半沢直樹2・第4話 [半沢直樹]
「戦うとき、敵がいつも正面にいるとは限らない。気がついたら、戦いが始まってるときだってある。でもな、いちばん厄介なのは、敵が自分自身のときだ。(中略) これから おまえは いろんな相手と戦うことになるだろう。だがな、最初の敵はいつも自分自身だ。勝敗は時の運だが、決して自分の構えを崩すな」
「(オレが戦うときの信念は)三つある。ひとつ、正しいことを、正しいと言えること。ひとつ、組織の常識と世間の常識が一致していること。ひとつ、ひたむきで誠実に働いた者がきちんと評価されること。(どれも)当たり前だよ。その当たり前が、いまの組織はできていない。だから、誰かが戦うんだ」
「仕事は客のためにするもんだ。延いては、世の中のためにする。その大原則を忘れたとき、ひとは自分のためだけに仕事をするようになる。自分のためにした仕事は、内向きで、卑屈で、醜く歪んでいく」
「大企業にいるから、いい仕事ができるわけじゃない。どんな会社にいても、どんな仕事をしていても、自分の仕事にプライドを持って、日々 奮闘し、達成感を得ているひとのことを、本当の勝ち組と言うんじゃないかと、オレは思う」
「ここは若い会社だ。きみたちは40代から20代、大半は就職氷河期で苦労をした人間だ。そうした事態を招いたバカげたバブルは、自分たちのためだけに仕事をした連中が顧客不在のマネーゲームを繰り広げ、世の中を腐らせて出来た。その被害を被ったきみたちは、オレたちの世代とはまた違う見方で、組織や社会を見てるはずだ。そんなきみたちは、10年後、社会の真の担い手になる。きみたちの戦いは、この世界を きっと よりよくしてくれるはずだ。どうか、これからは胸を張って、プライドを持って、お客様のために働いて欲しい。たとえ相手が銀行でも、遠慮することはない。きみたち世代の逆襲を、いや、きみたちの倍返しを、わたしは心から期待してる」
TBS/2020年8月9日放送
【脚本】丑尾健太郎/【脚本協力】槌谷健、李正美/【原作】池井戸潤
仮面ライダーゼロワン・第42話 [仮面ライダーゼロワン]
「アーク様は決して滅びることのない神様になったの。神様って、心に宿るものでしょ。大いなる悪意が生まれたとき、アーク様は再び よみがえる――」
「あなたは矛盾しています。心なんて必要ないと言いながら、心から人類滅亡を望んでいる」
テレビ朝日/2020年8月9日放送
【脚本】高橋悠也
日暮里チャーリーズ・第1話(ステイナイトミステリー)
「女子ってのは、こうやって仲間意識を保ってないと、息ができない生き物なんだよ」
「誘ってくれた読モの話なんだけど、行くのやめよっかなあって。よく考えたら、小さくしか写んないのに、自称モデルになるとか、なんかダサいし。本当はしょぼいのに、勝ち組ぶってるとか、なんか痛くてムリ」
「ひとは結局イメージなの。花あるとこには、花あるものが寄ってくる。だから、みんな必死に自分のイメージ作ろうと努力してんの。(中略) やりたいこと探すとか、夢とか、そんなの見つけられるひとなんて、そうそういない。でも、いいポジションにつきたい。だから、変わんの」
「(ひとに媚びて幸せになろうとすることが)常識? そんな常識、誰が決めたの? 自分が自分らしくないほうが都合がいいって思い込んだだけじゃん。みんなにあわせて、受け入れてもらって。自分を捨てたほうがラクだって。それ、逃げてるだけじゃん。」
テレビ朝日/2020年8月8日深夜放送
【脚本】皐月彩