厨房のありす・第5話 [厨房のありす]
「『わたしには恋愛する資格などない』と、先日 発言しましたが、この件について色々と考えた結果、そのような縛りを設けることの意味を感じなくなり・・・本日をもって、その縛りを取り消そうと思います。よって、倖生さん。まだ、お気持ちが お変わりないようでしたら、チャンスはいくらでもあるということを お伝えします。どうそ、奮起なさってください。道は閉ざされていません」
日本テレビ/2024年2月18日放送
【脚本】玉田真也
舟を編む 〜私、辞書つくります〜・第1話 [舟を編む]
「不思議ですよね、言葉って。どんなに尽くしても、なにひとつ伝わらないこともあれば、たったひとつの言葉で、千も万も伝えられることもある。まったく意図していないことを、言葉が勝手に伝えてしまうこともある」
「この世に『悪い言葉』は存在しませんよ。(中略) すべての言葉には、その言葉が生まれてきた理由があります。誰かが、誰かに、なにかを伝えたくて、伝えたくて、必要に迫られて生まれてきたんです。悪いのは言葉ではありません。選び方と使い方です」
「辞書のように、何度もページを繰るための丈夫な本は、厚さ8センチが製本機の限界と言われています。ページを増やすには紙を薄くするしかありませんが、それにも限界があります。それでも言葉は日々生まれる。なので、限られたスペースの中で、いかに簡潔に、でも意味を損なわず、豊かに、大切に収めるか――。この厚さ8センチの戦いに、オレたち(辞書編集部)は挑むんです」
「朝日を見ながら泣いたとき、あったかい風に吹かれて、先に涙が渇く側の頬っぺた――。それが『右』です」
NHK BS/2024年2月18日放送
【脚本】蛭田直美/【原作】三浦しをん
※ 2段目は2名による連続した台詞をつなげたものです
さよならマエストロ ~父と私のアパッシオナート~・第6話 [さよならマエストロ]
「あなたの音色からイメージされる瑠李さんは、優しくて、とても繊細で、傷つきやすいひとです。だからこそ、あなたのフルートは美しい。(中略) どんな役を演じる必要もありません。あなたは そのままで、とても素敵なひとです」
TBS/2024年2月18日放送
【脚本】大島里美
王様戦隊キングオージャー・第49話 [キングオージャー]
「聞け。この場においては、逃げる者こそが正義だ。だが、王に背く邪悪なる意志を抱く者は集え。(逃げずに)共に王を救うぞ!」
「命ある者は、みな死ぬ。だが、今日ではない」
「優しい おまえさんが無理をするな」
「優しさが強さに変わると、あなたに教わりましたから」
「追い詰められれば飯を食べ、ツラいときにはワハハと笑う。底なしの腹黒で、やつらの腹をいっぱいにしてやりましょう」
テレビ朝日/2024年2月18日放送
【脚本】高野水登
セレブ男子は手に負えません・第5話 [セレブ男子は手に負えません]
「自分を傷つけるようなことはするな。キスは好きなひととだけするもんだ」
「玲子さんが どんなひとであれ、思い続けた6年間は彰人さんにとって かけがえのない日々だっただろうし、たぶんですけど、次に誰かと恋をして初めて、玲子さんを好きになってよかったって、ようやく思えると思うんです。でも、その一歩を踏み出さない限り、それに気づくことって、永遠にできないと思うんです。だから、思い切って また女性のことを信じてみるっていうのもアリじゃないですか・・・恋なんて、所詮、ダメ元だと思って」
テレビ朝日/2024年2月17日深夜放送
【脚本】岡田真理
おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!・第7話 [おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!]
