ブギウギ・第119話 [ブギウギ]
「いいじゃねえかよ、負けたって。オレなんか、いつもビリだよ。(中略) おまえは負けても2番じゃねえか」
「あなた、羽鳥先生に甘えてるだけじゃない。先生なら『あなた以外には歌わせない』って言ってくれるって、期待したんでしょ。だから、『先生がいいならいい』なんて、決定をゆだねるような卑怯な言い方をした。あなたは水城アユミに歌わせたくないくせに、自分でそれを言うのは恥ずかしい。きっと先生なら止めてくれるだろう・・・。そりゃ、先生もカチンとくるわ」
「あなたは水城アユミと同じステージに立って、比べられるのが怖いだけじゃない? むこうは右肩上がりの、生きのいい若手。あなたは人気も声も落ちてきたロートル。まえみたいに歌って踊るのも、キツそうに見えるわ。それを認めたくないだけじゃない? (中略) なに、逃げてんのよ。肉体の衰えなんかより、そっちのほうが100倍みっともないわよ」
「自分の弱さに目を向けなさい。自分の弱さも取り込んで歌うってもんでしょう、歌手は」
NHK/2024年3月20放送
【脚本】足立紳
瓜を破る 〜一線を越えた、その先には・第9話(最終回) [瓜を破る]
「話し合って、それでもムリだと思ったら、一度 手放してみるのもアリなんじゃない? なんでもかんでも頑張るなんて、ムリムリ」
「処女を喪失することを『瓜を破る』と書いて、『破瓜』って言うらしい。硬い瓜を割るなんて、痛そうでちょっと怖いって思ってた。でも、いまならわかる。誰かの心に近づくって、痛いことなんだ。痛みの先には、きっと続きがある。だから、わたしは今日も傷を作りながら、それでも前に進んでいきたい」
TBS/2024年3月19日深夜放送
【脚本】おかざきさとこ/【原作】板倉梓
ユーミンストーリーズ・第3話「春よ、来い・第2話」 [ユーミンストーリーズ]
「会社の中の派閥争いみたいなやつに勝手に巻き込まれて・・・で、いつの間にか はじき出されてた。(中略) 告白もしてないのにフラれた気分だよ。こっちからフッてやりたくもなるだろ」
NHK/2024年3月19日放送
【脚本】澤井香織/【原作】川上弘美
マルス -ゼロの革命-・第9話(最終回) [マルス]
「わたしはね、いまの社会もそんなに嫌いじゃないの。あなたたちの言うように、一部の大人にとって都合のいい閉鎖的な世界かもしれないけど、それでも他人の力になってくれる大人はちゃんといる」
「なにやってんだろうな、オレたちは。国の行く末なんて なんの興味もないやつらのために、こんな 体 張って。結局、なにも変わらなかった。どれだけ危機感を煽っても、ひとごとのように嘲るだけで。こんな国、滅びて当然なんだよ」
テレビ朝日/2024年3月19放送
【脚本】武藤将吾
I am... 23歳たち・第5話「終りの季節」(最終回) [I am...]
「みんな、未来のこと気にしすぎじゃない? 未来よりもさ、圧倒的にいまでしょ、大事なのは。いまは、いましかないんだし。やり直しもできないし、後戻りもできないし。進むしかないよ」
フジテレビ/2024年3月18日深夜放送
【脚本】鈴木健太
先生さようなら・第9話 [先生さようなら]
「好きって気持ちを伝えるのは、相手に自分の感情を一方的に押しつける行為になるのか・・・。でも、伝えたいよね」
「わたしは あなたの教師らしからぬ振る舞いが嫌いです。やり方は ひとそれぞれだ。正解は いくらだってある。ただ、生徒を置いて辞めることだけは間違いです」
日本テレビ/2024年3月18日深夜放送
【脚本】渡邉真子/【原作】 八寿子
ブラックガールズトーク・第7話 [ブラックガールズトーク]
「いますぐ思い出せ、デリカシー。なんで 毎回 三歩も歩いてないのに、すぐデリカシーを忘れる? ケータイの待ち受けに『デリカシー』って書いて、登録しといたら?」
テレビ東京/2024年3月18日放送
【脚本】舘そらみ/【原作】マキノマキ
ユーミンストーリーズ・第3話「春よ、来い・第1話」 [ユーミンストーリーズ]
「言っとくけど(合コンなんて)苦手じゃないひとのほうが少ないからね。自分の特技、これでもかって振りかざしてさ。失敗しても次の試合で取り返すみたいな根性と体力あるやつしか、好きじゃないからね。スポ根マンガに出てくるようなタイプの人間だけだよ」
「(オレは)モテないわけじゃないと思う。告白するより、されることのほうが多かったし。でも、別れると決めるのも、いつもむこう。彼女たちはオレが真面目で いいひとそうだから好きになって、いいひとなだけだから飽きるらしい」
