ニッポンノワール -刑事Yの反乱-・第6話 [ニッポンノワール]
「人間らしさ――。感情や思想は持ちながらも、秩序を守るための倫理観と順応性を兼ね備えていること、かな」
「オレたちは まあ、よく言えば未完成だよ。完璧な人間なんて、ひとりもいない。けどよ、そういう欠点がこうチャーミングだったりするわけじゃない? なのに いまの時代、品行方正を追い求めて、どんどん人間が薄味になっていく。(なにが言いたいかっていうと)欠陥だらけの おまえさんが、嫌いじゃないぜって話だよ」
日本テレビ/2019年11月17日放送
【脚本】武藤将吾
庶務行員 多加賀主水3 [日曜プライム]
「自分の出世のため、ノルマをこなしてるだけの人間が “いい銀行員” だと思いますか。知っていますか、いまの銀行員は審査プログラムに融資する会社のデータを打ち込むだけで、融資の可否を決めるんです。むかしの銀行員はそうじゃありませんでしたよ。融資先のことを、自分の足でとことん調べて、将来性とか、可能性とか、検討して・・・。でも いまは、そんな行員、ほとんどいない。その審査プログラムが『ノー』という結論を出したら、融資はしないんです」
「あなたたちは(中略) 押しつけられたマニュアルに ただ従うだけで、自分の頭で なにか考えてるのかなって、思っちゃうんですよね。やれ世の中が悪いから、いまは お金なんか借りてもらえない。ノルマを押しつける上司が悪い。全部、ひとのせいだ。あなたたち、安パイ通し続けて、この銀行の中でいかに生き残ろうかって、そんなことばっかり考えてんじゃないですか」
「むかしの銀行員さんは、もっと あたしたち(商店街)の話、聞いてくれたよ。でも いまは、こっちから相談に行っても、話も聞いてくれやしない。電話一本で『融資はできませんね』って断って、それでおしまい。どうして、銀行はそんな冷たいところになっちゃったの」
「いまの厳しい社会情勢の中で、銀行も生き残っていかなくちゃいけないっていうのは、よくわかりますよ。でもね、だからといって、絶対にリスクのないところにしか融資しないってのは、やっぱり、ちょっと おかしいんじゃねえかなあ」
「収益の効率性という観点から見て、(浅葉営業統括部長が導入した)支店評価システムほどの有効なシステムは、ほかに存在しないかもしれません。しかし、支店評価システムには決定的な過ちがあるんです。それは、わたしたち人間の可能性を信じていないということです」
「あんたが作ろうとしてた銀行は、銀行のための銀行なんですよ。あなたが頭取になった銀行は、誰ひとりとして幸せにすることはできない。いま必要なのは、ひとを幸せにすることができる銀行なんじゃないですかね」
テレビ朝日/2019年11月17日放送
【脚本】李正姫/【原作】江上剛
歪んだ波紋・第3話 [歪んだ波紋]
「(新聞は)第四権力だ。自分たちで、自分を監視するのは当然」
「情報は自由になりたがる」
「武器を作る人間と、それを使う人間は、どっちの罪が重いんだろうな」
「会社ってのは組織だ。けど、オレや垣内、一平はチームだった。ケンカもしたし、張り合ったりもしたけど、戦うときは一緒だった。(中略) 大事なのはチームだ。いいチームを作れよ。まず、大切なメンバーは家族だ。そこからゲームは はじまる」
NHK BSプレミアム/2019年11月17日放送
【脚本】向井康介/【原作】塩田武士
仮面ライダーゼロワン・第11話 [仮面ライダーゼロワン]
「芝居ってのはね、こう、人間と人間のぶつかり合いなんだ。(中略) それらしい演技を小手先でされても、それは芝居じゃない。芝居ってのは、人間の厚みが出るもんだ」
「おまえを救えるのは、オレだけだ。おまえを強くできるのも、オレだけだ」
テレビ朝日/2019年11月17日放送
【脚本】筧昌也
Re:フォロワー・第7話 [Re:フォロワー]
「雑草なんて言葉は使っちゃダメ。どんな花でも名前はあるんだから」
「最大公約数が不幸にならないように生きるのは、間違ってるとは思わない。だが、その裏で本当に泣いてるやつが、ひとりいるんです。それを救ってやるのが真実だと、オレは思います」
