新しい王様 Season2・第8話 [新しい王様]
「ネットって、安くて手軽なニュースであふれてるじゃないですか。でも、ネットって、コストをかけて裏をとろうとしないですよね。本当か嘘かの判断は受け手に委ねてしまってます。でも テレビは、不細工でも、失敗して笑われても、とにかく取材源にあたって、情報がたしかなものか確かめようとします。間違えました、ダマされましてっていうことはあっても、正しいことを伝えたいっていう、見果てぬ夢を追ってるんです。それが、あたしたちなんですよ」
「自分の力っつーか、お金の力では思い通りにならない相手を、いきなり手のひら 返して悪く言うって、あんたの悪い癖だね」
「あんたとは組まない。どうせまた株を買い占めて、いい値段でエグジットできるとなったら、こっちのハシゴ外して、自分だけ売って逃げるんだろ。あんたは投資家じゃない。ダニだ。せいぜい金貸しだ」
「金貸しじゃない。わたしは投資家だ。利息が決まっている融資、つまり金貸しにも、貸し倒れや、いろんなリスクがあるが、投資には もっといろんなリスクがあって、気を抜けない。大きなリターンを取ろうとしたら、すべてを失うリスクが大きくなる。わたしが以前 手掛けた海中カジノを例にとって教えてやろう。カジノのゲームの期待値は、どれも100賭けて、リターンは100未満。つまり、カジノで客のほうが有利なゲームはひとつもない。でも、カジノで客が勝てることもある。それは、どういう場合か。勝ち逃げだよ。店側は客がいる限り、客の賭ける賭け金でゲームを受け続けなければならないが、客のほうは運よく勝てたら、それで手じまいして、利益を確定することができる。それと同じ理屈だ。ぼどほどのリターンで手じまいするのは、投資家の権利でもある」
「オレは(あんたと違って)、損したり、失敗したりは、怖くないから。あと、こうやって頬をなでる風、この風の心地よさを感じられないやつが、いくら金や物を持っていても、オレはちっとも うらやましいとは思わない」
TBS/2019年4月8日深夜放送
【脚本】山口雅俊
大全力失踪・第1話 [全力失踪]
「住む場所を変えても、どんなひとと出会っても、自分が変わんなきゃ、なんにも できないよ。失踪なんか しなくたって、自分次第でツラい状況は変えられるってこと。失踪した気になりゃ、なんだって できるもんね」
NHK BSプレミアム/2019年4月7日放送
【脚本】嶋田うれ葉
仮面ライダージオウ・第30話 [仮面ライダージオウ]
「決められた未来なんてない。いまを生きてるオレたちが作り出すのが未来なんだ」
「オレはおまえが気に食わん。しかし、いつまでも過去に こだわる自分も気に食わん」
テレビ朝日/2019年4月7日放送
【脚本】下山健人
ミラー・ツインズ Season1・第1話 [ミラー・ツインズ]
「正直、オレは気に入らないんだよ。警察に任せられないからって、自分が刑事になっちなうような、おまえの自己中心的な正義感がな。(おまえにそんな)つもりは なくても、オレたち全員 信用してないですってオーラが出てんだよ」
フジテレビ/2019年4月6日放送
【脚本】高橋悠也
離婚なふたり・前編 [単発]
「(離婚したいんだけど)理由らしい理由がないんです。漠然と自分の未来に夫がいないんですよね」
「どれだけ精巧な置時計でも、ほうっておけば時間も狂うだろう。オレたち夫婦の時間も、多少 狂ってたかもしれない。でも、それは これから ゆっくりと合わせていこう」
テレビ朝日/2019年4月5日放送
【脚本】樋口卓治/【原案】樋口卓治
ラーメン大好き小泉さん2019春SP [ラーメン大好き小泉さん]
「おすすめのラーメン? そんな厄介な問いには答えたくありません。店のラーメンですか、それとも市販? いつ、どこで、誰と、なにを目的に? わたしはあなたの味の好みすら知りません。出汁、タレ、香味油、具材などの、味の系統、味の濃さ。油の量。麺の形状、太さ、全体的な量。それに、独りで行くのか、複数で行くのか。地区や路線など、店の場所、店内の雰囲気、その他備考。好きな食材、嫌いな食材、サイドメニュー。つけ麺や油そば、ご当地食材の使用などなど。まだ、これでも ほんの一部ですが、最低限、これぐらいの情報開示がなければ、無責任に おすすめ なんて できません」