「沖田って、カッコいいよな。(中略) まわりのノリに合わせて、自分に嘘ついたりしないじゃん」
「嫌いなんだよ・・・『誰狙い』とか、『誰が好み』とか、可愛いとか、可愛くないとか。誰かのことを、物みたいに言う。そういうこと言うひとって、きっとぼくのことも・・・」
フジテレビ/2024年2月17日深夜放送
【脚本】藤井清美/【原作】練馬ジム
お別れホスピタル・第3話 [お別れホスピタル]
「(植物状態の子供を持つ母親に『そのうち きっと目を覚ましますよ』って声をかけることは)嘘ついてるって思う? サンタさんみたいなものよ。子供に『サンタさん、来るかな』って聞かれたら、なんて答える? 『んなモン、いない』なんて言ったら、世界からクリスマスが消滅するじゃない。で、子供が泣くでしょ」
「仕事せえへんようなったアル中がどうなるか。まず、金がのうなる。次は、自信がのうなる。で、また酒に手ぇ出す。家族も、友達も・・・しまいには自分の命まで なくすんやぞ。(中略) いま おまえが見てる このオレは、未来のおまえや。こんなんで ええのんか」
「想像しちゃうから(死にたくなるん)じゃない? こうじゃなかったかもしれない自分とか、ツラくない世界とか・・・そっちがあるのなら、行きたいって。そんな世界、ないのにね」
「(回復の見込みがないことは)全部わかってて、それでも聞くのは、嘘でも信じないと、もう頑張れないから」
NHK/2024年2月17日放送
【脚本】安達奈緒子/【原作】沖田×華
消せない「私」 -復讐の連鎖-・第7話 [消せない「私」]
「(自殺した?)あの男は最後まで自分の罪から逃げることしか、考えなかったんですね。生きて後悔し続けなきゃ、意味ないのに。(中略) 責任に向き合わないことも また罪です」
「青嶋みちるは、誰よりも自分の犯した罪に無自覚でいます。だからこそ、絶対に許せない。法で裁けない、傍観者気取りの当事者は、わたしが この手で地獄に落とします」
「藍里は資産家との結婚。大桃は円満な家庭と出世。わかりやすい ふたりと違って、みちるには そういう理想がないんです。身の丈に合わない夢を見ることは恥ずかしいと思っているから。むかしから彼女は、藍里と大桃に対して、自分が引き立て役だと自覚していました。だけど、そう思いながらも、身の丈に合った生活を選んでいる自分は、藍里たちより強かだと自負している」
日本テレビ/2024年2月16日深夜放送
【脚本】烏丸棗/【原作】黒田しのぶ
恋は湯けむりの中で・第4話 [恋は湯けむりの中で]
「一日中 仕事して帰ってきて、『今日、誰にも自分の気持ち、話さなかったな』とか、世界中の いいことしか見たくない、聞きたくない日ってあるじゃん? 『いまの仕事が、ホントに自分が一生 費やして やるべき仕事なのかな』とか、人並みに悩むじゃん。日々 忙しくて、笑いたくないのに笑ったり、わたしが どう感じているか、なにを思ってるかなんて、誰にも求められてなくて・・・わたしのストーリーなんて、誰も関心なくてさ。生きるために働いてるのに、心が死んじゃいがちだよね」
tvk/2024年2月16日深夜放送
【脚本】大島智衣
PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~・第6話 [PORTAL-X]
「『運』の正体についての議論は、運測定デバイスが確立した時点で、答えが ほぼ出ています。答えは『波』ですよね。ここからは、どうやって その波をつかむか、運気を上げるかという勝負なんです」
「成功確率が5パーセントって聞くと、低いなって思うじゃないですか。100回中1回は必ず成功する確率って考えた場合は、失敗の確率95パーセント、0.95ですよね。これを100乗すると、100回中1回も成功しない確率っていうのが出てくるわけです。これが0.0059。つまり、100回中1回は必ず成功する確率は99.41パーセント。これだけの確率で、いつかは必ず成功するんですよ。幸せをつかみたいなら、ひたすら試行回数を増やすことです。それが『運気を上げる』ってことの正体です」
「(運気計を使えば)個人単位では、幸せをつかんでいくとは思います。ただ、朽ちたインフラが復旧したり、元に戻ったりっていうことはあり得ません。全体で不幸になりつつあること――この状況にね、みんな気がつかなきゃいけないですよね。将来 落ちそうな橋を、運気計頼りで渡るようなね、そういう世の中になってしまいますよってことなんですよね」
WOWOW/2024年2月16日放送
【脚本】伊藤峻太
不適切にもほどがある!・第4話 [不適切にもほどがある!]
