悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~・第1話 [悪女(わる)]
「(会社に)骨をうずめる? 昭和じゃあるまいし。骨なんか うずめなくたって、あなたは もう死んだも同然。ここはね、クビを切るに切れない人間が捨てられる『オウミ』の姥捨山なの。あなたは最初から そういう部署に配属された。なんにも期待されてないってこと」
「2020年入社のわたしたちは、別名『コロナ年 入社組』――。入社して最初の3か月は、家で研修動画を見てただけ。先輩の顔も覚えられない。覚えてもらえない。仕事を教えてもらうこともなければ、質問することもできず、 ほめてもらうこともなければ、怒られることもない。(中略) 世代ガチャなら、完全なハズレ組。うちの会社では『使えないコロナ年 入社組』とレッテルを貼られている。普通に戻ったら仕事も楽しくなる――そう思ってたけど、3年目という肩書のくせに、経験値は新入社員と変わらないいま、出社がツラい」
「本当に上質なものと、見栄えだけの安物が、同時に あふれ返るのがネットの大海原だ。そんなとこで無条件に比べられるのはイヤだ」
日本テレビ/2022年4月13日放送
【脚本】後藤法子、松島瑠璃子/【原作】深見じゅん
明日、私は誰かのカノジョ・第1話 [明日、私は誰かのカノジョ]
「一度でも満たされてしまったら、同じものじゃ満足できなくなる――。幸福は麻薬なんだよ」
「冗談を免罪符にして、なにを言ってもいいわけじゃない。あとから謝るくらいだったら、なんで ひとを傷つけるようなことを言うの? ひとをおとしめて、一時的にでも自分が優位に立って、偉くなったつもり?」
TBS/2022年4月12日深夜放送
【脚本】三浦希紗/【原作】をのひなお
村井の恋・第2話 [村井の恋]
「この世は性的嗜好の殴り合い――。いまこそ、ぶちかましてやるんですよ、村井さん」
「現実に存在しないひとが好きで・・・それに そっくりなひとが現れて、実際に。で、『あなたのことが好きです』って言われたとしたら、どうします?」
「そりゃあ、うれしいよね。(中略) でも、傷つけちゃうよね。オレが見てるのは、その子じゃないんだもん」
「あんたが誰を好きでも知ったこっちゃねえが、本気の村井を無視する理由には ならねえ」
TBS/2022年4月12日深夜放送
【脚本】喜安浩平/【原作】島順太