すぐ死ぬんだから・第1話 [すぐ死ぬんだから]
「よく『あたし、年は忘れてるんです』って言うひと、いるでしょ。なに言ってんのかしら。年を忘れるのは、本人じゃダメよ。ひとに忘れさせなきゃ。『年と共にナチュラル(でいるのが好き)』って言うひと、いるでしょ。あれも危険よね。要は、面倒くさがりの不精になるってことだから」
「ひとは適当なところで死ぬのが幸せなんだ。約束してくれ・・・オレには絶対、延命治療はしないって。年とって物が食えなくなったら、自然に死ぬ。それが生きモンとして、まっとうなんだ」
「いまはギリいいよ。ギリ セーフ。でも、ホント、ここまでにしときなね。身だしなみ。これ以上いくと、痛いひとになっちゃうから。いまは まだ老いの悲しさは見えないよ。だけど、これ以上いっちゃうと、『ああ、老いに あらがってんだな』って、逆に悲しく・・・うん、物悲しくなるから」
「その年になると、普通のひとより派手な色を着てるってだけで奇抜なの。そこんとこを自覚してほしいわけ。いまは いいよ。ちゃんとキレイ。でも、ここがボーダーライン。ギリだから」
NHK BSプレミアム/2020年8月23日放送
【脚本】長田育恵/【原作】内館牧子
半沢直樹2・第6話 [半沢直樹]
「あなた方タスクフォースの法的根拠は なんですか。大臣の私的諮問機関が民間企業にやってきて、取引銀行に指示命令の類いをなさるというのは、どういう法律に基づいているんでしょうか。(中略) 大臣のご意向だと言うのなら、強権発動でもして、債権放棄を命じればいいじゃありませんか。それができないのは、債権放棄をするか しないか、その最終的な選択権が、われわれ銀行にあるからです。債権放棄を申し入れるのなら、もっと明確な根拠を提示した上で、銀行に頭を下げるのが筋でしょう。こちらの事情も聞かないで呼びつけた挙句、ふんぞり返って『借金を棒引きにしろ』だなんて、いまどきヤクザだって、そんなマネはしませんよ」
TBS/2020年8月23日放送
【脚本】丑尾健太郎、谷口純一郎/【脚本協力】李正美、槌谷健/【原作】池井戸潤
魔進戦隊キラメイジャー・第20話 [キラメイジャー]
「柿原さんの魅力は わかりにくいだけで、嘘(で固められたもの)じゃないよ。柿原さんて、ずる賢くてパワフル――。ずるパワフルじゃん。いや、そこがカッコいいんだよ。ずるパワフルは、柿原さんが結果を出すための武器だろ」
テレビ朝日/2020年8月23日放送
【脚本】下亜友美