不適切にもほどがある!・第9話 [不適切にもほどがある!]
「そもそも、恋愛ってなんですか。つきあうまでが恋愛ですか。つきあってる状態をキープするのが恋愛ですか。つきあって結婚するまでの期間が恋愛ですか」
「運命のひとと出会うために、非運命のひとと何回も会うなんて、コスパもタイパも悪すぎ」
「年上としか つきあいたくないって言うの、自分が頼りないって認めてるようなもんだし、甘えたいって魂胆が見え見えでカッコ悪いから やめたほうがいいですよ。そもそも、年上とか年下とか気にする時点で対等な関係は求めてないんだろうし、女は男の装飾品だと思ってるんだろうし、そんな幼稚な考え 許してくれる年上の女なんて『お母さん』ぐらいだから。帰って、お母さんに甘えたらどうですか」
「認定して終わりじゃ、しょうがないと思うけどね。『これはパワハラ』とか。『パワハラじゃなくて、モラハラ』とか。細かく分類して解決した気になってるだけなんじゃないの」
「あんたに(うちの)娘の なにがわかる? 渚はパワハラなんかしてない。絶対にしてない。もし仮に、万が一、ワンチャン、そうだったとしても、オレにとっては、たったひとりの大事な娘だ。34年間 見てきた。ほんの一部分だけ見て、切り取り、パワハラだなんて決めつけるな。オレの娘を社会の基準で分類するな」
TBS/2024年3月22日放送
【脚本】宮藤官九郎
白暮のクロニクル・第4話 [白暮のクロニクル]
「妹思いっつーより、妹崇拝に近かったんじゃねえかな。きっと理想の妹像から離れていくのに耐えられなかったんだろう。あいつの思い描く杏奈はとっくの昔に行方不明だったんだ。殺した女は(あいつにとって)梶田杏奈を名乗る どこぞの売春婦・・・いや、化け物だったかもな」
「オレの秤では、おまえら100人の苦労より、ふたりの女の命のほうが重いんだ。それが わからねえなら、二度とオレの前に現れるな」
WOWOW/2024年3月22日放送
【脚本】山崎太基/【原作】ゆうきまさみ
院内警察・第11話(最終回) [院内警察]
「この仕事を続けている以上は、(患者さんとの別れは)避けられないことだからね。普通のひとより、死は近くにある。(乗り越えるには)ご飯を食べるとか、お笑いを見るとか、あとは・・・。あ、これが いちばん大事。――孤独でいないこと」
「以前、武良井さんは、わたしのギフトはドイツ語のほうかもしれないと言った。それは当たっています。妹が亡くなったとき、もちろん悲しみはありましたが、それよりも神から解けない謎を出されたような気分だった・・・。手術が高難度なほど、成功に導くには どうすればいいのか、その答えを知りたくて のめり込んでいった。わたしが受け取ったギフトは、ひとに施すものではない。手術への興味と執着が、まるで毒のように わたしを侵食しているんです」 →参照(2段目)
フジテレビ/2024年3月22日放送
【脚本】天本絵美/【原作】酒井義、林いち