フジテレビ/2019年4月5日放送
【脚本】久馬歩、阿相クミコ/【原作】鳴見なる
なつぞら・第4話 [なつぞら]
「オレたちは なんでも我慢せず、言い合う。そうしなければ 開拓のツラさも、冬には零下30度を超す寒さにも、耐えきれんかった。言い合える相手がいるだけで、ひとは恵まれとる」
「ちゃんと働けば、必ず いつか報われる日がくる。報われなければ、働き方が悪いか、働かせる者が悪いんだ。そんなとこは、とっとと逃げ出しゃ いいんだ。だが、いちばん悪いのは、ひとが なんとかしてくると思って生きることじゃ。ひとは ひとをあてにする者を助けたりはせん。逆に、自分の力を信じて働いていれば、きっと誰かが助けてくれるもんじゃ。おまえは この数日、本当によく働いた。そのアイスクリームは おまえの力で得たものだ。おまえなら、大丈夫だ。だから、もう無理に笑うことはない。謝ることもない。おまえは堂々としてろ。堂々と、ここで生きろ」
NHK/2019年4月4日放送
【脚本】大森寿美男
新しい王様 Season2・第7話 [新しい王様]
「夢は風船みたいなもんだ。手を離した瞬間、どっかへ飛んでっちまって、二度と戻らないんだぞ」
「解除できない雇用契約なんてない。辞められない会社? 辞められない仕事なんて、この世に存在しない。ひとは自分の道を選ぶことができる」
TBS/2019年4月1日深夜放送
【脚本】山口雅俊
警視庁機動捜査隊216 episode10・引鉄 [単発]
「当たり前のことを口にするな。当たり前のことしか口にしないやつは、当たり前の人生しか送れないやつだ」
「わたしの仕事は警察という組織を守ることです。あなたの仕事は事件を解決し、犯人を捕まえることだ。わたしは坂出管理官の指揮に口を出しません。あなたは事件解決のプロです。わたしのような捜査の素人とは違う。ですが、組織を守ることに対しては、わたしがプロです。どう守るかについては、わたしがすべてを決定する」
「負けたんだよ、親父もあんたも負けたんだ。(会社を)乗っ取られたからじゃない。財産を失ったからでもない。自分で負けを認めたからだ。自分で人生を投げたやつの気持ちなんて わからない。わかりたくもない」
「沢村警部補への警視総監賞の申請をしましょう。本人の意向はどうでもいいんです。警視総監賞の申請をすれば、それだけで正当な発砲だったとマスコミに強調できる。いまは、彼女を守ることが、警察を守ることになります」
「うわさ通りのひとですね。あなたは現場の捜査官から慕われている。坂出管理官の命令なら、危険な現場に飛び出す捜査官たちがいる。あなたのような指揮官が警察には必要です。けど、あなたとは逆の人間も必要だ。現場の人間に どれだけ嫌われても、組織のために ひとを切る人間がです」
「偶然という言葉は嫌いだ。わたしの人生は、わたしが選んだ結果でこうなった」
「ひとは誰でも、心に引鉄を持ってるんだ。イジメられた恨み、工場をつぶされた恨み、脅せば金が入るという悪意――。けれど、その引鉄を引けば、ひとは破滅してしまう。最後の引鉄を思い止まるかどうか、それで人生は変わってしまう」
TBS/2019年4月1日放送
【脚本】安井国穂
我が家のヒミツ・第5話(最終回) [我が家のヒミツ]
「ひとの暮らしの いちばんの敵は、さみしさ なんじゃないかなって・・・。(中略) 不安よりも希望、孤独よりも喜び、そんな人々であふれた町を作っていきたいんです」
NHK BSプレミアム/2019年3月31日放送
【脚本】渡辺千穂/【原作】奥田英朗
名探偵・明智小五郎・第2夜 「VAMPIRE ~巨大病院サイバージャック!!」 [単発]
「わからないことは、新しい発見の入口だよ」
「ファッションは、ときに大切なひとの気持ちを まとうことでもあります」
「(神に代わって、鉄槌を下した?)くだらない目的のために、神を語るな」
テレビ朝日/2019年3月31日放送
【脚本】酒井雅秋/【原作】江戸川乱歩