まれ・第70話 [まれ]
「結局はね、ストーカーの線引きっていうのは、行為じゃなくて、 “誰が” ってことだと思うんだよね」
「してやれることなんかあるか、父親が娘に・・・。まず、その幻想を捨てろ。そうすればラクになる」
NHK/2015年6月18日放送
【脚本】篠﨑絵里子
注)1段目:実際の台詞は 「ストーカーっていうのの線引きっていうのは」 でしたが、こちらの判断で 「っていうの」 の連続を削除しました。
まれ・第67話 [まれ]
「愛してるよ なんて言われたら、そこで女は満足しちゃうでしょ。愛してないって言われるからこそ、執着するのよ。(中略) 愛はね、(気持ちを)支配したほうが勝ちなの」
NHK/2015年6月15日放送
【脚本】篠﨑絵里子
まれ・第53話 [まれ]
「子供の結婚に、賛成、反対、わあわあ言うがは、親の特権やさけ、好きなだけ もめたらええわいね」
「結婚ちゅうがは、勢いで いきたいときほど、よう考えたほうが いいげんよ。ほういう運命なら、ムリせんでも、必ず一緒になれるげし」
NHK/2015年5月29日放送
【脚本】篠﨑絵里子
まれ・第48話 [まれ]
「(ルセットを)盗むのも、盗まれるのも、罪じゃない。盗んででも生き残ろうとして当たり前の世界だ。それを自分から差し出すようなやつはクズだ」
「なにかを得たいなら、なにかを捨てろ。そうしなくとも済むのは、ほんの ひと握りの天才だけだ」
NHK/2015年5月23日放送
【脚本】篠﨑絵里子
まれ・第45話 [まれ]
「せっかくいいとこ住んでんのに、なんでみんな都会に出たがんだろうね。(中略) みんなさあ、なにかしなきゃって、思いすぎなんだよ」
「ダメな人間ほど、働かん言い訳や上手ね」
NHK/2015年5月20日放送
【脚本】篠﨑絵里子
まれ・第28話 [まれ]
「輪島塗には漆を何回 塗れっちゅう規則があるわけじゃないけえ、塗ってしもうたら中身はわからん。ほやけどな、見えんところに魂が宿るがや。ラクをちゃ せんと精根込める。ものづくりへのこだわりが、輪島塗の強さや」
「輪島の町は昔から分業で成り立っとるけえ、町自体がひとつの工場なんや。誇りで団結しとる集団や」
NHK/2015年4月30日放送
【脚本】篠﨑絵里子
まれ・第16話 [まれ]
「まずは修業。修業が終わったら、また修業。そこで初めて見えてくるものが あるかどうかだ。そこを飛び越えて、いきなり(ケーキ職人になれる)見込みがあるかどうか聞いてくるようなやつには、見込みなんかない」
「(食べた人の)笑顔が見たけりゃ、家族や友人に作ってやれ。趣味なら、みんな喜んで笑ってくれる」
「なんべんも、なんべんも、漆をっちゃ 塗り重ねていくがや本物やけど、手抜きして取りあえず上からきれいに塗ってしもうたら、パッと見はわからん。だまそう思うたら、だませるねや。ほやからこそ、だましたらダメね。見えんでも、嘘をちゃ ついたらダメや。ほれが輪島塗や」
NHK/2015年4月16日放送
【脚本】篠﨑絵里子
まれ・第11話 [まれ]
「不幸になるってわかっとっても、こんだけ(東京に)行きたがっとるがなら、しょうがないがいね。痛い目に遭うがに決まっちょるけど、やりたいこと やらしてやらんけ。ホントは心配やけど・・・ほやけど、こんなに強い気持ちなんたら、捨てたらきっと後悔する」
「いっぺん外に出てみな、中の良さはわからんげ」
NHK/2015年4月10日放送
【脚本】篠﨑絵里子
まれ・第10話 [まれ]
「助けて ようなるがなら、ダメ人間じゃないねん。助けても どうにもならんさけ、(お父さんは)ダメ人間ねんわ」
「お母さん、きのう、神社の賽銭箱に100円入れとってんよ。うちはいま、まんで貧乏で、神様なんちゅう贅沢品に100円かける余裕は全然ないげよ」
「ほんにして、カッコつけるさけ、お父さんがダメね。カッコつけるほうや、カッコ悪いこともあるげよ」
「夢っち、きっと誰でも怖いもんねんろ。おまえが言うとったみてえに、何年かかるかわからんし、かなうかどうかわからんし・・・。怖いけど、怖くても、反対されても、離れられんげ。忘れられんさか、夢ねんて思う」
NHK/2015年4月9日放送
【脚本】篠﨑絵里子