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MIU404・第11話(最終回) [MIU404]

「伊吹は危なっかしいけど正しいやつで、オレはあいつに正しいままで いて欲しい。ああいう刑事がひとりくらい いたっていい。それに助けられるひとが、きっと たくさんいる」



「面目や体面のために、できることを やらないのなら、わたしたち(警察)がいる意味って なんですか。小さな正義をひとつひとつ拾ったその先に、少しでも明るい未来があるんじゃないんですか」



「こんな世界にした おまえを、オレは一生 許さない。許さないから、殺してやんねえ」


TBS/2020年9月4日放送
【脚本】
野木亜紀子
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MIU404・第10話 [MIU404]

「ネット上は陰謀論で大盛り上がりですよ。警察を敵に回すと、盛り上がるんです」
「なにを言っても絶対に反論しない相手は たたきやすい。みんな、誰かを裁きたくて仕方ないんだよ」



「(警察庁から出向している)おまえは、オレらみたいな兵隊とは違うんだ。悪くとるなよ。その分、おまえはオレらとは違うことができる。それが いずれオレたち兵隊を助けるんだ」



「法律ってルールがあって、オレたち(警察)はそれを守んなきゃいけない。(悪いやつはルールを守んないんけど)それでもルールは守んなきゃいけないって、いつも志摩は言ってる。じゃないと、正義のはずが不正義になるんだって」



「正義って、すんげえよええのかもしんねえな。(中略) 弱いから大切にして みんなで応援しないと、消えてなくなっちまうのかもしんないな」



「どんなに下手な屁理屈こねようと、おまえは人間の形をしてるんだよ。人間にカウントされる以上、人間のルールに則って裁かれる」



「なあ、志摩ちゃん。『死んだやつには勝てない』って言ってたけど、それ違うよ。生きてりゃ、何回でも勝つチャンスがある」


TBS/2020年8月28日放送
【脚本】
野木亜紀子
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MIU404・第9話 [MIU404]

「毎度、そんなに反省してたら、身が持たねえんだよ。オレたちの仕事は、できなかったことを数えるんじゃなくて、できたことを数える」



「全部、表ならいいのにね。表の世界だけ。悪いひとが捕まって、頑張ったら報われて、正しいことをしたひとが後悔しないですむ世界・・・」


TBS/2020年8月21日放送
【脚本】
野木亜紀子
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MIU404・第8話 [MIU404]

「伊吹の場合、動体視力や、聴覚や、嗅覚が鋭い分、ひとより多くの情報が脳に入る。ところが、思考力と語彙力が足りないせいで、論理立てて説明ができない。うまく言語化もできない。その結果、『オレ様の勘だぁ』みたいな、バカみたいな物言いになる」



「キリスト教の教えは『許し』なんだって。イタリアでは、窃盗犯がすぐに釈放される。彼らは生活に困って、やむなく盗みを働いた。はじめから罪深い人間なんていない(という考え方だ)。オレたちは犯人を逮捕することで、悪しき おこないを止める。逮捕された者は、服役することで罪を償う。それは許しを与えるということだ。オレはそうやって刑事をやってきた」 →参照(2段目)


TBS/2020年8月14日放送
【脚本】
野木亜紀子
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MIU404・第7話 [MIU404]

「意味とか言い出したらさ、この世のほとんど、意味なんてないよ」



「10年間、誰かを恨んだり、腐ったりしないで、本当によかった。オレはラッキーだったなあ。大熊の不幸は、10年間ここから一歩も動かず、誰にも見つからなかったことだ」



「時効が終わっても、オレたちの名前は記録に残る。家 借りられる? まともな仕事に就ける? あのとき自首してたら、8年ぐらいで出られたのに・・・。いまごろ、とっくに罪を償い終わって、堂々と生きられた。普通に生活ができたんだよ。オレたちはもう死んでるのと おんなじだ」



「完全に閉じちまった人間の手は、つかめねえんだ」



世人よひとが(刑事局長である)わたしの息子だということは、ひとつの不幸です。二世って、厄介でね。それだけで気をつかって、ゴマする者もいれば、目の敵にする者も出る。そのうち、自分の立ち位置を見失う。流されずに、己の道を探せるようになって欲しい」


TBS/2020年8月7日放送
【脚本】
野木亜紀子
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MIU404・第6話 [MIU404]

「匿名のたれ込みメールがあったなんて、どうして言ったんだ。あれじゃあ、オレたちはそれ以上なにも知らないって言ってるようなもんだ」



「警察は法律が定める手続きによってのみ、個人の自由を制限できる。法を守らずに力を振るったら、それは権力の暴走だ」



「間違いも失敗も言えるようになれ・・・バーンとあけっぴろげによ。最初から裸だったら、なんだってできるよ」


TBS/2020年7月31日放送
【脚本】
野木亜紀子
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MIU404・第5話 [MIU404]

