ブラック校則・第2話 [ブラック校則]
「クロオオアリってさ、群れから はぐれると、死に急ぐらいいぞ。自由になったら、なにしていいか わかんないんじゃない? 樹羅凛みたいだよな」
「一日のスケジュールからなにから、食べるもの、服や所有物、交友関係まで、全部 親が決めてんだって。いや(過干渉とは違う)、樹羅凛が望んでやってる。だって、自由って怖いから」
「オレらもプログラムされてる側面あるじゃん、何者かに。ま、本能って言い換えてもいいよ。それに たまには逆らってみてもいいんじゃないかなって。プログラムエラーを起こすんだよ意図的に」
「組織はね、健全性が大事なの。ルールと管理――。たったそれだけ」
「(かわいい制服の着方とか)そういうの、高校生にいらないの」
「いるよ。好きなカッコして、好きなことして、好きなもの食べて。生きるって、そういうことじゃん
「痛いやつって、必要だよ。アリってさ、においをたどって列を成すじゃん。でっかいエサへの道は、においが強くなる。みんなで行けばトラブルが起きても安心だし、効率的なんだよ。でも、やがて そのエサはなくなる。新しエサを見つけないといけない。そもそも、そのエサを見つけたのは、列から外れた一匹の痛いアリなんだよ。プログラムエラーを起こした痛いアリ。言い換えると、パイオニアなんだよ。そいつがいないと、アリは絶滅しちゃう」
日本テレビ/2019年10月21日深夜放送
【脚本】此元和津也
ハル ~総合商社の女~・第1話 [ハル]
シャーロック アントールドストーリーズ・第3話 [シャーロック]
「この世には3種類の人間がいる。ひとにダマされるやつ。ひとをダマすやつ。そして、ダマされたフリのうまいやつ。果たして、どれがいちばん罪深いんだろう」
「犯罪コンサルタント? 失礼ですけど、(彼を捜査陣に加えて)大丈夫ですか。部外者ですよね」
「解剖結果について、法医学の専門家に聞くのと一緒だよ」
「警察なんて、上に行くことを考えてるやつか、組織に背を向けて愚痴を言ってるやつの、二通りしかいない」
フジテレビ/2019年10月21日放送
【脚本】井上由美子/【原作】アーサー・コナン・ドイル
ニッポンノワール -刑事Yの反乱-・第2話 [ニッポンノワール]
「倫理、道徳、正義――。ひとを ひとたらしめるタガが外れたら、あとは破滅へ向かっていくしかない」
「正しいことが必ずしも、ひとを笑顔にするとは限りません。ときとして、道理にそむいてでも成し遂げなければならないことがある」
「オレたちは道を間違えても、引き返すことなんてできない。でも、そこから抜け出すことはできる。あんたがそれを望むなら、手を貸してやる」
「罪を犯した警察官にやり直しなんてきかない。(中略) 市民の模範であるべき理想と、正義を貫けない現実の狭間で、もがいて、苦しんで・・・。そんな世界で生きる彼を、いったい誰がラクにしてやれる。その痛みを知るオレたち(警察官)しかいないんだよ」
日本テレビ/2019年10月20日放送
【脚本】武藤将吾
悪の波動 殺人分析班スピンオフ・第3話 [殺人分析班シリーズ]
「花には、つぼみで終わるものもあるんだよ。環境のせいだな、暗い林で光が届かないから光合成をしなくなって、ハチやチョウがいないから花を咲かせる必要もない。その品種にとっちゃ、それが生き残る術なんだけどね」
WOWOW/2019年10月20日放送
【脚本】清水匡/【原作】麻見和史
令和元年版 怪談牡丹燈籠・第3話 [怪談牡丹燈籠]
「これは剣の師としての遺言だ。直接 言う。――進退 窮まれば退くべからず。退くに利あらず。臆して退かば討たれ、火中に飛び込むとも、進めば本望を遂ぐ」
NHK BSプレミアム/2019年10月20日放送
【脚本】源孝志/【原作】三遊亭圓朝
グランメゾン東京・第1話 [グランメゾン東京]
「味の基準はひとそれぞれです。いちばんおいしい料理を決めるなら、客観的な基準が必要ですよね。いまの料理界で、いちばん注目されてて、信頼されてる基準――。それ、ミシュランでしょ。だったら、ミシュランの星で勝負するしかないですよね」
「(ミシュランの)星を獲った店は、二度と星を落とせんという宿命を背負うことも忘れんように。もしも、星を落とすようなことがあったら、その店は確実に終わりまっせ」
「本当は結構うまかったんだろ。おまえが黙って天井を見上げたときは、その料理を認めたときだ」
TBS/2019年10月20日放送
【脚本】黒岩勉
ひみつ×戦士 ファントミラージュ!・第29話 [ファントミラージュ!]
