真夏の少年 ~19452020・第3話 [真夏の少年]
「親が先回りして注意すれば、子供はケガしないけど、成長もしないからな」
「方程式は先人が残した財産やな。考える時間が浮いた分、さらに先に進める時間をもらえた。それが財産。先人が方程式を生み出すために費やした時間を考えてみるといい。それが想像力。世の中に出ると、想像力のほうが役に立つこともある」
「ひとは期待されすぎると、心が追いつかんくなる。窮屈なのは、心が追いついてないから。息苦しいなら、そこから出るのが いちばんだ。窮屈の輪から出てみると、見えてくるものもある」
「(毒母に)行動から友達、食べ物、すべてを管理されて・・・。ありゃ、心のDVだね。子供はさ、自分の体から生まれた分身みたいなもん(だと思ってるん)だからね。あたしに言わせれば、子供もズルいんだよね。束縛されればされるほど、自分の不自由さを親のせいにできるって知ってるくせにさ」
「子供ってさ、親のこと、最初から親のプロだと思ってるでしょ。こっちは必死に毎日 親の役割を演じてるのにさ。こっちだって、子供だっつーの」
テレビ朝日/2020年8月14日放送
【脚本】樋口卓治
MIU404・第8話 [MIU404]
「伊吹の場合、動体視力や、聴覚や、嗅覚が鋭い分、ひとより多くの情報が脳に入る。ところが、思考力と語彙力が足りないせいで、論理立てて説明ができない。うまく言語化もできない。その結果、『オレ様の勘だぁ』みたいな、バカみたいな物言いになる」
「キリスト教の教えは『許し』なんだって。イタリアでは、窃盗犯がすぐに釈放される。彼らは生活に困って、やむなく盗みを働いた。はじめから罪深い人間なんていない(という考え方だ)。オレたちは犯人を逮捕することで、悪しき おこないを止める。逮捕された者は、服役することで罪を償う。それは許しを与えるということだ。オレはそうやって刑事をやってきた」 →参照(2段目)
TBS/2020年8月14日放送
【脚本】野木亜紀子
ディア・ペイシェント ~絆のカルテ~・第5話 [ディア・ペイシェント]
「老いていくことは、ときとして、切なく、悲しい。ひとから大切なものを奪うこともある。でも、大切なものを失うからこそ、年を重ねるごとに、ひとは謙虚に、真摯に生きられるのかもしれない。それが、^老いの悲しみの中にある希望なのだと、わたしは思いたい。老いは魂の成熟であるのだと信じたい」
NHK/2020年8月14日放送
【脚本】荒井修子/【原作】南杏子
あとかたの街 ~12歳の少女が見た戦争~(ドラマ×マンガ) [単発]
「戦争中だろうが なんだろうが、恋する乙女は、雨も、嵐も、鉄砲も、止められんのよ」
「しゃあないやんか。嫌いなもんは嫌いで。こんな時だろうが、美味しい思えんもんは、美味しないんだわ。無理やり食べて、すぐ美味しいなんて なるわけないやんか。そんくらい思ったって、自由なんちゃうの」
「生きるためには、強くなるしかない。強くなるっていうのは、なにも腕っぷしだけじゃない。心持ちってことだ。オレはずっと そうしなきゃと思ってきた。自分の足で逃げるしかない。自分の手で振り払うしかない」
「生き延びた私にできることは、過去にしか生きてないひとを思い出すことなのかもしれない」
NHK BSプレミアム/2020年8月14日放送
【脚本】政池洋佑/【原案】おざわゆき