テレビ朝日/2019年11月16日深夜放送
【脚本】西田大輔
決してマネしないでください。・第4話 [決してマネしないでください。]
「会話にさ、正解も不正解もないが、口のうまさは重要だぞ。(中略) 女の子に『なにもしていないのにパソコンが壊れた』と言われたら、『なにもしないから、家に行かせて』だ。正解だけが答えじゃない」
「(彼女のほうが3、4才 年上だと)やっぱり、その差って大きいんでしょうか」
「気候変動の研究をしているぼくからすると、10年ぐらいは誤差だ」
「地質を研究するオレからすると、1000年ぐらいは誤差だ」
「銀河の研究をしているわたしからすると、1万年ぐらいは誤差だ」
「ケチャップを出すとき、ビンの底を叩いてはいけません。ケチャップ自体の慣性で、底に張りつきます。ケチャップが固まるのは、デンプン同士が結びつくせいで、それを切るには振動がいちばんです。このように(上下に)振ると、ドロっとします。叩くなら、こうやって口側を持った手を、下から叩いてください。慣性で下に流れます」
NHK/2019年11月16日放送
【脚本】福田晶平/【原作】蛇蔵
俺の話は長い・第6話 [俺の話は長い]
「オレもいろんな問題の解決を、時間の経過に頼ってきたけど、ま、半々かな。時間が解決してくれることも、もちろんあるけど、自分が変わらない限り、解決しない問題もたくさんあるよ」
「望みが かなわないひとは、悩みが尽きないし、望みが かなったひとも、そのあと どうするかで悩み続けんだよ」
「あるひとに言われたの。やりたいことが見つからなくて、なにもしないのは よくないから、嫌じゃないことから はじめてみたらって。(中略) 好きなことを仕事にしたいっていう気持ちに こだわることは、全然 悪いことじゃないんだけど、動かないと、やりたいことに新たに出会う機会が減るから、余計、悪循環なんだよね」
日本テレビ/2019年11月16日放送
【脚本】金子茂樹
引き抜き屋 ~ヘッドハンターの流儀~・第1話 [引き抜き屋]
「こっちはダマすわけでも、おいしいことを適当に言って釣るわけでもないの。(ヘッドハンターを)詐欺師みたいに言わないでよ。これが最善だという道をどこまで示せるかでしょ。その最善を探すのも、わたしたちの仕事なの」
WOWOW/2019年11月16日放送
【脚本】渡辺千穂/【原作】雫井脩介
少年寅次郎・第5話(最終回) [少年寅次郎]
「子供たちの味方になってくれて、ありがとう。子供にとって、いちばん大事なのは、自分の味方になってくれる大人がいるってことだ。あの子たちは幸せだ」
NHK BSプレミアム/2019年11月16日放送
【脚本】岡田惠和/【原作】山田洋次
スカーレット・第42話 [スカーレット]
「キュウちゃんの先には、一番や二番がおる。はよ追いつきたい思うとるやろうけど、近道はないねん。あってもな、近道はおすすめせえへん。なるべく時間をかけて歩くほうが、力がつく。歩く力はな、大変な道のほうが ようつく。よう力つけとけ。いましかできひんことや」
NHK/2019年11月16日放送
【脚本】水橋文美江
深夜食堂4 -Tokyo Stories-・第6話(第37話) [深夜食堂]
「あたしもさ、若いころはフワフワしたキレイな雲みたいなもんを追いかけたもんだよ。ひとが うらやむような暮らしとかさ。でもね、そんなもんは捕まえたと思ったって、手の中には なんにも残っちゃいないんだ」
TOKYO MX/2019年11月15日深夜放送(2016年10月21日より、Netflixにて配信)
【脚本】ねじめ彩木/【原作】安倍夜郎
ネットや携帯電話向けに制作・配信されたドラマについては、テレビ放送されたもののみ採録の対象としています
地上波では第2話が欠番のため「第6話」扱い(EPG等の表記に準拠)。通算話数は第2話も含めた「第37話」として残します
ミス・ジコチョー ~天才・天ノ教授の調査ファイル~・第5話 [ミス・ジコチョー]