NHK/2024年3月18日放送
【脚本】澤井香織/【原作】川上弘美
君が心をくれたから・第11話(最終回) [君が心をくれたから]
「雨の心を支える言葉――。いろいろ考えたんだ。でも、やっぱり ひとつしかなかったよ。出会ったころから ずっと思っていたことだから。何度でも言うよ、100回でも、1000回でも、1万回でも。――雨はこの世界に必要だよ」
「太陽くん、わたしと友達になってくれてありがとう。恋人になってくれてありがとう。あなたと出会ってからの10年間は、人生で いちばん うれしい時間でした。大袈裟じゃなくて、本当に、本当に、そう思ってるよ。どうしてなんだろう。そんなの決まってるね。太陽くんが わたしを必要としてくれたから。たくさん笑ってくれたから。一緒に生きてくれたから。それと・・・きみが心をくれたから」
フジテレビ/2024年3月18日放送
【脚本】宇山佳佑
ブギウギ・第117話 [ブギウギ]
「福来くんとは もう何十曲もブギを作ってきたし、そろそろ飽きてくるひとがいても当然ですよ。(中略) 流行歌は大衆の好むところにピントが合わないと終わりですからね」
NHK/2024年3月18放送
【脚本】足立紳
アイのない恋人たち・第9話(最終回) [アイのない恋人たち]
「オレ、生まれて初めて好きになったひとが、愛でホントによかったと思ってる。おまえのおかげで、自分はこんなに ひとを愛せる人間なんだってわかったから。稲葉愛が初恋のひとなのが、オレの人生の誇りだ」
「大切なひとを笑顔にすれば、それだけで幸せな気持ちになれる」
「不安や後悔はきっとやって来るけど、過去には戻れない。未来は わからない。なら、いまを精一杯 生きよう、大切なひとたちと」
テレビ朝日/2024年3月17日放送
【脚本】遊川和彦
舟を編む 〜私、辞書つくります〜・第5話 [舟を編む]
「学習指導要領では(小学校で辞書を使いはじめるのは)3年生からです。でもね、はまるのよ・・・1年生から辞書に触れると。もう、夢中で辞書を読んでくれるようになるんです、宝探しをするように」
「運動会とか、合唱コンクールとか、なにかを頑張るときに、お父さんが(クリームソーダを)飲ませてくれて・・・。ごほうびにしちゃうと、ごほうび目当てで頑張ることになっちゃうからって。なにかを頑張った ごほうびは、その頑張った なにか からもらえる・・・・勝っても負けても、うまくいっても いかなくても」
「あるよね、思ってもないこと言っちゃうこと。で、思ってるけど言えないこと。あるある」
「信じるために、疑ったんですね・・・。この先も お母さんを信じるために、お母さんは そんなこと 言うはずないって、言葉を疑ったんですね」
NHK BS/2024年3月17日放送
【脚本】蛭田直美、塩塚夢/【原作】三浦しをん
※ 1段目は2名による連続した台詞をつなげたものです
さよならマエストロ ~父と私のアパッシオナート~・第10話(最終回) [さよならマエストロ]
「たまたまなんだよ、マエストロが晴見フィル 来たの。もし現役だったら、あのひとがオレらのオケで振るなんて あり得ねえんだよ。世界で活躍できるひとなんだよ。それ いいのかよ・・・草野球チームが大谷翔平 囲っちまって」
「わたしたちとだって、おもしろいことできると思います。だって、マエストロが教えてくれたから・・・音楽は上手なひとたちだけのものじゃないって」
「もらったものが多すぎて・・・。ぼくらに返せることがあるとしたら、夏目さんの背中を押すことぐらいじゃないのかな」
「どこで 誰と過ごすのが、父にとって幸せかなんて、家族であっても、ひとが決めることじゃない――そういうふうに納得しようとしました。でも、ダメなんです。だって、父は天才でも、完成品でもないから。指揮者の世界じゃ、父なんて まだまだ若手の ひよっこです。これからの ひとなんです。これからだったのに、わたしが時間を止めてしまったんです。あのひと、5年も休んでたせいで、まだちょっと寝ぼけてるんです。これ以上、のんびりさせたくない。落ち着かせたくない。叩き起こしたい。父にとって、あこがれの先生に刺激をもらって、新しい自分を引き出されて、あこがれのオーケストラと音を奏でる時間は、とても難しくて、わくわくするような挑戦になると思います。きっと それは、狼の口に飛び込むような挑戦になると思うんです。思いっきり飛び込んで欲しい。だって、指揮者はパパの人生そのものだから」
「晴れてるほう 眺めりゃ、そこは いつも いい天気ってことですよ」
TBS/2024年3月17日放送
【脚本】大島里美