うちの弁護士は手がかかる・第11話(最終回) [うちの弁護士は手がかかる]
「たしかに、一流の医師である あなたの代わりは、いないかもしれません。ですが、どんな一流も、どんなスゴイひとも、独りでは なにもできません。手術をサポートしてくれる ほかの医師がいて、患者さんのお世話をする看護師さんがいて・・・あなたが たくさんの命を救ってこられたのは、代わりがいくらでもいる そんなひとたちの支えがあったからではないのですか」
フジテレビ/2023年12月22日放送
【脚本】中園勇也
うちの弁護士は手がかかる・第10話 [うちの弁護士は手がかかる]
「謝罪行脚ってのは、まあ、なつかしいなあ。梨乃さんが不倫スキャンダルのとき、お遍路かっていうくらい回ったもんな」
「信念が強いひとほど、その信念に突き動かされて、やっちゃいけないことまで やっちゃうの」
フジテレビ/2023年12月15日放送
【脚本】市川貴幸
うちの弁護士は手がかかる・第9話 [うちの弁護士は手がかかる]
「代わりはいくらでもいる? 誰でもできる仕事? そんなのは自分が いちばん よくわかってる。だけど、自分にしかできない仕事があるはずだって・・・。誰かから見たら つまらない仕事でも、誰かの役に立ってるんだって、必死に走り回って・・・。誰にでもできる仕事を、誰もやらなかったら、この世界、回んねえじゃねえか」
フジテレビ/2023年12月8日放送
【脚本】中園勇也
うちの弁護士は手がかかる・第6話 [うちの弁護士は手がかかる]
「ミドルエイジ クライシスですね。年を取れば取るほど迷うんです。大丈夫、じきに終わりますよ。次にゴールドエイジ クライシスがやってきます。病に次ぐ病です」
「相手がどう思ってるかなんて、自分では わからないことを考えて、答えは出るんですか。その想像に意味はあるんですか」
「慰謝料がっぽりの迅速離婚はお任せください。安心、信頼、実績、且つ明瞭――。辻井玲子です」
「あやしい肩書がたくさん。もはや闇金の手口です」
「表に出る側の人間っていうのは、大きなストレスを抱えます。有名税なんて言われたりしますが、ひとって そんなに強くないので。見えないところから 石 投げられて、当たって、傷ついて。小さな傷だと思ったものが いつの間にか大ケガになっている・・・本人も気づかないうちに」
「時間はないか・・・。ん、逆? ときは満ちた――」
フジテレビ/2023年11月17日放送
【脚本】おかざきさとこ、西垣匡基/【脚本監修】瑠東東一郎
うちの弁護士は手がかかる・第5話 [うちの弁護士は手がかかる]
「『難しい、難しい』とばかり言うなら、その証明が難しい証拠を出してくださいよ。あなたの考えが浅いから、『どう考えても難しい』だけでは?」
「弁護は試合じゃない。依頼人の利益が最大になるように努力をする地道な積木なの」
「いまは『このままでいい』――そう思っていたとしても、この先ずっと、そう思い続けられるという確証はありますか。いま このとき、真実を明らかにしなければ、いつか後悔する。きみは後悔しないと言い切れますか」
フジテレビ/2023年11月10日放送
【脚本】斎藤すず
うちの弁護士は手がかかる・第4話 [うちの弁護士は手がかかる]
「はやい、やすい、きびしい――それが裁判員裁判。裁判員は自分の仕事を休んで裁判に出席する。だから、できるだけ早く。事件の説明は、わかりやすく。ただ、法律に詳しいわけじゃないから、一般的に判決は厳しい」
「正反対のふたりってさ、友達には絶対なれないけど、うまくデコとボコが はまれば、いい仕事仲間には なれるよね」
「ぼくには わかります。自分に自信が持てなくて、世の中の役に立てている実感がない。そんなとき、キラキラとした才能を目の前にすると、そのひとのために生きたい――そう思えてしまうことが」
「あなたは(身代わりになることで)彼女を救った・・・つもりかもしれない。だけど、本当は自分の人生から逃げる言い訳が欲しかっただけじゃないですか。あなたは自分の人生を彼女に背負わせようとした。でも、木原さん。誰かの人生は、自分のものになったりはしませんよ」
「あなたは言いました。自分なんかが いなくなっても、誰も困らない。代わりは、いくらでもいる――。みんな、同じだよ、バカ野郎。それでも、前向いて、歩いて、転んで、走って、転んで、進まなきゃ いけないんです」
「これはコーヒーではなく、コーヒーに入れる砂糖かミルクのようなひとが主人公の物語。あるひとにとっては、どうでもいい存在かもしれない。でも、あるひとにとっては、なくてはならない存在だったりもする」
フジテレビ/2023年11月3日放送
【脚本】神田優/【脚本協力】西垣匡基/【脚本監修】瑠東東一郎
うちの弁護士は手がかかる・第3話 [うちの弁護士は手がかかる]
うちの弁護士は手がかかる・第2話 [うちの弁護士は手がかかる]
うちの弁護士は手がかかる・第1話 [うちの弁護士は手がかかる]
「(通告なしに解雇された)あなたは自分を守る権利がある。でも、その権利は当たり前なんかじゃない。先人たちが勝ち取った権利なんです。それを、どうして あなたは放棄するんですか」
「『大丈夫ですか』と聞かれて、『大丈夫』(と答える)以外の選択肢ありますか」
「非常識が当たり前になる怖さってあるからさ。見失わないで、最初の気持ち」
「そもそもさ、正義って、どんだけあんの? みんなが みんな『自分が正義でーす』みたいな顔してんじゃん」
「この世界の ほとんどが、勝負はつかない。ほとんどが痛み分け。でも、勝負がつかないからこそ、わたしたち弁護士が必要なの。どれだけ依頼人に寄り添えるか、いかに有益であるか・・・その後の依頼人の人生のために」
フジテレビ/2023年10月13日放送
【脚本】服部隆、西垣匡基/【脚本協力】おかざきさとこ/【脚本監修】瑠東東一郎