「起こり得ることは、いつか必ず起きる。たとえ0.001パーセントの可能性でも、いつか失敗は起こり得るという視点で、二重、三重にチェック体制を組む必要があります。なぜなら、どのようなシステムも同様に、扱うのは人間だからです」
NHK/2019年11月15日放送
【脚本】徳尾浩司
4分間のマリーゴールド・第6話 [4分間のマリーゴールド]
「たまにいるんだよね、ああいう子。分け隔てないとか、平等に みたいなことが、理屈じゃなく できちゃう子」
「虫でも、犬でも、花でも、ひとでも、好きとか嫌いの前に、じっと観察するんですよ。(みんなに同じく興味があって)しかも先入観がない。そうやって関係がはじまるから、(沙羅は)誰の気持ちも受け入れられるし、認められるんだと思います」
「わたしは あのひとと結婚できてよかった。一緒にいられるってだけじゃなく、関係が約束されるっていうのは、やっぱり幸せだよ。でも、惚れた腫れたで結婚するなら、やめたほうがいい。なにかひとつ、尊敬できるところがあるなら、結婚する価値のある相手だと思う」
TBS/2019年11月15日放送
【脚本】櫻井剛/【原作】キリエ
赤ひげ2・第3話 [赤ひげ]
「なるほど、世の中うまくできてますね。ブラブラしている兄貴に、働き者の弟――。両方 デキが悪いんじゃ、目も当てられませんが、両方 デキすぎっていうのもまた、世間の恨みを買いますからね」
「けがれた女? (おまえに)そう言ったのは誰だ。(中略) けがれていない人間などいない。誰も彼もが けがれている。おまえにそう言った人間も、このわしも けがれている。そんな言葉で、自分を辱めるんじゃない」
NHK BSプレミアム/2019年11月15日放送
【脚本】川崎いづみ/【原作】山本周五郎
スカーレット・第41話 [スカーレット]
「ぼくなあ、従軍画家として大陸に渡ったんや。そこで戦争画っちゅうもん、初めて描いたわ。空とか鳥とかちゃうで。鉄砲の弾が飛び交う絵や。子供が野原で遊んどる絵やない。兵隊さんが鬼気迫る顔で、敵に立ち向こうて、勇ましゅう戦う絵や。(中略) 戦争のため いうてもな、そんなん絵にできひんわ。なあ? せやから、もう・・・いつやったか、戦争 終わった いわれてもな、もう・・・もうアカンわ。もう描けん。絵なんか、一生 描けんと思うた。ほいで、ほかの仕事、転々としてな。そんときな、こいつと出会ったんや。火鉢によ、絵が描いてある。えっ! うわあ、思うてな。こんなとこに絵? 暖 取るために絵なんていらんやん。なあ? そやけど、描いてあるんや。どういうこっちゃ。あ、そういうこっちゃ。そうかあ、これが “戦争が終わった” っちゅうことや。火鉢の絵 見てな、実感したんや。まあ、なんと贅沢な・・・なんと贅沢なことを、日本は楽しむようになったんや」
「負けたらアカン。なんかやろう思うたときに、お金がないことに気持ちが負けたらアカン」
NHK/2019年11月15日放送
【脚本】水橋文美江
モトカレマニア・第5話 [モトカレマニア]
「そのときした行動が、きっとそのときの正解」
「ひとの気持ちを全部 受け止める必要なんてない。ただ・・・だからって、自分の気持ちからも逃げ続けてたら、いつか本当に欲しいものが なにか見えなくなると思うよ」
「前だけ見てるの、いいと思います。それは わたしには できないことだし。けど、うしろに置いてきたものがあるのに、それをホントは わかってるのに、見ないで消すって、それって本当に前向きですか」
「きちんとピリオドを打たなかった後悔は、幽霊みたいに ずっと くっついてきますよ」
フジテレビ/2019年11月14日放送
【脚本】坪田文/【原作】瀧波ユカリ
科捜研の女 SEASON19・第20話 [科捜研の女]
「怒りや暴力ってのはな、ひとを傷つけるだけじゃない。自分が大事にしてきたものまで奪っていくんだよ」
「(善玉菌と悪玉菌の比率は)ひとそれぞれかな。でも、いちばん多いのは日和見菌。そのときの状況で、善にも悪にもなる菌――。(人間と同じ?)そうよ、人間は菌で できてるんだもん」
テレビ朝日/2019年11月14日放送
【脚本】山上梨香