江戸前の旬 Season2・第7話 [江戸前の旬]
「(小説一本で食べていける ご時世ではない?)男やったら、会社に残るか小説家になるか、はっきり決めなはれ。(中略) 新聞社いう大樹に守られたい。でも、小説が書けんのはイヤ。それって、ご時世のせいでっか? 男の生き方は筋金入りやないとあきまへん。先生のように自分を甘やかし、どっちつかずで逃げとったら、一生かかっても、筋金はおろか、針金かてムリでっせ」
BSテレ東/2019年12月7日深夜放送
【脚本】石川美香穂/【原作】九十九森
悪魔の弁護人・御子柴礼司 ~贖罪の奏鳴曲~・第1話 [悪魔の弁護人・御子柴礼司]
「いつの世も、ヒーローとヒールは お茶の間の人気者だ。だが、たいていの場合、報道時点でヒールは塀の中だから、その代理人がスポットライトを浴びることになる」
「刑事や検察官には嘘を言ってもいい。だが、(弁護人の)わたしにだけは真実を話してくれ・・・・洗いざらい、なにもかもだ。拘置所を出るまでは、あなたの味方は世界中でわたししかいない」
「秩序ってのは、いったい誰が作るもんだと思う? (法律か?)惜しいな。法律ではあるんだが、その中の罰則こそが秩序安寧の根幹なんだ。どんな悪事もいずれは露見し、裁きを受けた上で、相応の罰が与えられる――。その認識こそが、秩序に直結してんだ。だから、われわれ(検事)はどんな罪に対しても寛容であってはいけない」
「求刑通りの判決ってことは、裏を返せば、もうすこし厳罰にすべきだっていう、裁判所の見解なんだ」
「わたしが家の中を調べてるあいだ、子供の相手をしておいてくれ。理屈が通じない相手は嫌いだ」
「法廷で裁かれるべきは、動機ではなく、行為のはずです」
フジテレビ/2019年12月7日放送
【脚本】泉澤陽子/【原作】中山七里