「あなた、自分がモテないからって、女を軽視してる。女性蔑視。あなた、そういうとこある、むかしから。ミソジニーの属性があるんです、むかしから。そういう男に限って、ホモソーシャルとホモセクシャルを混同して、同性愛に救いを求めるの。(中略) わかる? 女にモテなくて、男に走ってるの。あなた、中二病なの。自分がモテないのは女が悪いっていう考えを捨てない限り、モテないし、変われない。わかる?」
「どうしよう、いま、めっちゃ興奮してる。スマホ 無いのに、純子 見つけられた。雨の夜、スマホ 使わずに純子に会えた。すげえよ、オレ。すげえ。超最高」
「SNSは本気で打ち込むものじゃない。そもそも『既読』とは『すでに読みました』というメッセージで、それ自体が返信なんです。既読、それは生存確認。返事がないのは良い知らせ。既読、それは元気な証拠。(返信がないからって)孤独を感じるなんてバカげてる」
TBS/2024年2月16日放送
【脚本】宮藤官九郎
院内警察・第6話 [院内警察]
「民間病院は どれだけ最新設備を導入できるかが勝負なんだよ。技術の足りない医師も、最新機器で救われるってものだ」
「大きな事件が起きる前には、必ず予兆があるものです。違和感を見過ごすたび、闇は大きくなっていく」
「権力はふさわしい者が持つべきです」
フジテレビ/2024年2月16日放送
【脚本】天本絵美/【原作】酒井義、林いち
ナースが婚活・第6話 [ナースが婚活]
「(自分の気持ちを)口にする必要なんて、まったくありません。相談者さんの うまく口にできない思いや気持ちを汲み取って、素敵な お相手を見つけるのが、われわれ婚活カウンセラーの仕事です」
「わたしにとっては、妊活の時間の代わりにできた子供みたいなもんなですよ・・・会社って」
テレビ東京/2024年2月15日深夜放送
【脚本】保木本真也/【原作】柳川圭子
めぐる未来・第5話 [めぐる未来]
「わたしは死ぬわけにはいかないの。わたしの明日は、もう わたしひとりの明日じゃないから。(中略) わたしと一緒に生きて。わたしの守りたい明日には、日南ちゃんも いるんだよ」
「あたしだって、死にたかったわけじゃないよ、最初は。ただ・・・ただ、どうしてもわからなかったの。自分がなんのために生きてるのかが。むかしから なにやっても うまくいかなくて・・・整形しても、着飾っても、誰にも認められなくて。好きなものより、嫌いなものが増えてった。他人の笑顔が気持ち悪くなって、世間の当たり前が理解できなくて・・・いつの間にか、ここから飛び降りるのを想像するのが日常になってた」
日本テレビ/2024年2月15日放送
【脚本】高矢航志/【原作】辻やもり
夫婦の秘密・第7話 [夫婦の秘密]
「見る時間によって、違う顔の花がある。朝 その花を見たひとは白い花と信じ、夜に その花を見たひとはピンクの花と信じるだろう。ふたつの顔を持つ花は、誰に愛されたくて、そんな生き方を選んだのだろうか」
「夫婦? 都合の悪いことから目を背け、相手のきれいな部分しか見ようとしない――。それで夫婦って言えるわけ?」
BS-TBS/2024年2月15日放送
【脚本】武井彩