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大豆田とわ子と三人の元夫 ブログトップ

大豆田とわ子と三人の元夫・第10話(最終回) [大豆田とわ子と三人の元夫]

「誰だって心に穴を持って生まれてきてさ、それ埋めるためにジタバタして生きてんだもん。愛を守りたい、恋に溺れたい――ひとりの中にいくつもあって、どれも嘘じゃない」



「あなた、自転車 乗れないでしょ。わたしが教えなかったからですよ。よその子はね、あれ、みんな教えてもらうんだよ。ちょうど教える時期だったからね・・・わたしが家に帰りたくなくなったのが」



「あなたは すごいな。独りで そんなに立派になって。(中略) お父さんと お母さんが、あなたを転んでも独りで起きる子にしてしまった・・・」



「パーティーの あと片づけは、大変なほうがいいよ。朝 起きて、なにも変わらない風景だったら寂しいでしょ。次の朝、意味なく並べられたワインのコルク、テーブルに残ったグラスの跡――みんな、楽しかった思い出でしょ。どれも、きみが愛に囲まれて生きてる証拠なんだよ」


フジテレビ/2021年6月15日放送
【脚本】
坂元裕二
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大豆田とわ子と三人の元夫・第9話 [大豆田とわ子と三人の元夫]

「恋愛には、ときめきのピークがあるからだよ。だから、ひとは結婚して夫婦になる。離婚はめんどくさくて、『めんどくさい』は すべてに勝つから、夫婦をつなぎ止められる。恋人だったら とっくに別れる出来事を、夫婦は何度も乗り越える。だから、強くなる。ときめきが強さに変わる」



「それとこれ(仕事と恋)は別じゃない。だって、きみは働いて恋をするひとなんだから。ひとは働く。ひとは恋をする――。働くきみと、恋をするきみは、別のひとじゃない。分けちゃダメなんだ。誰よりぼくが知ってる。働く大豆田おおまめだとわ子を否定するやつは、離婚されて当然だ」



「ひとの孤独を埋めるのは、愛されることじゃないよ。愛することだよ」



「手に入ったものに自分を合わせるより、手に入らないものを眺めてるほうが楽しいんじゃない?」



「独りで生きていけるけど、まあ、寂しいじゃん。寂しいのはイヤだけど、でも、それで誰かと ふたりで いたって、自分を好きに なれなかったら、結局、独りだしさ。好きになれる自分と一緒にいたいし・・・。独りでも、幸せになれると思うんだよね。無理かな」



「夫婦なんて、強いとこじゃなくて、弱いとこで つながってるものなんじゃないの」


フジテレビ/2021年6月8日放送
【脚本】
坂元裕二
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大豆田とわ子と三人の元夫・第8話 [大豆田とわ子と三人の元夫]

「寂しいときは、寂しいって言ったほうがいいですよ。人間、便利なもので、寂しがり屋には、寂しがり屋が近づいてくるものです」


フジテレビ/2021年6月1日放送
【脚本】
坂元裕二
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大豆田とわ子と三人の元夫・第7話 [大豆田とわ子と三人の元夫]

「利益を得ることは大事だよ。だけど、いちばんじゃない。いちばん大事なのは、そこで働いてるひとだから」



「時間って、べつに過ぎてゆくものじゃなくて、場所っていうか・・・別のところに あるもんだと思うんです。人間は現在だけを生きてるんじゃない。5才、10才、20才、30、40・・・そのとき そのときを、ひとは懸命に生きてて、それは べつに過ぎ去ってしまったものなんかじゃなくて。だから、あなたが笑ってる彼女を見たことがあるなら、彼女は いまも笑ってるし、5才のあなたと5才の彼女は いまも手をつないでいて、いまからだって、いつだって、気持ちを伝えることができる――」



「人生って、小説や映画じゃないもん。幸せな結末も、悲しい結末も、やり残したこともない。あるのは、そのひとが どういうひとだったかっていうことだけです」



「人生にはふたつ、ルールがある。亡くなったひとを、不幸だと思ってはならない。生きてるひとは、幸せを目指さなければならない――」


フジテレビ/2021年5月25日放送
【脚本】
坂元裕二
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大豆田とわ子と三人の元夫・第6話 [大豆田とわ子と三人の元夫]

「私の持論では『男を見る目』と『恋愛感情』は敵対関係にあるから」



「普段、モテないひとって、ちょっと かまってもらっただけで妄想ふくらむじゃないですか」
「わかる。 でも、妄想しかないから、相手が実体化した途端、逃げるんだよね」
「そういうひとが したいのは、恋愛じゃなくて、恋愛ごっこなんですよ」



「ああ、ロマンチスト、最悪。そういうひとって、ロマンは ご飯だと思ってるんですよ。でも、ロマンはスパイスなんですよね。主食じゃないんだなあ」



「ほら、ちょっと余裕があって、一緒にいてラクなひとっているでしょ。しかも、こっちの話を何時間でも、口はさまずに聞けるひと。(中略) そういうひとって、結局、ひとのことを、ただ面倒くさがってるだけなんだなって。そのひとが優しいのは、優しくしておけば、面倒くさくないからなんだよ。一緒にいて楽しいのは、そのひとにとって人間関係はサービスでしかないから。ふと気づくんだよね。このひとは わたしと会話してるんじゃなくて、わたしが話しやすいところにボール返してるだけなんだって」



