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ハンサムセンキョ・第1話 [ハンサムセンキョ]

「選挙の投票所に置かれているのは、なぜ鉛筆なのか? ボールぺンやペンとは違い、インクで紙がくっついて破れるなどのトラブルを防ぐことができる。また、インク詰まりも、インク切れもない。もし折れても、削ればすぐに使え、コスト的にも優れているからだ。ある投票所では2Bの鉛筆を使用するところもある。これは、手に力を入れなくても、軽い力で書けるためである。選挙に立候補した候補者たち、そして、それを支える者たちは、鉛筆が書き記す1票を獲得するためにしのぎを削るのだ」



「なんで教師を辞めたのが、少子化のせいなんだ。統廃合した職場の環境の変化についていけなくなっただけじゃないのか。確かに統廃合の理由のひとつには、生徒数の減少が上げられる。だが、それとおまえが無職なのは関係ないだろう。少子化問題を解決しても、おまえの問題は解決しないんじゃないのか。おまえは問題をすり替えてる。おまえは自分の弱さのせいで逃げた。でも、そのことを正当化したいから(原因を少子化に求めている)」



「少子化だからって、教員や学校を減らしてはいけないと思います。教師は年々やらなければならないことが増えています。コロコロと変わる教育方針。どんどんと詰め込まれるカリキュラム。子供を取り巻く環境も激変し、親が学校に対する要求も高まり、職員室の電話が鳴るたびに、みんなビクビクしている。教師はみな、疲弊しています。教育改革を数字で見てはいけない。教員を数字で見てはいけない。この市の、この国の、明るい未来を描けるのは、子供たちだけだ。だから、ぼくは子供を育てる教師たちに、時間を与えてあげたい」



「討論会は言葉のプロレスだ。いかに派手に攻撃し、そして最後に華麗に勝つか」


tvk/2020年10月7日深夜放送
【脚本】
三田理恵子米山和仁/【原作】マーベラス
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東京タラレバ娘2020 [東京タラレバ娘]

「わたしたちは、それなりの年齢になったら結婚して、子供のいる未来が当たり前にくると思ってた・・・中学を卒業したら高校へ行くみたいに」



「『優しくて、おおらか』という長所は、『鈍感で、気がきかない』という短所でもあった」



「(結婚式で新郎に逃げられるなんて)天国から地獄・・・いや、生き地獄っすよね」



「女同士はヤンキー漫画みたいに、殴り合って仲直りとかできないのに」



「東京は独りでも生きられる町だ。(女が)30過ぎて独りでも、変な目で見られることもない。『なんで結婚しないの?』なんて、言ったほうがセクハラと言われる ご時世だし。でも、だからって孤独がなくなったわけじゃない」



「愛するひとと めぐり会って結ばれる。平凡だけど幸せな家庭を作る。そんなの、当たり前に手に入る普通の未来だと思ってた。でも、その普通が もはや奇跡なんだっつーの」



「あたし、結婚しても、独身のころと同じつもりで、変わろうとしてなかったのかも・・・。それじゃあ、うまくいくはずないよね。どっちかひとりだけ頑張ってもダメ。ふたりで生きてくって、そういうことなのかも。あたしたち、夫婦なんだからさ」



「このまえは ひどいこと言って、ゴメン。『あんたに出会わなければ よかった』じゃなくて、『あんたに出会えたから(よかった)』だった。『たられば』を『から』に変えれば いいんだよね。女子会で愚痴ばっかり言ってたから、あんたに出会えた。あんたがロスに行っちゃったから、新しい恋をした・・・うまくいかなかったけど。いっぱい後悔したから、前に進めるんだって、やっとわかった。だから・・・あたし、あんたに出会えてよかった」


日本テレビ/2020年10月7日放送
【脚本】
松田裕子/【原作】東村アキコ
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エール・第83話 [エール]

「ツラさは、いろいろあります。家族と離れた寂しさ。訓練についていけないときのミジメさ。集団生活に馴染めない孤独。わたしのせいで班員がしごかれてるときの不甲斐なさ。中でも、いちばんツラかったのが洗濯です。寒さで指先が切れ、痛くて痛くて・・・。それを母は、ぼくのためにずっとしてくれていた。予科練に入るまで、服がきれいなのは当たり前だと思っていた自分が情けなくて。親に報いるためにも、わたしは立派な飛行兵になり、皇国こうこく御為おんために戦います」



「うわさ話なんだけど、激戦地への慰問、裕一が候補に挙がってるらしい。頼まれたら、期待に応えようとしちまう性格だから、要請きたら行くんじゃねえかと思って。優しさって、ときに命取りになっから・・・」



「ここの初期の練習生が卒業するときに、わたしは『愛染あいぜんかつら』の『花も嵐も踏み越えて、行くが男の生きる道』――。あの一節を歌い、『若いおまえたちには、花のような まだ見果てぬ夢があるだろう。また、行く手には恐怖をそそる嵐もあるだろう。だが、それを勇敢に踏み越えて進むのが日本男児の道だ』と言葉を贈りました。その中に、爆弾小僧と あだ名された、田丸という暴れん坊がいたんです。勇猛果敢なやつでした。炎で燃え上がる飛行機を田丸は操縦し続け、敵艦に体当たりして、大きな戦果を上げました。きっと田丸は、あの歌を心に刻んで、立派に戦ったんです。先生、歌には ひとの心を奮い立たせる力があります。何百万人の心をひとつにする力があります。どうか、これからも命を賭して生きる若者のために、よろしく お願いします」


NHK/2020年10月7日放送
【脚本】
吉田照幸/【原案】林宏司
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荒ぶる季節の乙女どもよ。・第5話 [荒ぶる季節の乙女どもよ。]

「わたしは いままで、肉欲と男女交際をイコールでつなげて、糾弾してきたわ。そんな わたしが交際したとなれば、これまたイコールで、肉欲に溺れていると見られるじゃないかって・・・。でも、もう どう見られてもいい。もう、自分の気持ちに嘘なんてつきたくない。わたしは あなたが好きです」


TBS/2020年10月6日深夜放送
【脚本】
岡田麿里/【原作】岡田磨里、絵本奈央
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