「苦手なことでも、どんなに大変なことでも、あきらめずに頑張れば、絶対ゴールにたどり着ける。自分を信じて頑張れば、きっと(お宝は)見つけられる」
テレビ東京/2019年10月20日放送
【脚本】青木万央/【原作】タカラトミー、OLM
リカ・第3話 [リカ]
「知ってますか、子供は親に ほめられたくて、よい子を演じてるだけなんですよ。あなたが外で働いてるあいだ、子供たちはずっと あなたに かまってもらえない寂しさをこらえて、必死でよい子を演じて頑張ってる。なのに、あなたはテストの点数だけを見て、努力が足りないと責め立てる。自分の期待に応えなければ、ダメな子だと決めつける。自分の無能さは棚に上げて、母という名に寄りかかって、ひとに勝つことばかりを要求し、子供の無垢で柔らかな心をねじ曲げる。あなたみたいな鈍感な女が、そうして子供を化け物にしてしまうのよ」
フジテレビ/2019年10月19日深夜放送
【脚本】牟田桂子/【原作】五十嵐貴久
注)実際の台詞は 「ひとに勝つことばかりを要求し、そうして子供の無垢で柔らかな心をねじ曲げる。あなたみたいな鈍感な女が、そうして子供を化け物にしてしまうのよ」 でしたが、こちらの判断で「そうして」の連続を削除しました。
俺の話は長い・第2話 [俺の話は長い]
「素直にさ、『おいしい』って言えないの? 『悪くない』って、評論家とか、美食家とかが、使う表現だからね」
「どうして、人生の大事なことに限って、誰も教えてくれないんだろう」
「たまに教えてくれるひともいるんだけど、聞いてるときは、そんな大事なことって気づかないもんでさ。たいていのことは、傷ついて覚えるしかないんだよ」
日本テレビ/2019年10月19日放送
【脚本】金子茂樹
トップリーグ・第3話 [トップリーグ]
「政治記者っていうのはな、政治家の建前論だけ聞いてたって、なんの意味もないんだよ。相手の感情をつかんで、戦略の本音を引きずり出すことが必要なんだよ。上っ面だけのつきあいで、そんなもんが取れるか。癒着するほどの深い信頼関係、これが必須条件だ。そこで終われとは言ってない。政治家に食い込む努力と、常に相手との距離を持って判断する精神、このふたつを持った記者だけが本当のトップリーグになれるんだ」
WOWOW/2019年10月19日放送
【脚本】篠﨑絵里子/【原作】相場英雄
4分間のマリーゴールド・第2話 [4分間のマリーゴールド]
「検査なんて、受けても受けなくても、ひとは死ぬ。なら、病気を気にしてビクビク生きるより、好きに飲んで、食って、堂々と死ぬ。そういう男にオレはなりてえ。・・・一昨年、弟が心不全で死んでよ。真面目な教師で、酒もタバコも飲まねえ。もちろん、体の検査だって ばっちし やってたのによ、それでも死ぬやつは死ぬんだから」
TBS/2019年10月18日放送
【脚本】櫻井剛/【原作】キリエ
ミス・ジコチョー ~天才・天ノ教授の調査ファイル~・第1話 [ミス・ジコチョー]
「はい、出た。あいつは事故調じゃなくて、自己中だ――。みんな、一度は言っちゃうのよね、それ。言ったあとに(研究室を)辞めていくのよ、だいたい」
「たしかに水上さんは失敗が多いひとでした。でもそれは、ほかのひとなら目をそむけるような失敗にも、彼がちゃんと向き合ってきたことの裏返しです。彼は自分の失敗をすべて包み隠さず、全員と共有しようとしていた。同じ失敗を繰り返さないために」
「事故調において、隠していい真実なんてない。すべてを明らかにする覚悟がなければ、もっと大きな事故は防げない」
NHK/2019年10月18日放送
【脚本】八津弘幸
カフカの東京絶望日記・第5話 [カフカの東京絶望日記]
「満足いく小説を書く(ことが夢だ)と言ったものの、ぼくが自分の才能に満足いくことなど、あり得るはずがない。ならば、それを追い求めるのは夢ではなく、実は悪夢」
「元気はあるけど、現金はないって」
tvk/2019年10月17日放送
【脚本】アサダアツシ/【原案】平松昭子
モトカレマニア・第1話 [モトカレマニア]
「(顔や雰囲気で)ダメージをアピールするのはNG。(中略) 口では言えないからって、悲しみをアピールするのは、キモくて、ウザくて、子供っぽい。やっちゃダメなんだよ」
「ガラパゴスゾウガメはですね、一度ひっくり返ると、なかなか起き上がれないんです。でも、ぼくたちは人間なので・・・」
「まえに言ってましたよね。いろんな楽しいこと、もう終わっちゃってるって。ムリに理由を聞き出すつもりはないです。それよりも、ぼくが言いたいのは、だったら、ぼくと いまから はじめるのは どうかなってことなんです。ひとりじゃ怖いことも、ふたりだったら できるかもしれない。(中略) 終わっちゃってるなら、はじめればいいじゃないですか」
フジテレビ/2019年10月17日放送
【脚本】坪田文/【原作】瀧波ユカリ
ドクターX ~外科医・大門未知子~6・第1話 [ドクターX]
「コストカッターはね、コミュニケーション能力がものすごく高くないと成功しないんだって」
「医者が自分の失敗を患者のせいにするんじゃないよ。内科も、自分が救えないのを患者の年のせいにするんじゃないよ」
「AIはデータを分類し、そこから導き出されたパターンから予測値を出し、効率的に判断を下しています。分類から漏れた特殊な例は、ともすると予測値から外れることがあるんです。(中略) このきわめて特殊な症例を、大門未知子は ほかと区別せず、見つけ出したということです。おそらく、あの女医は病人を分類していません」
テレビ朝日/2019年10月17日放送
【脚本】中園ミホ