「いい恋愛って、二人でいるときだけじゃなくて、一人でいるときも楽しくなるもんだもんね」



「(『言いたいことの半分も言えなかった』って言いますけど、その気があれば)言えたことですよ。言えたことだけが、気持ちなんですよ」



「もう遅いよ。(そのひとの)どこを好きだったか教えるときは、もう その恋を片づけるって決めたときだよ。せっかく自分だけが見つけた秘密だったんだから」


フジテレビ/2021年5月18日放送
【脚本】
坂元裕二
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大豆田とわ子と三人の元夫・第5話 [大豆田とわ子と三人の元夫]

「人生に失敗はあったって、失敗した人生なんてないと思います」



「自分で自分なぐさめるのは得意だから」
「それはどうかな。ひとを傷つけるのって他人だから、なぐさめてもらうのも他人じゃないと」



「いいことは言いますよ。だた、それを実践できないだけで」



「社長の指示で動くのは現場じゃありません。現場は作業完了の日に向かって動くんです」


フジテレビ/2021年5月11日放送
【脚本】
坂元裕二
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大豆田とわ子と三人の元夫・第4話 [大豆田とわ子と三人の元夫]

「優しさで ひとに壁 作るひとってコワイ」



「ひとが『べつに』って言うときは、『べつに』な ことじゃない ときですよね」



「(女性に)モテて困ってる? え、なにそれ、SF?」



「 “独り” が癖になってるの。爪 噛んだり、前髪 触ったりと一緒。つい・・・つい “独り” を選んじゃう」



「普通、なんだって自分に有利に運ぼうとするものでしょ・・・仕事だって、スポーツだって、囲碁だって。でも、恋愛は違う。自分を有利に運んじゃいけない。一生 負け続けてくれるひとが、最高の恋人だもん」



「じゃんけんで いちばん弱いのが、なにか知ってる? じゃんけんで いちばん弱いのは、じゃんけんのルールが わからないひと。わたしにはルールがわからないの。会社員もできない。要領が悪いっていって、バイトもクビになる。みんなが当たり前にできてることが、できない。わたしから見たら、全員 山だよ。山、山、山、山・・・山に囲まれてるの」



「あなたみたいなひとが いるってだけでね、『あ、わたしも社長になれる』って、小さい女の子がイメージできるんだよ。いると いないとじゃ、大違いなんだよ。それは あなたが やらなきゃいけない仕事なの」



「五条さんのことはね、残念だよ。好きだったしね、(わたしのことを)好きになってくれたと思うしね。でも、恋愛はしたくないんだよ。『このひと、好きだな。一緒にいたいな』って思ってても、五条さん、男でしょ。わたしは女でしょ。どうしたって、恋愛になっちゃう。それが残念。べつに理由はないんだよ。恋が素敵なのは知ってる。キラキラってした瞬間があるのも知ってる。手をつないだり、一緒に暮らす喜びもわかる。ただただ、ただただ、恋愛が邪魔。女と男の関係が めんどくさいの。わたしの人生には いらないの。そういう考えがね、寂しいことは知ってるよ。実際、たまに寂しい。でも、やっぱり・・・ただただ、それが わたしなんだよ」


フジテレビ/2021年5月4日放送
【脚本】
坂元裕二
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大豆田とわ子と三人の元夫・第3話 [大豆田とわ子と三人の元夫]

「心がない ほめ言葉って、ときに悪口より ひとを傷つけるよ」



「社長って、飲み会にいるだけでパワハラ」



「人の嘘を補完し始めたら、ダマされてる証拠ですね」



「アラームのスヌーズは、3回目から堕落のはじまり」


フジテレビ/2021年4月27日放送
【脚本】
坂元裕二
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大豆田とわ子と三人の元夫・第2話 [大豆田とわ子と三人の元夫]

「プライドが大きければ大きいほど、人間の器が小さくなる」



「ひとから嫌われるのが怖くなくなったひとは、怖いひとになりますよ」



「ひとを幸せにしたら、自分も幸せになれることは知ってます。(でも、)洗濯機で ご飯が炊けますか? 洗濯機で髪の毛 乾かせますか? 人間にも、それぞれの機能がある。ぼくには、ひとを幸せにする機能は備わってません」



「面倒くさい(ひと)っていう気持ちは、『好き』と『嫌い』の間にあって、どっちかっていうと『好き』のほうに近いんだよ」



「わたしが言ってないことは、わかった気になるくせに、わたしが言ったことは、わからないフリするよね」



「うん、(ぼくたちはもう)他人だね。関係ないね。清少納言とステーションワゴンくらい関係ない」



「結婚も、恋愛も、契約とは違うから、ひとりが(別れを)決めたら、それで終わりでしょ」



「性格 悪い友達とは会わなければいいけど、性格 悪い自分とは別れられない」



「スポーツの世界の いちばんは、勝ったひとじゃないよ。金メダルとったひとでもないよ。グッドルーザー・・・負けたときに、なにを思ったか、なにをしたかで、本当の勝者は決まるんだよ」



「いいんだよ、はみ出したって。イヤなものはイヤって言っておかないと、好きなひとから見つけてもらえなくなるもん」


フジテレビ/2021年4月20日放送
【脚本】
坂元裕二
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大豆田とわ子と三人の元夫・第1話 [大豆田とわ子と三人の元夫]

「離婚っていうのは、自分の人生に嘘をつかなかったって証拠だよ」



「優しいって、頭がいいってことでしょ」



「(お母さんが死んで)悲しいって言えば悲しいんだろうけど、言葉にしたら・・・言葉が気持ちを上書きしちゃう気がしてさ」



「正直に未練がましい人間と、言い訳がましく未練がましい人間、どっちが みっともないと思います」


フジテレビ/2021年4月13日放送
【脚本】
坂元裕二
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