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やすらぎの刻 ~道・第113話 [やすらぎの刻]

「世の中、ひでえことになってんなあ。ドイツが無条件降伏したのは知ってんだろ。新聞、読んでないのかよ。イタリアがその前に降参したんだよ。ムッソリーニは大衆に吊るされて、銃殺されて死んだらしい。三国同盟もついに崩壊だよ。日本も もうあんま長くねえだろうな。(本土決戦?)そんな余裕なんか、あるもんかよ。竹槍 持って戦おうなんて言ったって、あっちの戦力なんか、そんなもんじゃねえよ。沖縄が敵の手に落ちたって言うぜ。あっちは ものすげえ戦闘だったらしいなあ。女学生まで戦ったそうだが、簡単に全滅しちまったらしい。沖縄が敵さんの手に落ちたってなりゃ、あそこからバンバン飛行機が飛んでくらあ。空襲はいままでの何倍にもなるぜ。本土決戦なんて言ってる暇はねえよ。面白いモン見せてやろうか。(中略) 敵機の撒いてった伝単でんたんだ。空襲予告の宣伝ビラだよ。次に空襲する都市の名前まで いちいち はっきり書き込んであるぜ。大本営じゃ、必死に隠して、(オレたちが)拾って隠していると、しょっ引かれるがね。予告はその通りになってるそうだぜ。しかもな、ご丁寧なことに、その文章には『爆弾には目がないから、どこに落ちるかわからない。だから、早いとこ避難しなさい』とさ。ここまでナメられちゃ、どうしようもねえな」


テレビ朝日/2019年9月11日放送
【脚本】
倉本聰
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なつぞら・第141話 [なつぞら]

「今回はもっと日常的な人間の表情をとらえたいんです。大袈裟に喜怒哀楽を表現したり、過剰なドラマ主義に走らなくても、ちゃんとドラマが見えてくるような・・・。人間が生活する上での、細かい心の動きをいちばん大切に表現したいんです」


NHK/2019年9月11日放送
【脚本】
大森寿美男
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SPECサーガ完結篇「SICK'S 覇乃抄」特別濃縮版2日目(第7話) [SICK'S]

「権力の中枢にいる人間は信用できません。たいがいのひとは権力という魔物に狂わされていく。わたくしは(警視庁捜査壱課弐係長として)法を恣意的に運用したことはありません。常に法と刑事魂に則り、ささやかながら、国民の幸せのために寄与できることを考えています、公務員ですから。だが、あなたは違います。あなたは国民の信託を得ていないのに、(総理の第一秘書官という立場を使って)国を動かそうとしている。それは善良な公務員の仕事じゃないと思料いたします」



「国民の信託ねえ? 信託を得さえすれば、どんなバカでも政治家になる。権力を恣意的に振りかざす。そんな この世界が正しいとおっしゃる。なんとかチルドレンと呼ばれるバカだらけの政治の成れの果てを、近藤弐係長はどう思われたか? (公務員は法律で政治的中立を命じられている?) 無難な公務員的回答だ。この国では、意見がないニュートラルが偉いとされている。本当に不思議なことだ」



「あなたは、そこそこ高い知能をお持ちのようだが、所詮はニセの一流だ」



「一度 生きているうちに見ておきたかっただけだ。わたしの手を噛んだ犬の顔を」
「へへ。次は喉笛を噛み切りましょうかね」


TBS/2019年9月10日深夜放送(2019年4月6日よりParaviにて配信された「第七話」の再編集版)
※脚本クレジットなし/【原案】西荻弓枝
ネットや携帯電話向けに制作・配信されたドラマについては、テレビ放送されたもののみ採録の対象としています
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Heaven? ~ご苦楽レストラン~・第10話(最終回) [Heaven?]

「自分の居場所を、自分で居心地悪くしちゃダメ」



「友達はプライベートで作るものよ。お客さまとは友達になれないの、残念だけど」



「お客様と近づくのは簡単よ。でも、美しい距離感を保つことこそ難しいの。(中略) レストランに いちばん大切なことは、なにかわかる? 距離感よ。距離感に対する優れた感覚こそ、才能なの。あなた、きっといいサービスマンになる」


TBS/2019年9月10日放送
【脚本】
吉田恵里香/【原作】佐々木倫子
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