まれ・第153話 [まれ]
「あなた、このケーキ、誰を喜ばせようと思って作った? 誰でもないでしょ。ただ自分を表現した――。いいの、それで。食材を生かすために全力を尽くすこと。そして、自分と誠実に向き合ってケーキを作ること。パティシェにできるのはそこまで。あとは、食べた人がどう感じてくれるか・・・」
NHK/2015年9月23日放送
【脚本】篠﨑絵里子
まれ・第145話 [まれ]
「世界一になりたいなら、自分のケーキを世界に問い続けろ」
「世界一って、何なんでしょう? 世界一うまいケーキを作るがと、コンクールで世界一になるがは、おんなじなんかなあと思うて・・・」
NHK/2015年9月14日放送
【脚本】篠﨑絵里子
まれ・第131話 [まれ]
「夫婦はシーソーやさけ。片っぽや深刻なときは、片っぽや笑わしてやる ぐれえで、ちょうどいいげ」
「世の中には、生活のために泣く泣く子供を置いて働かなならん親もいっぺえ おるさけな。ほやけど、あんたは働かんでもいいがに、わざわざ借金までして お店やって・・・。ほんでもな、生活のためなら許されて、やりてえことのためなら許されんとか、問題は ほこじゃねえやろ。大事ながは、子供に 『自分が親の犠牲になっとる』 と思わせん生き方をちゃ、することなんじゃねえけ。ほれをちゃ、これから子供にどう伝えていくがか。おまえが悩まなならんがは、ほこだけやわいね」
NHK/2015年8月28日放送
【脚本】篠﨑絵里子
まれ・第130話 [まれ]
まれ・第110話 [まれ]
「潮時ちゅうがは、ものの終わりちゅう意味じゃねえげど。なにかをちゃ するがに、ちょうどいいときやちゅう前向きな言葉ね。 “うまい” と思うてもろうとるあいだに やめるがや、ものづくりや。気づかれてしもうてからでは遅えげ。ダメにせんうちに引くがも、職人の仕事や」
NHK/2015年8月4日放送
【脚本】篠﨑絵里子
まれ・第109話 [まれ]
「ちきねえ(つらい)もんやぞ、自分に引導 渡すっちゅうがは。知らん顔して続けよう思うたら、続けられるげ。ほんでも、しがみついて輪島塗をちゃ、ダメにするわけには いかんさけな」
NHK/2015年8月3日放送
【脚本】篠﨑絵里子
まれ・第104話 [まれ]
「希ちゃんの未来を占おうと思ったけどやめた。あなたはきっと自分でどんどん変えていく人だから」
「ふるさとって、生まれた場所じゃないんだね。(中略) 大事な人たちに出会えた場所が、ふるさと なのかもしれないね」
NHK/2015年7月28日放送
【脚本】篠﨑絵里子
まれ・第96話 [まれ]
「ふるさとに帰るがに、なんかをちゃ持って帰る必要はないげんよ。(中略) なにものにも ならんでも、なーんも持たんでも帰れるがや、ふるさとなんじゃないがけ」
NHK/2015年7月18日放送
【脚本】篠﨑絵里子
まれ・第94話 [まれ]
「夢ってのは、ずっと探し続けていくもんなのかもしれないな」
「値段が高くなるからといって原価を抑えるな。(中略) たかがケーキに、こんなに金を使いたくないと思う消費者もたくさんいる。高くても、こっちを食いたいと思える菓子を作れ」
NHK/2015年7月16日放送
【脚本】篠﨑絵里子
まれ・第77話 [まれ]
「誰の心にでも、のぞきゃ、ひとに言われん黒うて、嫌なもんやドロドロ眠っとる。おめえだけでねえわい。きたねえ心や嫌やったら、(中略) 誰にも見つからんように、上手に隠して生きて行きゃいい。ほやけど、自分にだけは隠したらダメや。誰や知らんでも、ホントはここ(胸の中)に きたねえもんや あるちゅうことを、自分だけは ちゃんと認めとくま」
NHK/2015年6月26日放送
【脚本】篠﨑絵里子
まれ・第75話 [まれ]
「事業ってのは、続けるのが いちばん難しいわけじゃない? なのにさ、でっかい夢とか言って、アイディアを考えてるときが(オレは)いちばん楽しくて、ちょっと形になってくると、もう次のことが したくなってさあ。そうやって、次から次へと夢を消費してったんだよね」
NHK/2015年6月24日放送
【脚本】篠﨑絵里子