グレイトギフト・第５話 [グレイトギフト]
「なにを言ってもらっても構いませんが、自分のことは自分で決めます。他人の言葉に左右されてしまったら、自分の人生ではなくなってしまいますから」
「他人の気持ちに左右されて生きるのは面倒くさいです。それが わかってきちゃったから、婚姻率が下がってきてると思うんですけど、いかがでしょうか」
テレビ朝日／2024年2月15日放送
【脚本】黒岩勉
推しを召し上がれ 〜広報ガールのまろやかな日々〜・第６話 [推しを召し上がれ]
「わたしの推し、課金ができないんです。コンテンツがマイナーすぎるんです。わたしだって、課金できるものなら したいですよ。でも、投げ銭システムもなくて・・・」
「なに、由寿ちゃんの推しって、そこらへんに生えてる木とかなの？」
「担当の足祐さんは５歳上の美大卒のデザイナーだ。頭のてっぺんから 爪の先まで オシャレ成分が にじみ出てるような、どう見ても（わたしとは）文化的生息域が異なるひとだ」
「出る杭は粉砕される社会で生きてきた。（女は）いちばんになっては いけなかった。ひとと違っても、目立っても いけなかった。そんな土地は、21世紀のいまも まだ存在するのだ」
「由寿の実家は、田舎の小さな集落にある。しかも、彼女は（東日本大）震災を経験している。（住む場所があってよかった。生きてるだけで恵まれている――。）言うほうは なにも意図していなかってであろう その類いの言葉を、由寿は自分でも意識しないまま、心の奥で十字架にしてしまった。慎ましく生きなければならないと思ってきたのだ。無自覚に積み上げられた そんな十字架を背負った人間が、自由主義社会のシンボルのような東京にやって来た。勤務先は大企業の広報部。市場の ありとあらゆる最先端の情報を、目からも、耳からも摂取しなければならない。必死に食らいついてはいるが、そんな環境の変化に由寿の精神が追いついていない」
テレビ東京／2024年2月14日深夜放送
【脚本】阿相クミコ／【原作】宮木あや子
僕の手を売ります・第５話 [僕の手を売ります]
「都合の悪いことは忘れる。面倒はひとに押しつける。不安をなくすためだったら嘘もつく。そうやって生きて行くのが普通なのに、おまえは それができない。なぜなんだ」
「これ以上、バカと話す時間はない。精神が死ぬ」
フジテレビ／2024年2月14日深夜放送（2023年11月3日より、FOD、Prime Videoにて配信）
【脚本】冨永昌敬
ネットや携帯電話向けに制作・配信されたドラマについては、テレビ放送されたもののみ採録の対象としています
婚活1000本ノック・第５話 [婚活1000本ノック]
「婚活って、巨大なゴミ箱の中に落としたコンタクトレンズを、手探りで探すようなもんなんだよね・・・最初にあたりをつけて、一度か二度のアタックでヒットさせなきゃ、取れない感じが。ごぞごぞやってるうちに、どんどん底のほうに沈んでって。自分でも もうコンタクト 探してんのか、なに探してんのか わかんなくなっちゃってさ。なんか、婚活すれば するほど、結婚からも、恋愛からも、遠ざかってる気がしてさ」
「心から自分を愛すればこそ、心から愛するひとを見つけることができるんです」
「さすが南さん。打たれ強さにおいては、『除夜の鐘』並みですね」
「婚活において、もったいない精神は捨て去ることです。選ぶこととは、すなわち 切り捨てることなんです」
「年の差16だし、男爵からすれば、わたしもJK同然的な？」
「Ｊ『冗談は』、Ｋ『顔だけにしろ』的な？」
「人間にはそもそも、求めるものを引き寄せる力というものがありますからね。結婚をあせるより、強く願うことのほうが有効だと思いますよ」
フジテレビ／2024年2月14日放送
【脚本】藤平久子／【原作】南綾子
※ １段目は２名による連続した台詞をつなげたものです
