持続可能な恋ですか? ~父と娘の結婚行進曲~・第1話 [持続可能な恋ですか?]
「毎朝 毎朝、スマホ、捜してるじゃないか。(中略) 自宅でスマホを捜すという行為を一言で表す日本語は、まだ誕生しないのかねえ」
「いまを生きづらい時代だって言うひともいるけど、わたしは この時代に生まれてよかった。なにかの統計に出てくるような典型的な家庭を持つひともいれば、夫婦ふたりで暮らすひと、シングルマザー・・・どんな生き方を選んでも、25歳で『売れ残りのクリスマスケーキ』なんて言われた昭和のころよりは自由だ。ただ、いろんな生き方がアリになった分、自分と同じ生き方のひとを見つけるのは、むかしより難しい」
「杏花さんに、そこ(いい男の情報)期待してもムダですよ。婚活アンテナ、バッキバキに折れてますもん」
「寂しいのは、陽子さんが死んだからだけじゃない。陽子さんが死んだときに、陽子さんと一緒にいるときにしかいない自分も死んだんだ。こんな お父さんでも好きになれた・・・陽子さんと一緒にいるときの自分は」
「ひとに暴力を振るっては いけないのは、当たり前だと思うかもしれませんが、ひとの中には自分も入ります。自分自身の心と体に、暴力、無理をさせていませんか?」
TBS/2022年4月19日放送
【脚本】吉澤智子
吉祥寺ルーザーズ・第2話 [吉祥寺ルーザーズ]
「時代遅れを認めてしまうと、どんどん老け込んじゃいますから。あの ほら、いるじゃないですか。柄のポロシャツとか着た おじいさん・・・ストレッチ素材のスラックス履いてる。あれって、自分の青春時代にカッコいいと思ったものを、いまでもアリだと思って、着ているんですよ。怖いですよね。価値観を更新できないでいると、ああなっちゃうんですよ」
「女性誌っていうのはね、ファッションだけじゃないの。全部・・・全部、盛り込まれてるから。流行、コスメ、グルメ、財テク、ラブ――。人間のありとあらゆる願望と欲望が、そこには盛り込まれてるの。その最前線に、わたしは5年以上もいたの。応えてきたの。これが どれだけスゴイことか わかる? 毎日の会食、パーティ、取材――。モデルやスタッフにナメられないように、常に身ぎれいにして、自分自身のスタイルも完璧にして、情報はひと一倍に・・・それで、やっと下準備 完了だから。で、ここから・・・ここからが、仕事だから。ホント、寝られないから。完徹3日とか普通だから。ここまでして頑張ってたんだよ、わたし」
テレビ東京/2022年4月18日放送
【脚本】池田テツヒロ/【原作】秋元康
恋なんて、本気でやってどうするの?・第1話 [恋なんて、本気でやってどうするの?]
「大好きな音楽を聴き、大好きなものを食べ、大好きな服を着て、大好きな街で暮らしていれば、人生は充実する。恋愛なんかいらない。そんな雑音は、わたしには必要ない」
「悲しいときは、飲むより、食べたほうがいいんですよ。どんな悲しいときでも、おいしいって感覚は ちゃんと残ってるから。それに気がついたときに、ちょっとだけ立ち直れる」
フジテレビ/2022年4月18日放送
【脚本】浅野妙子