Iターン・第10話 [Iターン]
セミオトコ・第8話(最終回) [セミオトコ]
「たしかに多少 成長により、(セミオくんから)あの初期のピュアな、生まれたての子供のような かわいらしさが失われてしまった感じは否めませんな、うん。でも、その分、大人の男性の魅力と申しますか・・・キュンというより、オッというような瞬間が増えてまいりまして、それはそれで得難いものが あるわけでございまして。つまりですね、守ってあげたいという母性本能と、守って欲しいという娘本能がですね(中略) この配分が(本来は)実に難しいわけでして、どちらかに かたよってしまうといけません。守ってばかりだと、『なに甘えてんだ。いい加減にしろ』みたいな気持ちになってしまいますし、守って欲しいと言いましても、なにもかもを依存したいわけではないわけで、『オレについて来い』なんて言われましても、『いや、間違った方向について行くのは ごめんこうむりたい』と思ってしまうわけで、この(二大乙女心の)配分が実に難しいといいますか、永遠のテーマなのでしょう、(女性には)おそらく。ところが、セミオくんはそれが短時間で一気にワーッと、しかも交互にやってくるわけですから、はい、これはもう たまらんです」
「女はね、年 取ると妖怪になるの」
「でも、それ乗り越えると、妖精になるんだって」
テレビ朝日/2019年9月13日放送
【脚本】岡田惠和
これは経費で落ちません!・第8話 [これは経費で落ちません!]
「恋愛は うれしい気持ちもくれるけど、苦しい気持ちも ちゃんとくれる。思ってた以上に、イーブンなのかもしれない」
「(追っかけに見返りは)あります。てか、見返りしかないですから。もう何十倍にして返してもらってるんです、アレッサンドロには。(なにをって)命です。はい、生命維持費なんです、アレッサンドロ代は。アレッサンドロにライブで会えると、生きててよかったって思えるし、肌つやつやになるし、体調 良くなるし、明日からも仕事 頑張ろうって思えて、とにかく ありとあらゆる幸せを与えてくれるんです、アレッサンドロは」
「(数字には出ないユーザーの声を専務に訴えても)ムダだと思うけどな。数字で動く人間は、数字でしか動かせない」
「発展には革新が不可欠です。革新とは、慣例や慣習を疑うことから はじまります。流れのない ぬるま湯は心地いいものです。だが、やがて腐る」
NHK/2019年9月13日放送
【脚本】蛭田直美/【原作】青木祐子
凪のお暇・第9話 [凪のお暇]
「嫌い・・・お母さんが、ずっと。罪悪感あおって、言うこと聞かせようとするところとか、外では いいひとぶるところとか、自分も できないようなこと、わたしに期待するところとか・・・嫌い。だけど、お母さん、かわいそう。独りぼっちだから、まえのわたしみたいに、まわりに誰もいないんだよね・・・本当の気持ち こぼせるひと。だから、わたしが必要なんだよね。(だけど)ごめん。わたし、お母さんのためには生きられない。自分でなんとかして。わたしも自分で自分をなんとかするから。期待に応えられなくて ごめん。でも、期待に応えない自分のほうが、(お母さんの言う)みっともない自分のほうが、わたし、生きてて楽しいんだ」
TBS/2019年9月13日放送
【脚本】大島里美/【原作】コナリミサト