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自由な女神 -バックステージ・イン・ニューヨーク-・第4話(最終回) [自由な女神]

「なんで、むこうが全面的に悪いのに、あたしが会いに行かなきゃいけないわけ? あたしは ここで ひたすらに鉄槌を打ち下ろしておくから、むこうから出向いてきて、よきタイミングで頭 差し出すのが礼儀でしょって話よ」



「気になる要素ばらまいて、帰らないでくださいよ」



「『これまで』を無視して、『これから』ばっかり語るんじゃないよ、おまえは」



「体だけ動かそうとするからダメなのよ。心が動いた先に、体がついてくる――。つまり、あなたに足りないのはハートね」



「仕事っていうのはな、ちゃんとした金銭が伴うものだ。おまえがやってるのは趣味だろ。(中略) なにを見つけたんだ? なにを手にした? 自分には これがあるから大丈夫だと、なにをもって言うつもりなんだ、おまえは。形で示せず、理想だけを担保に、信じて欲しいと言うのは甘えなんじゃないのか」



「『生まれてきて よかった』なんて思えない。『産んでくれて ありがとう』なんて言えない。そんな思いを抱えて生きるひとたちが想像もつかないくらい存在して、こんな小さな店にも たくさん集まってくる。あたしは そんなふうに思っちゃうひとたちのことを、否定も肯定もしたくない」



「差別の意図はなかった。理解を深めて受け入れよう――。そんなの いらないのよ。ここにいる全員がいろいろあって、それなりに孤独で、それなりに楽しんで生きてる。自分の生き方を他人に ごちゃごちゃ言われるのは、うんざりなの。だから、あたしは ここにいる全員を祝福するために踊るわ。誰かが作った ぬいぐるみに閉じ込められて、助けを求める声さえも枯れ果てたベイビーたちに捧げるわ」



「正解をなぞろうとするから、間違えるの。やりたいことを正解にすれば、間違えるなんてことは ないんだから」


フジテレビ/2023年3月25日深夜放送
【脚本】
櫻井智也下田悠子/【原作】オーツカヒロキ
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自由な女神 -バックステージ・イン・ニューヨーク-・第3話 [自由な女神]

「これはやられた。女がらみ どころじゃなかった。(ケンは)所帯持ちだった。やばい やばい、これはやばい。想像の斜め上というか、思いもよらないところからヤリが飛んできた。(わたし)びっりしてる。痛いというより、びっくりしてる。びっくりしてるうちに帰ります。あとは よろしくお願いします。いまは まだびっくりしてるから、びっくりが渋滞してるから、痛みは まだ遠くで待機してるけど、びっくりが引いたら痛みがやってきちゃう。そうしたら動けなくなっちゃうから、駅までも歩けなくなっちゃうから・・・」



「ケンの立場を思いやるのはいいけど、あんた自身が思うことは いろいろあっていいんじゃない? なんで、あなたが引かなきゃいけないの。ムカつくじゃない。だって、むこうはきっと答えなんか出ないことに対して、『どうしたらいいんだ』って、たそがれてるだけの男でしょ。『悪いことしちゃったよ』って落ち込んでさ。本来 落ち込むべきは、悪いことをされたほうなのに、それを差し置いて落ち込んでさ。で、非難を寄せつけないようにしてるわけじゃない。そんなの、『がっかり泥棒』じゃない」



「あのひとって、ほら、なんでも できちゃうひとだったじゃない? でも、社会に出て、思い知るわけよ。なんとなくじゃ、なんとも ならないって」



「おまえ、サチにさ、『なんで、ここにいんの?』って言ったんだろ。オレはそれが本当に許せない。(中略) サチは おかしいことしたか? おまえを心配してここに来たのに、『なにしてんの?』って言われるようなことしたか」



「たしかに あんた、本物だった。むかしは あたしの偽物でしかなかったけど、今日のあんたは本物のあんただった。あんたを いちばん素敵に踊らせるのは、あんたしかいないものね」


フジテレビ/2023年3月18日放送
【脚本】
櫻井智也/【原作】オーツカヒロキ
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自由な女神 -バックステージ・イン・ニューヨーク-・第2話 [自由な女神]

「弱い自分が負けるのは当たり前のことなんだから、落ち込むことないし、弱いから いつか強くなろうって前に進める。(中略) そう、弱いから負ける。負ける度に強くなる。それって、もう無敵じゃない?」



「ミントちゃんはね、数えきれないほどの苦労を、みがいて、みがいて、光ってる」



「あの短い花道が、なりたい自分と、いまここにいる自分、その距離。その距離に絶望するのか、ワクワクするのか、どっちかじゃない?」



「迷子になるのって怖いんだよね。怖いなら、怖いって言えばいい。弱さだって、きみの魅力だよ。もし迷子になったら、ぼくが隣で手をつないでる。ふたりなら、迷子になっても楽しいじゃない? もうデートだよ」



「人生ってのは、真っ直ぐには いかないさ。間違ってても、やり直せる。でもね、誰かのせいにしないで、自分で自分の人生を引き受ける――。それが(生きる)コツかな」


フジテレビ/2023年3月11日放送
【脚本】
櫻井智也下田悠子/【原作】オーツカヒロキ
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自由な女神 -バックステージ・イン・ニューヨーク-・第1話 [自由な女神]

「あんたは自分のことが好きなひとしかいない場所でぬくぬくしてるだけでしょ。あたしは自分にやいば 向けてくる相手とも戦ってるんだよ」



「あたしだって、ゼロから1は作れないのよ。1を10にするのが、あたしの仕事。だから、10になった あんたを誰かが ほめたら、自分が持ってる1に誇りを持ちなさい」



「サナギを見て、頑張ってないとは言えないんじゃないかな。サナギとして頑張った結果がチョウチョになっただけであってさ、いまの自分がサナギであることを悲観すること、ないと思うけどな。なりたい自分がいて、いま それに なれてないからって、頑張ってないとは言えないと思うよ」



「なりたい自分が見つからないなら、なりたくない自分から逃げ続けなさい。なりたくない自分に捕まらないように、全力で走るの。やみくもに走って、汗だくで逃げて・・・そしたら いつの間にか、なりたかった自分になってる」



「ツラくて苦しいのに、どうしても やってしまうことって あるわよね。やめたくても、やめられない――。それが『好き』ってことなのね。なにかを好きになること、それに のめり込むこと・・・それって、誰にでも できると思われがちだけど、実はそうじゃなくて、それだけで立派に才能なのよね」


フジテレビ/2023年3月4日放送
【脚本】
櫻井智也/【原作】オーツカヒロキ
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