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百合だのかんだの・第3話 [百合だのかんだの]

「疑いを仕向けるやつが、逆に怪しい。これ、推理小説の初歩な」



「(彼氏が)彼女の友達のビジュアルほめるってNGよ」



「この国の婚姻制度は女に有利すぎる。死ぬまで働いても、家も、生命保険も、妻のもの。離婚したって、親権 取られて、子供に会えない」



「友達もちゃんと選びなよ。上っ面の『ある、ある』『わかる、わかる』、なでもかんでも『カワイイ』って、適当な共感だけの女なんか、一皮むけば、ひとの彼氏でも くどかれたら(満更でもないんだから)」



「結婚して、ママ友、PTA――。上っ面で話 合わせて、陰ではディスり合いの人間関係。そんなのばっかで、ホントの自分を誰にわかってもらえるの。彼氏? 旦那? ないない。男と女じゃ、脳の構造が違う。別の生き物なんだし。(中略) 深い傷、届かない傷も、なめ合って治す。それが親友じゃない? わたしなら、気持ちよく なめてあげれる」



「(なんでも暴くのは)パンドラの箱よ。浮気や裏切りとかって、知らなければすむ」
「開けなきゃダメよ。パカパカ箱なんて開けていかなきゃ、粗大ごみで溜まるだけ」



「いい、その調子。(わたしの)ゆがんだ生い立ち、生活(をなじる)。聞いてて痛いけど、胸にくる。いい。知らないで言いすぎる。でも、謝って許す、お互いに。とってもいい。泣きそう」



「現実は嘘ばかり。見て見ぬふりして生きるのが、正解かもしれない。いろいろ あきらめなきゃ、やっていけないでしょって。でも、そんなの生きてない。実はちゃんと生きてない。一度きりの人生は、喜怒哀楽のすべてを受け止めるべき。それって大変だから、独りじゃ大変だから、親友がいるの」


フジテレビ/2019年8月2日深夜放送(2019年6月7日、FODにて配信)
【脚本】
野島伸司
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Iターン・第4話 [Iターン]

「そうですよ、ぼくは組長を守ろうとしたんですよ。組長、ぼくは社畜ですけどもね、社畜なりに、わずかな、ちっぽけな、プライドは残ってるんすよ」


テレビ東京/2019年8月2日深夜放送
【脚本】
内田英治/【脚本協力】李奈媛敦賀零/【原作】福澤徹三
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セミオトコ・第2話 [セミオトコ]

「犯罪、犯罪・・・黙って唇を奪うなんて。わたしが女で、彼が男だから、ちょっとだけ許されるような気がしてしまうが、それは間違ってる。逆だったら、どうだ。わたしがオッサンで、寝ているのがカワイイ若い女の子だったら、寝顔にキスは大ブーイングだろ。許されないだろ。そういうところも平等でないと、真の女性の権利を勝ち得たことには ならないのでは ないでしょうか。と、わたしは誰に向かって訴えてるのでしょうか」



「(寝言で名前が出るということは)あなたの夢の中に、わたしがいるんですか、いま。うれしい・・・。人生で初めてかもしれない、ひとの夢に出演なんて」



「セミっぽいって言われて、うれしいやつ いるか。(中略) あいつら、たった七日しか生きられないんだ。『もっと生きたい。生きたい』って、鳴きながら死んでいくんだ」
「それは違うな。セミは『この世界は なんて素晴らしいんだろう』って、幸せを感じて、歌いながら生をまっとうするんです。七日生きられないわけじゃない。地下で何年も生きてきたし。だから、『七日しか』ではなく、『七日も』なんです」



「仕事とは、生きることだ。生きること そのものが、人間にとっての仕事とも言える。また仕事とは、生きるために必要な役割のことでもある。いちばんか どうかは、ひとによって違うだろうが、人生で大きな位置を占めるものだろうな」


テレビ朝日/2019年8月2日放送
【脚本】
岡田惠和
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これは経費で落ちません!・第2話 [これは経費で落ちません!]

「『食指が動く』『海老で鯛を釣る』『花より団子』『同じ釜の飯を食う』――。数々の ことわざ になるぐらい、食べ物は人間の気持ちを動かすの。たかが差し入れ、されど差し入れ。だから、わたしは(現場への差し入れを)大事にしてる。食べることで やる気が出る。それで うまくいってるんです」



「できる部下だと、上司は なにも言えない・・・じゃ困るんですよ」



「(自費で飾りつけをしているのだから、会社にマイナスはないとおっしゃいますが)室田さんがショールーム担当になってから、明らかに訪れるひとが増えて、売上げも上がっています。それは販売促進の効果があったということです。販促にかかった経費を計上しなければ、売上げが上がった理由がわかりません。この成果をほかで生かそうにも、数字から見えるものがなくなります。そこをハッキリさせなくては、今後の参考にもなりません」



「経費は会社のお金ですので、たった1円でも仕事のために正しく使わなければなりません。会社のために自分のお金を使うことも、自分のために会社のお金を使うことも、当たり前ですが どちらもいけません」



「嫌われるよりかは、好かれたいです。でも、わたしは経理部員です。くまなく経費をチェックして、他部署から うとまれるのなら、それも わたしの仕事のうちです。ひとから好かれるのが仕事ではないので・・・。ただ、ひとから好かれるのが仕事のひともいます。例えば会社の顔である広報課員は『天天コーポレーション』の広告塔として、いい印象を持たれるのも仕事です。誰にでもできる仕事ではありません。(中略) 誰にもできない特別な仕事するために必要な経費もあります。だからこそ、その予算をムダなものにではなく、少しでも効果的なものに使って欲しいと、わたしは思います。本当に正しいと胸を張れるものに、堂々と会社の大事なお金を使って欲しいです」



「仕事とは、きっちりと働いて責任を果たし、働いた分の給料を適正にもらうことです」


NHK/2019年8月2日放送
【脚本】
渡辺千穂/【原作】青木祐子
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