、そんなやつらの言葉に、鈴が傷つく必要はない」
「みんな、男と女を見ると、関係に名前をつけたがるからな」
「無痛分娩は “逃げ” ではなく、医療の選択肢のひとつです。痛みで(産んだ子供への)愛情が増えたり、減るわけではありません」
「あたし、ミュージカル俳優・綺羅星スグルの追っかけやってんだけど、推し活があたしの生きる意味っていうか、推しに貢ぐためにナースをやっている。ま、要は課金するために仕事をしてんのね。で、まえの病院を辞めたのは、シフトがきつすぎて推し活に集中できなくなったからなんだけど。あたしは推しに恋人ができても、結婚しても、不倫して週刊誌に撮られても、落ちぶれて暴露系ユーチューバーになったとしても推し続ける。それが、あたしの流儀だから」
テレビ朝日/2023年2月28日放送
【脚本】大石静
星降る夜に・第5話 [星降る夜に]
「自分は世間で言う負け組だと思ってた。でも、最近は違うのかもって思いはじめてる。山を登ってたつもりだったけど、いつの間にか川に流されてて、流れていくうちに まわりの景色が変わってきて、『あれ? ここも案外 心地いいかも。ここが自分の居場所なのかも』って思ったりして・・・」
テレビ朝日/2023年2月14日放送
【脚本】大石静
星降る夜に・第4話 [星降る夜に]
「なにも言わずに、そばにいる優しさもあると思う」
「一般的に中絶の手術は、妊娠22週未満であれば受けることができます。ですが、妊娠初期とそれ以降では手術方法が異なります。妊娠12週未満であれば15分程度の手術で済み、体調に問題がなければ その日のうちに退院することができますが、それ以降ですと母体にかかる負担やリスクが高まります。役所に死産届を出したり、出産と同じような手続きも必要となります」
テレビ朝日/2023年2月7日放送
【脚本】大石静