「なんだってそうだ。まともにやろうとする人間と、抜け道 探して悪さする人間がいる」



「他人を信じないのは、刑事やってりゃ当然だ。優秀なやつほど、そうなる。でも、自分を信じられないとなると、そいつの軸足はどこだ。ゴム底がついてない靴で、油の上を走るようなもんだ。大丈夫なのか、そいつは」



「国の罪は、オレたちの罪なのか・・・。オレが『ごめんね』って言っても、何十万もの(働く)ロボットにされたひとたちは救われないんだよ」



「(問題が)見えてないんじゃない。見ないほうがラクだ。見てしまったら、世界がわずかにズレる。そのズレに気づいて、逃げるか、また目をつぶるかだ」


TBS/2020年7月24日放送
【脚本】
野木亜紀子
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MIU404・第4話 [MIU404]

「いいことをするには、心の余裕と、金銭的余裕がいる。いや、そうでもないな。金持ちは金儲けのために、悪いことをする。この世に金がある限り、事件は起こる」



「土壇場でわかるよな・・・そいつが どんなやつか。(中略) ウサギってさ、追いつめられると、オオカミも真っ青な強烈なキック、繰り出すんだって。アニマルチャンネルで観た。そいつの本性 知るには、生死がかかった瞬間を見るといい」



「暴排条例ができてからこっち、悪事に使うケータイを契約するのも一苦労だ。だが、店ごと買い取れば? 家が借りれなきゃ、不動産屋を買う。システムが欲しけりゃ、IT企業を買う。B――つまり、暴力団の手口は巧妙化してる」



「もし(わたしが働いている会社が暴力団のフロント企業だと)通報しても、警察は次の仕事を用意してくれるわけじゃない」


TBS/2020年7月17日放送
【脚本】
野木亜紀子
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MIU404・第3話 [MIU404]

「九重さんってさ、自己評価 高いよね。自分は まわりに迷惑かけてないって思ってる」



「(ひとが)たどる道は真っ直ぐじゃない。障害物があったり、それを うまく よけたと思ったら、横から押されて違う道に入ったり・・・。そうこうするうちに罪を犯してしまう。なにかのスイッチで道を間違える。(中略) 自己責任・・・その通り。自分の道は自分で決めるべきだ。オレもそう思う。だけど、ひとによって障害物の数は違う。正しい道に戻れるひともいれば、取り返しがつかなくなるひともいる。誰と出会うか、出会わないか。このひとの行き先を変えるスイッチはなにか。そのときが来るまで誰にもわからない」



「イタズラっていう言い方、やめませんか。例えば、イジメは暴行障害、強要、侮辱罪。児童への性的なイタズラと呼ばれる行為は、イタズラなんて軽いもんじゃない。性的な加害、性暴力です。日本語の表現は、柔らくて美しい。だけど、重大な問題までオブラートで包み隠してしまう」



「相手が未成年だとしても、取り返しのつかない犯罪はあって、それ相応の罰は受けてもらう。だけど、救うべきところは救おうというのが少年法。(たしかに未成年をかさに着て、好き放題する少年はいるけど、)わたしはそれを、彼らが教育を受ける機会を損失した結果だと考えてる。社会全体で そういう子供たちを どれだけ救い上げられるか。5年後、10年後の治安は、そこに かかってる」



「未成年にもかかわらず、ネットで実名と顔写真が出回った。(中略) おかげで、本来 受ける以上の社会的制裁を受けている。罪を裁くのは司法の仕事。(少年法が甘いからといって)世間が好き勝手に私的制裁を加えていい理由にはならない」


TBS/2020年7月10日放送
【脚本】
野木亜紀子
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MIU404・第2話 [MIU404]

「オレはやってない――。犯人がそう言うとき、多くは ごまかすために言う。捕まりたくないから。だけど、もうひとつ・・・犯人自身がやっていないと思いたい(場合がある)。自分のやってしまったことを、認めたくないんです。できることなら、罪を犯す前に戻りたい。なかったことにしたい・・・」


TBS/2020年7月3日放送
【脚本】
野木亜紀子
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MIU404・第1話 [MIU404]

「オレたち警察は権力を持っているからこそ、慎重に捜査しなければならない。そのための規則だ。そのための捜査手続きだ」



「現実の刑事は、9割が引退まで拳銃を抜かない。『撃たない』じゃない、抜かないんだ。それが日本の警察」


TBS/2020年6月26日放送
【脚本】
野木亜紀子
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