SSブログ
病院の治しかた ブログトップ

病院の治しかた ~ドクター有原の挑戦~・第7話(最終回) [病院の治しかた]

「きみの手の中にある灯火を絶やすなよ。手にした明かりを頼りに、進んでいけ」



「経営権を失うということは、病院が理念を失うということです」


テレビ東京/2020年3月9日放送
【脚本】
山本むつみ
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

病院の治しかた ~ドクター有原の挑戦~・第4話 [病院の治しかた]

「気にかけてあげてね。おかあさんって、子供に なにかあったら、自分が悪かったって思いつめてしまうものだから」



「赤ちゃんは命のかたまり。未来そのものだもの。病院って、だんだん弱っていくひとも多いけど、産科は命が生まれて育つところでしょ。産科は病院のパワースポットだよ」



「ぼくは患者さんに選ばれる病院になることばかり考えていて、現場で働くひとたちのほうを向いていなかった。よい病院とは、まずそこで働く医者や看護師たちに選ばれるところでなければならないのに」



「今日 種をまいても、明日あした 花が咲くわけじゃありません。でも、種をまかなければ、いつまで経っても花は咲かないんです。倉嶋さん、いまなんですよ。いま なにをするかで、病院の未来が決まるんです」



「病院の仕事はいいもんですね。ケガや病気を治すことは、患者さんの未来を一緒に作るということですから」


テレビ東京/2020年2月10日放送
【脚本】
山本むつみ
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

病院の治しかた ~ドクター有原の挑戦~・第3話 [病院の治しかた]

「指はどっちを向いてる? 5本とも上を向いてるが、少しずつ向きが違うんだろ。最初は小さな差だが、先へ行くほど広がって、やがて5本の指は別々の方向へ向かってしまう。きみの病院はいまこんな状態にあるんじゃないのかな。5本の指が合わさるように、一人ひとりのベクトルが同じ方向を向いたとき、組織は最大のパワーを発揮する」



「難しいのはね、この5本の指をひとつに束ねること。そのために、(きみのお父上は)無謀とも思える速さで、病院の規模を拡大していった。なぜだか、わかるかね。緊張感を失ってしまえば、指はバラバラに離れる。だから、常に半歩でも前に進み続ける。ムリをするってのは、当然 苦しい。だけど、前進しようと必死にもがいたときに、チームは結束して、最大の力を発揮する」



「人手が足りない、ベッドが足りない、設備が足りない――。(24時間診療が)できない理由はいくらでもあります。でも、できることだけをやっていたのであれば、病院に成長はありません。(中略) 不完全でも、まず はじめてみて、足りないものを補っていく。そういうやり方はできないでしょうか」



「『人生は下りのエスカレーターを駆け上がるようなもの』って言うでしょ。同じステップに立ち止まってたら、ズルズル下がるだけ。一生懸命 上り続けて、やっと現状維持できるってこと」


テレビ東京/2020年2月3日放送
【脚本】
山本むつみ
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

病院の治しかた ~ドクター有原の挑戦~・第2話 [病院の治しかた]

「黒字経営の病院では、人件費率は55パーセント程度に抑えられています。こちら(の病院)は年功序列式の給与体系ですから、職員の年齢と共に人件費は上昇し、早晩、6割を越えることが見込まれます。(中略) (国公立病院の人事制度に合わせているとおっしゃいますが)国公立病院は9割が赤字で、補助金頼みというのが現状です。同じことをしていたら、医療法人は破綻します」



「病院の常識は、世間の非常識じゃないかって(気づきました)。病院はこういうもんだ、と決めつけてきたことは、一度 疑ってみたほうがいい。外からきた事務長が、変だと思うことは、やっぱり変なんです」



「病院の常識を一気に引っ繰り返しましょう。一般企業と同列に語れないとか、医師だけは特別な存在だとか言っていたら、人事改革は進みませんから。(中略) ただ、ここが いちばん重要なんですが、人件費を削ることを、改革の目標にはしないで下さい。目指すのは、活力のあるチーム医療。夢と希望にあふれる職場作り。そういう理念の実現なんです。それができれば、ムダな人件費は自然と減っていくはずですから」



「新しい人事制度は、まずは医師から導入しましょう。いちばん難しいから、最初にやるんです。ラクなところから はじめたら、必ず途中で頓挫します」



「どんな提案でも、全員が賛成なんて まずあり得ない。2割ぐらいのひとは、なんだって反対するんです。でも、賛成するひとが2割いれば、残りの6割は いずれ ついてくる。10人のドクターのうち、ふたりが賛成でした。『2・6・2の法則』でいけば、これはできるということなんです」



「反対意見は歓迎します。論戦も大いに結構。でも、変わることを かたくなに拒んで、自らリングを降りてしまうひとは、ぼくは引き止めても仕方がないと思うんです」


テレビ東京/2020年1月27日放送
【脚本】
山本むつみ
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

病院の治しかた ~ドクター有原の挑戦~・第1話 [病院の治しかた]

「総花的に診療科目を並べていたって、地方病院はもう生き残れない。船が小さくなれば、乗れる人間の数が減る。それでも、全員 乗ったまま沈むよりはマシだろう」



「不採算部門を切れば、帳簿上は短期間で黒字になるでしょう。そうしておいて、病院買収を望むところに高く売れば、投資会社は儲かる。銀行もです。損害を被るのは、診療を受けられなくなった患者さんたちだ。こんなやり方で病院再生など できるはずがない。この計画には未来がないんですよ」



「病院っていうは、おかしな組織ですよ。院長は一般企業で言えば社長なのに、経営のイロハも知らないんですから」



「この1カ月の支出が減ったのは、(材料費の見直しの結果ではなく)気持ちの変化なんです。ぼくもそうでしたが、医者はよい治療ができれば それで満足なので、経費のことは後回しなんです。『コストを削れ』なんて言うと、抵抗は大きいですけど、その分、お金に意識が向く。それで、文房具や医療材料、光熱費のムダ使いが少し減ったってわけです。病院を建て直すには、職員全員の意識を変えないと。コスト削減は、結果が数値に表れるので、意識改革の突破口としては打ってつけでした」


テレビ東京/2020年1月20日放送
【脚本】
山本むつみ
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

病院の治しかた ~ドクター有原の挑戦~・補遺 [病院の治しかた]

別カテゴリーでエントリーされている「病院の治しかた ~ドクター有原の挑戦~」の台詞は以下からどうぞ

病院の治しかた ~スペシャル (月曜プレミア8)
※タイトルをクリックすると新しいウィンドウがひらきます
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ
病院の治しかた ブログトップ